健康経営
健康経営優良法人(大規模法人部門)認定
南海放送株式会社は経済産業省および日本健康会議より「健康経営優良法人2024(大規模法人部門) 」に認定されました。昨年度に続き5年連続での認定となります。
また、グループ会社のRNBコーポレーション株式会社も「健康経営優良法人2024(中小規模法人部門) 」に認定されました。
健康経営優良法人とは
地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度。2024年度は、大規模法人部門2,988法人、中小規模法人部門16,733法人が認定されました。
2021年ベストプラクティス企業認定
愛媛労働局では、毎年「過重労働解消キャンペーン」期間中に働き方改革を積極的に推進している県内企業を1社「ベストプラクティス企業」として選定。2021年は南海放送が「ベストプラクティス企業」に選ばれました。
理念
人材こそ最大の企業資産と認識し、社員のスキルアップと健康サポートに投資する。
健康宣言
南海放送株式会社は、社員一人ひとりが心身ともに健康で明るくいきいきと働くことができる環境づくりを目指し、社員の健康の維持向上に努めることを宣言いたします。
南海放送株式会社
代表取締役社長 大西康司
方針
心の健康
ストレスチェックによる組織分析や産業医、産業カウンセラーとの連携により、心の健康を実現する。
自由闊達な風土に満ちた職場を実現し、多様な人材がいきいきと働き続けられる会社になる。
体の健康
健康保険組合と連携し日常的な運動と食生活の改善を通して体の健康を実現する。
健康診断の100%受診と再検査の促進により、病気の早期発見・治療に努める。
地域の健康
放送、スポーツイベントなどを通じて地域の健康増進活動を推進する。
防災士など地域の安心安全向上に貢献できる人材を育成する。
組織・体制
健康経営推進最高責任者:取締役執行役員 小倉健嗣
取り組み
心の健康対策
- 健康経営・SDGs推進チーム、ワーク・ライフバランス推進担当を任命。
- 日本産業カウンセラー協会と連携。
- ストレスチェックの100%受検(2018年から7年連続)と組織分析の実施。グループ会社全体で実施。
- ハラスメント研修の実施と「レスキューメール」制度の策定。グループ会社全体での運用。
- 働き方改革の推進(労働時間削減、コミュニケーション促進)
- ノー残業デー(週1回)、全社一斉定時退社日(月1回)の設定
- 社内スタッフへの継続的な人事ヒアリング
- 360度評価制度導入
- 女性の心と体をサポートするメンターを任命
体の健康対策
- 民間放送健康保険組合と連携
- 健康診断100%受検(2018年から6年連続)
- 健康診断オプション検査費用補助(上限1万円)
- インフルエンザ予防接種費用全額補助(家族は一定額)
- 脳ドック費用補助(上限2万円)
- 部活動の支援
- 体力テスト(体力年齢測定)の実施。他企業と共同実施。
- 提携スポーツ施設利用促進
- 健康診断時に風しん抗体検査を推奨(64%以上検査済)
- 女性特有の体調不良や妊活時に使用できる休暇「エフ休」を新設(特別有給休暇12日)
- 社内喫茶で栄養バランスのとれた食事を提供
地域の健康対策
- テレビ放送、ラジオ放送で情報発信 ⇒番組はこちら
- 「愛媛マラソン」の主催と6時間生放送
- 防災士受講費用補助(有資格者 29名、防災協力事業所)
- 災害ボランティア休暇の制度化(2018年度取得実績3件)
- えひめ健康企業応援プロジェクト
- Well-being愛媛
- 笑顔で元気プロジェクト
女性活躍に関する取り組み
目標
職場と家庭の両方において男女がともに貢献できる職場風土を作るため、育児休業の取得率向上を目指す。
- 対象となる男性社員の育児休業または出生時育児休業の取得率100%、取得期間4週間。
- 対象となる女性社員の育児休業取得率を100%、取得期間1年間とする。
取組み
- 若手社員を対象とした仕事と家庭の両立を前提としたキャリアイメージ形成のための研修・説明会を実施する。
- 対象者に自社の育児休業制度を説明した上で取得希望を書面で確認する。
- 育児・介護休業取得応援手当を新設し、育休を取りやすい職場づくりに努める。
- 女性特有の体調不良や妊活時に使用できる休暇「エフ休」(特別有給休暇12日)を新設。
- メンター2名が一人ひとりに寄り添ったオーダーメードのサポートを行う。
期間
2022年4月~2025年3月
現状・健康経営の取組みによる効果
2023年度
育児休業取得率 | 男性 87.5% | 平均取得期間 3.3週(対象者7名) |
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女性 100% | 平均取得期間 1.2年(対象者1名) | |
有給休暇 | 取得率 47.3% | 平均取得日数 9.3日 |
平均勤続年数 | 21.2年 | 男性 22.6年 女性 13.3年 |
2024年度
- 社員の働きがい指数
アブセンティーイズム | 3.5日(2.7日) |
---|---|
プレゼンティーイズム | △26%(△23%) |
ワークエンゲージメント | 2.8(2.6) |
仕事満足度 | 2.8(2.9) |
主体性 | 3.1(2.9) |
創造性 | 3.0(2.7) |
アクサ生命保険(株)調べ 回答者数95名、回答率84%
カッコ内は他社参考値(2022年の健康習慣アンケートから算出)
ウェルビーイング指標(目標値4.0)
心身ともに健康・安全で働けている | 3.12(3.39) |
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自律的にキャリアを構築できている | 3.26(3.17) |
会社内での関係性や社会とのつながりに満足している | 3.32(3.27) |
日経統合ウェルビーイング調査(伊藤版Well-beingスコア):一橋大学CFO教育研究センター長・伊藤邦雄氏監修のもと、Well-being Initiative経営委員会において質問内容を精査した社員のWell-beingを測定するための指標。
5領域・計56問の設問から構成されている。カテゴリ別Well-beingは5点満点で評価され、一部指標で4.0pt以上獲得を達成目標としている。
カッコ内はベンチマーク
回答者数57名、回答率56%
ストレスチェック(いきいき度)の改善
2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
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いきいき度 | 120 | 116 | 120 | 122 | 121 | 121 | 123 | 125 |
※SBアットワーク社調べ
※全国平均100。120:全国調査の結果と比較して上位16%に入る程度
えひめ健康企業応援プロジェクト
少子高齢化による人口減少社会を迎える中で、従業員の高齢化や人材の確保難が深刻化しており、企業の人手不足解消や生産性の向上が課題となっています。こうした問題を解決するため、従業員の健康管理を経営的視点から戦略的に実践する「健康経営®」が注目されていますが、愛媛県においてはまだ認知度が低いのが実情です。
「えひめ健康企業応援キャンペーン」では、南海放送のテレビ、ラジオ、セミナーを通して、職場や家庭での健康づくりを皆さんと一緒に考え、応援していくこととします。※「健康経営®」は、NPO法人 健康経営研究会の登録商標です。
Well-being愛媛
愛媛県における健康経営やSDGsの取り組みを推進するため、愛媛の「健康経営優良法人」認定企業が中心となり一般社団法人 社会的健康戦略研究所の愛媛ユニットとして2021年6月に設立。健康経営・SDGsを推進することで、新しい時代に最適な地域や社会の「Well-being(ウェルビーイング)」に繋がる愛媛モデルの共創を目的としており、県内企業、自治体、学校と連携して愛媛地域への社会実装を図る。