筆を口にくわえて描く伊予市出身の画家・田中潤也さん 今治市で個展はじまる
筆を口にくわえて絵を描く伊予市出身の画家、田中潤也さんの愛媛県内では初めてとなる個展が今治市で始まりました。
今治市古国分できょう始まった個展「ON AIR」。作品を手掛けた伊予市出身の画家、田中潤也さんは小学2年生の時に交通事故に遭い、頸椎を損傷、首から下を動かすことができなくなりました。
小学校の先生のアドバイスで筆を口にくわえての習字をはじめ、その後、文字だけでなく絵も描くようになり、創作活動を続けています。
今回の個展では田中さんの地元、伊予市の下灘駅やしまなみ海道などを描いた作品22点が展示されています。
田中潤也さん:
「日々のしんどい思いややるせない思いをされている時があるかもしれないけど、絵の手紙が届けられたらいいなと思っています」
田中潤也さんの個展は今月20日まで開かれています。