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番組審議会とは、南海放送が放送する番組の向上改善と適正を図るため、
放送番組等の審議を行うことを目的として設置された審議機関です。


番組審議会選定 平成29年優良番組はこちら

【第652回 番組審議会】

テレビ番組

「薫ちゃんへ。1825通のラブレター~認知症の妻へ・・・~」

ラジオ番組

「晴れの日が終わる夏 ~城川『どろんこまつり』が問いかける~」

6月の番組審議会が、6月28日(木)午後3時から本社の役員会議室で7名の委員が出席して開かれました。

テレビ、ラジオ、それぞれの合評番組の審議を行い、テレビ番組では南海放送が制作した日本民間放送連盟賞 テレビ教養番組部門出品番組「薫ちゃんへ。1825通のラブレター~認知症の妻へ・・・~」について、委員から次のような意見が出されました。

《テレビ番組》
「薫ちゃんへ。1825通のラブレター~認知症の妻へ・・・~」
放送日時:平成30年5月28日(月)25:35~26:20(南海放送 制作)
※日本民間放送連盟賞 テレビ教養番組部門出品


[番組概略]
これからの日本が必ず直面するであろう問題、老老介護。老いたパートナーが老いたパートナーの介護をする・・・。

瀬戸内海と宇和海に囲まれた半島の街、愛媛県伊方町。ここに、一組の夫婦がいる。金森一臣さん67歳、妻薫さん67歳。同級生の夫婦は中学3年生のとき、薫さんが一臣さんにラブレターを渡したことから交際がスタート。21歳で結婚し、以来46年、二人で歩んできた。2人の子供を育て上げた夫婦に異変が起きたのは14年前のこと。

53歳のとき、妻薫さんの物忘れがひどくなり、大学病院で下された診断は「若年性認知症」。

そこからゆっくりと症状は進み、今では人の認識をすることは全くできない。施設への入居を考えたことはあるが、現場を見て薫ちゃんを預ける気にはどうしてもなれなかった。症状がひどくなり始めた5年前から、一臣さんはノートに二人の日々を綴り始めた。

その「言葉」には、一臣さんの薫さんへの愛が満ち溢れている。分厚いノートに綴られる決して読まれることのない薫ちゃんへのラブレター。

薫ちゃんが決して分かることはない、5年間1825通のラブレター、妻への想い。


[各委員の意見]
○役者が演じるわけではありませんから、取材や編集では難しいところもあったかとは思いますが、こんな形で紹介することには大きな意義があったと思います。

○家事や育児において、夫婦が協力し合い互いを補い合うという姿勢が必要ではないかと、今回の番組を見てそう感じました。

○今回の番組を見て、自分が認知症になった場合、暴れて家族を傷つけるかもしれないから、いっそ自殺すべきではないかと考えるくらい、重い内容に感じました。

○これが全国放送されるなら、ひょっとしたら自分も認知症かもと思っている人も、認知症の家族を介護しなければならないかもと思っているジュニア世代も、心をわしづかみにするのではないでしょうか。

○この番組を見た方はみんな、これまでの自分の生き方や今後どう生きればよいかも含めて、深く考えさせられたのではないかと思います。

また、ラジオ番組では、南海放送制作の日本民間放送連盟賞 ラジオ教養番組部門出品番組「晴れの日が終わる夏~城川『どろんこまつり』が問いかける~」の合評が行われ、次のような意見が出されました。

《ラジオ番組》
「晴れの日が終わる夏~城川『どろんこまつり』が問いかける~」
放送日時:平成30年5月31日(木)22:00~22:40(南海放送 制作)
※日本民間放送連盟賞 ラジオ教養番組部門出品


[番組概略]
毎年7月の第1日曜日に西予市城川町土居地区で開催されていた「どろんこ祭り」。

五穀豊穣を祈る行事で130年の歴史があり、県無形文化財となっています。昔ながらの田植えを順序だてて表現し、人々が泥だらけになって、神楽などを演じるユーモラスなお祭り。

地元の方は「おんだまつり」と親しみをこめてよびます。しかし、今年、どろんこ祭りは行われません。取材を進めると全国で「まつり」が消えることは決して珍しいことではないといいます。なぜなのでしょうか?


[各委員の意見]
○どろんこ祭りがなくなったら、この地域の方々はほっとするのと同時に、つまらなくなってしまうのではないか、でも時の流れと共にいろいろなものを失ってもいるのだなと考えさせられました。

○祭りの関係者をたくさん登場させ、費用や演じ手の確保など、その存続が限界に来ていた状況を丁寧に描いていて、運営の大変さがリアルに伝わってきました。130 年間も続いた祭りも、やめざるを得ないという事情がよくわかる番組になっていたと思います。

○人口減少や高齢化は、愛媛県だけの問題ではありません。祭りにしても、日本全国でどんどんなくなっているのが現実です。昔と同じことをやろうとするから無理があるわけで、祭りのあり方そのものを変えるべきなんです。

○合併して地元に“風”が吹かず、主役でもなくなったのに、なぜ昔と同じように祭りをやらなければいけないのか、となったわけです。

○これまであったものをやめるとか、転換させるというのはとても難しい問題ですけど、自分たちに問われていることだと思いますね。その意味で、今回の番組はとても示唆を与えてくださった気がします。


以   上
(番組審議会事務局)

淺井直子(委員長)

主婦・詩人

樋口康一(副委員長)

愛媛大学 名誉教授

浅野幸江

ギャラリーしろかわ元館長

森本しげみ

NPO法人シアターネットワーク えひめ 代表理事

稲葉隆一

大一ガス(株)代表取締役社長

柳田幸男

(株)愛媛新聞社専務取締役

村田毅之

松山大学法学部教授

* 南海放送番組基準 *

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