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番組審議会とは、南海放送が放送する番組の向上改善と適正を図るため、
放送番組等の審議を行うことを目的として設置された審議機関です。


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【第673回 番組審議会】

テレビ番組

「パパとなっちゃんのお弁当」

ラジオ番組

「『感染』―正義とは何か―」

6月の番組審議会が、6月19日(金)、新型コロナウイルス対応のためリポート提出形式により開かれました。7名の委員全員より、テレビ、ラジオ、それぞれの合評番組についてリポートで審議が行われ、テレビ番組では南海放送が制作した「パパとなっちゃんのお弁当」について、委員から次のような意見が出されました。

《テレビ番組》
「パパとなっちゃんのお弁当」
放送日時:2020年5月17日(日)16:00~16:30(南海放送 制作)


[番組概略]
新居浜市の商店街で眼鏡店を経営している青野泰介さん。シングルファーザーの青野さんは、両親、そして高校3年生の夏月さん(なっちゃん)と暮らしています。(長女はこの春、大学で東京へ)普段の食事や家事は、青野さんのお母さんが主に担当していますが、青野さんが絶対に欠かさない日課があります。それは、なっちゃんへのお弁当作りです。今まで料理といえば焼きそば位…そんなパパが、夏月さんの高校進学を機に弁当作りを始めました。当時なっちゃんは「多分1回だけだろうな。なんでも途中でやめるやん、ダイエットとか!」だったそう。ですが、パパは毎日毎日弁当を作り続け、今年4月にはお弁当作り500回を迎えました。なっちゃんへのお弁当に、必ず添えられるのがパパ直筆の「お品書き」です。弁当を作り終えると、筆ペンで毎朝書く、それもパパの日課です。「18歳になったなっちゃんへ―」「高校最後の大会へ向かうなっちゃんへ―」「今日は二日酔いだ…」「ダイエットを始めた自分の体重の経過」などなど最初は弁当のお品書き!でしたが、今では、なっちゃんへの思いが綴られたお品書きとなっています。お弁当、来月1日の卒業で700回を迎え3年間のパパとなっちゃんのお品書きお弁当が終わります。卒業後は、東京の大学に進学するなっちゃん。娘と離れ離れになるパパ。何気ない日常の中に、いつもそばにあったお弁当とお品書きを通して、父と娘の絆、てづくりのあたたかさ、家族の存在について伝えます。


[各委員の意見]
○高校生の娘さんの昼食のお弁当をシングルファーザーが700回作り続けたことは立派なことではある。だが、なぜお弁当を作り始めたのか、そのきっかけや思いをもう少し掘り下げた取材が必要だったように思う。

○長引くコロナ騒動に、いい加減うんざりしている時に、頑張ったパパの紹介番組を見せてもらって癒やされました。

○なっちゃんの「いつか分かります」という言葉。このお品書きが何度か読み返される日、成長していくなっちゃんの姿に希望が感じられます。

○微妙ともいえる年齢なのに、友達にも見せる、嫌がらせとも受け取れる青のりやピーマン満載も軽く受け流したり、いつも明るく振舞い、パパのお遊びに付き合う余裕のあるなっちゃんも、たいした若者だと思います。いまどき珍しい、とても素敵な親子です。

○カメラに映る親子二人の日常をお弁当を真ん中において写し撮ったドキュメンタリーは、撮影して編集して初めて、レンズには映りきらない家族の気持ちのような形を捉えているのかな〜なんて感じさせてくれた番組でした。

○親目線、子供目線に一喜一憂しながらも、ハラハラドキドキの展開に、一緒になって見守っていた事は、番組として大成功だったんではないでしょうか。

○なっちゃんの卒業と同時に終わってしまうことがわかっているので、パパの表情や番組全体の趣がしっとりした雰囲気になっていてよかったです。

また、ラジオ番組では、南海放送が制作した「『感染』―正義とは何か―」について、次のような意見が出されました。

《ラジオ番組》
「『感染』―正義とは何か―」
放送日時:2020年5月30日(土)14:00~14:44(南海放送 制作)


[番組概略]
世界中に感染が広がる新型コロナウイルス。日本国内でも緊急事態宣言が出され、ステイ・ホームやイベント自粛、マスク不足、デマによるトイレットペーパー買いだめなど、医療だけでなく経済面など様々な分野に大きな影響を与え続けています。さらには、感染者へのいわれなき差別的な発言や書き込み、事前に想定しなかった2次的な被害が生じました。県内で起こった事例を元に、新型コロナウイルスは今、何をつきつけたのか問いかける緊急特別番組。


[各委員の意見]
○今後も新型コロナウイルスではなく、他の感染症も必ず問題化する時がある。今回の新型コロナウイルスの現状に学び、報道のありかたも問われているのだと思う。

○県内初の感染者が確認された3月2日から2カ月半の取材音源を使った報道特別番組でしたが、タイトルを見て大いに期待したものの、何回聞いても「正義」という言葉の使われ方に違和感が残りました。

○このような警鐘を鳴らす番組は残念ながらまだまだ必要だと思います。今後も良識ある番組制作を望みます。

○扱ったテーマの故に、明るさや、ホッとするところが一切なく、また、コマーシャルも入らなかったので、人の愚かさ、怖さに、ただただじっくり直面させられて、深く考えさせられる番組でした。

○今回の番組は、「正義とは何か。」という問いに「自分はどう答えるのか。」と難題を突きつけられていると感じざるをえず、何度も何度も聴き返し、自問自答を繰り返す結果となり、大変息の詰まる番審でした。

○この番組はウイルス以上に怖いモノがあると気づかせ、ここを皆で乗り越えてこそのコロナの収束につながると教示され、テーマや問題提起もしっかり伝わる内容になっていたと思いました。

○「弱者」という言葉が何度か使われていましたが、私たちはみな弱者であり、正義で武装して攻撃し合っているだけなのかも、と感じさせられました。今後の取材にも期待したいです。


以   上
(番組審議会事務局)

稲葉隆一(委員長)

大一ガス(株) 代表取締役社長

柳田幸男(副委員長)

(株)愛媛新聞社 専務取締役

森本しげみ

NPO法人シアターネットワーク えひめ 代表理事

村田毅之

松山大学 法学部教授

山田ひろみ

陶芸家

徳田明仁

愛媛大学 ミュージアム准教授兼広報室副室長

近藤路子

(株)フードスタイル 代表取締役

* 南海放送番組基準 *

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