愛媛県の人気特産品情報【2024年版】みかんの解説や工芸品などのご紹介!

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グルメ

愛媛県の特産品やお土産といえば、やはりみかんを連想する人が多いかもしれません。

現に「紅まどんな」や「せとか」などは、いずれも贈答品の代表格で、みかんにおける知名度や人気では常にトップを守り続けています。

しかし、愛媛県には他にも有名な特産品が多くあり、いずれも是非知っていただきたいものばかりです。

みかん関連に加え、その他の一押しグルメや工芸品をぜひご覧ください。

※記事内容は2024年2月25日時点のものとなります。
値段やキャンペーンなどは閲覧日により変更されている場合があるため、公式サイトをご確認ください。

愛媛県のみかん

愛媛県産のみかんの品種は多数ありどれも魅力いっぱいですが、代表的な4種類をご紹介させていただきます。

1. 甘平

甘平

甘平(かんぺい)は、愛媛県発祥のみかんです。

平べったい見た目や薄い皮が特徴で、シャキッとした大粒のプチプチ果肉と食べごたえがあって甘いと評判です。

2. 紅まどんな

紅まどんな

紅まどんなは品種名「愛媛果試第28号」といい、愛媛県内限定の生産のため、非常に希少価値の高いみかんです。

断面の艶から想像できる通り、ゼリーのようなプルプルの食感と濃い甘さが特長で、贈答品として高い人気を誇っています。

3. いよかん

いよかん

いよかん(伊予柑)の名の通り、愛媛県で圧倒的な収穫量を誇っています。

爽やかな味が特徴で、スーパーにもよく並ぶため、比較的身近な品種でしょう。

4. せとか

せとか

せとかは極薄の果皮に限界まで実が詰まった、ジューシーな見た目が特徴です。

濃厚な甘さと高級感のある味わいから、“柑橘の大トロ”とも呼ばれ、親しまれています。

愛媛県の食べ物

1. 鯛めし

鯛めし(炊き込み)

愛媛県は実は鯛の生産量がとても多く、みかんに劣らず強いインパクトを残すのが、この「鯛めし」です。

切り身で品良く出てくる地域もありますが、特に愛媛県の鯛めしと言われて連想しやすいのは、形を崩さず一匹丸ごと釜で炊き込む形式で、その豪快さに目を剥きます。

鯛の姿そのままを堪能できてお祝い事に向いていることや、強烈な見た目に反して上品な味わいであることなど、人気のポイントが沢山詰まった郷土料理です。

愛媛は地域によって異なる鯛めしが作られており、鯛のお刺身を白ご飯に乗せ出汁をかけて海鮮丼の様に食べる方式も鯛めしと呼びます。鯛めしと言うとこちらの想像をする方も多いかと思います。

できれば両方の鯛めしを味わっていただきたいです。

鯛めし(刺身)

2. 地ビール

地ビール

愛媛県にはあちこちに酒造があり、様々な地ビールが製造されています。

道後温泉が有名なことから、湯上り後のビールの人気が定着しやすかったことも理由の一つです。

地ビールのお試し・飲み比べセットが贈り物として頻繁に選ばれています。

3. 五色そうめん

五色そうめん

白単色ではなく、ピンクや薄緑色の入り混じったそうめんを目にしたことのある人は多いでしょう。

正確には「五色そうめん」と称され、実はこれも愛媛県発祥なのです。

彩りの鮮やかさが特長で、ギフトとして長く重宝されています。

4.じゃこ天

じゃこ天

じゃこ天は、愛媛県近海で獲れる小魚をすり身にしたあと油で揚げている練り物で、老若男女問わず好まれている人気者です。

愛媛県内では食卓に上るのが当たり前なソウルフードで、知らない人は居ないと言っても過言ではありません。

5. タルト

タルト

愛媛県で言うタルトとは、一般的に「タルト」と聞いて連想しやすい、固い生地の上にクリームやフルーツの乗った洋菓子ではありません。

元は江戸時代に南蛮菓子からヒントを得て作られたもので、餡をカステラ生地で包んだ和菓子です。

全国の和菓子屋さんやコンビニで、同じようなものを見かけたことがある人も居るかもしれません。

かたつむりのように巻いた形が可愛く、松山の銘菓としてお土産でも非常に人気があります。

6. 坊っちゃん団子

坊っちゃん団子

坊っちゃん団子は、夏目漱石のベストセラー小説「坊っちゃん」にて、主人公が舌鼓を打った団子がモチーフとされています。

夏目漱石が赴任した経験があることから、愛媛県の松山市は夏目漱石ゆかりの地としても親しまれており、その香りを感じ取るのに欠かせないのが、この「坊っちゃん団子」なのです。

小説「坊っちゃん」の中には、道後温泉がモデルとされる温泉が登場しており、温泉の湯を泳ぐ愉快さや、その後に食べる団子の美味しさが綴ってあります。

松山で温泉に浸かったあとに坊っちゃん団子を食べれば、素晴らしい追体験ができるかもしれません。

小豆・黄身・抹茶の珍しい3色の組み合わせが色鮮やかで可愛く、夏目漱石をはじめとした文豪ファンであれば一度は堪能したい、貴重なお菓子です。

愛媛県の工芸品

1. 今治タオル

今治タオル

愛媛県の工芸品の中で最も身近で知名度も盤石なのが、この「今治タオル」と言って間違いないでしょう。

今や全国に流通するタオルの半分以上が今治産とも言われており、高いシェア率を誇っています。

なめらかな触り心地や吸水性の良さでギフトとしても勿論定評があり、今日まで多くの家庭に普及しているのです。

2. 伊予水引

伊予水引

愛媛県は水引細工の歴史が深く、どれも素晴らしいものばかりです。

愛媛県がかつて「伊予の国」と呼ばれていたことから、ここで生産される水引は「伊予水引」と称され、長いこと愛されています。

伊予水引は、熨斗用としては勿論、コサージュやバッグなどにもなるため、普段使いに適しているのが嬉しいポイントです。

また、祝儀に相応しい鶴や龍などの絢爛な水引細工も創られており、工芸品としての魅力も勿論満点です。

3. 真珠

真珠

愛媛県は真珠の養殖が盛んに行われており、生産量としても全国の中で首位を争える位置に居ます。

愛媛県産の真珠は特に繊細で奥ゆかしい輝きがあると、愛好家から然程宝石に興味が無かった人まで様々な人を虜にしてきました。

波穏やかな宇和海を臨む愛媛県ならではの、特別な品です。

4. 砥部焼

砥部焼

砥部焼は、愛媛県の伝統的な陶磁器です。

伊予郡砥部町周辺で作られているために、この名が付いています。

白磁に藍色で模様を描いたものが多く、そばちょこ・マグカップをはじめ、食器として幅広く使われています。

手作り・手焼きに拘った温かみのある焼き物で、古くから沢山の人に親しまれてきた歴史があり、こちらも愛媛県の特産品の代表格と言われているのです。

5. 伊予絣

伊予絣

伊予絣とは、松山市で作られる絣のことです。

伊予絣は日本の三大絣のひとつで、同じく絣の生産量が自慢の久留米や備後と肩を並べるほどになっています。

優しい藍色は年齢を選ばず人気で、ハンカチやバッグなどの使いやすいアイテムにもなっているため、お土産として最適です。

愛媛県の特産品情報のまとめ

いかがでしたでしょうか。

愛媛県と言えばみかんがやはり有名ですが、みかん以外にも特産品で溢れています。

食べ物においては、みかん関連の商品以外にも、鯛を一匹思い切り使ったボリューミーな鯛めしや、色彩豊かな五色そうめんなど魅力あるものが多く、お腹も心も満足できそうなものばかりです。

また、夏目漱石や正岡子規、秋山兄弟のゆかりの地とあって、有名作品にちなんだ銘菓が楽しく、文学ファンの心をくすぐります。

趣味の深掘りや聖地巡礼のお供にできるものが沢山あり、価値の高いものが勢揃いです。

更に工芸品においては、今治タオルを筆頭に、水引など日常生活で時々目にするような品も、実は愛媛県発祥のものが意外に多く、驚いた方も居るのではないでしょうか。

お土産としての需要は勿論どれも高いですが、グルメの堪能や伝統工芸体験は現地でしかできないことも多いです。

何かひとつでも気になる方は、きっと愛媛県と良いご縁を作れるはずですから、是非一度お越しになり、貴重な時間をお過ごしください。