愛媛県のグルメと聞いて、まずどんな名物料理を連想するでしょうか。
定番のみかんが全国的に有名だと思いますが、何となく海の幸も思い浮かぶ人など、様々かもしれません。
ただ、愛媛グルメの詳細な料理名や人気の理由、ご当地グルメを知らない方はまだまだいらっしゃるのではないでしょうか。
実は愛媛県には、瀬戸内海を臨む場所ならではの料理や地域ゆかりのオリジナルスイーツが勢揃いで、意外なものも有名になっているのです。
発祥の歴史などにも触れながら、「愛媛のグルメ27選」として紹介していきます。
※記事内容は2024年12月19日時点のものとなります。
値段やキャンペーンなどは閲覧日により変更されている場合があるため、公式サイト等をご確認ください。
- 1.鯛めし(宇和島風鯛めしと今治風鯛めし)
- 2.鯛そうめん
- 3.八幡浜ちゃんぽん
- 4.今治ラーメン
- 5.今治焼き鳥
- 6.坊っちゃん団子
- 7.愛媛の地ビール
- 8.じゃこ天
- 9.じゃこカツ
- 10.タルト
- 11.鍋焼きうどん
- 12.三津浜焼き
- 13.かめそば
- 14.今治焼豚玉子飯
- 15.もぶり飯(松山鮓)
- 16.しらす丼
- 17.せんざんぎ
- 18.ふかの湯ざらし
- 19.塩パン
- 20.愛南びやびやかつお(幻のかつお)
- 21.松山長ナス(写真は松山長ナス焼きと松山長ナス田楽)
- 22.とんくりまぶし
- 23.大洲コロッケ
- 24.たこ飯
- 25.媛っこ地鶏(写真は媛っこ地鶏の焼き鳥)
- 26.「みよしの」さんの五色おはぎ
- 27.みかんスイーツ
- 愛媛のグルメ27選のまとめ
1.鯛めし(宇和島風鯛めしと今治風鯛めし)
写真はごはんに出汁と鯛のお刺身をのせる宇和島風の鯛めし
写真は鯛の炊き込みご飯の今治風の鯛めし
愛媛県は、実は鯛の生産量が全国一とも言われるほど多いのです。
その鯛を使った郷土料理として、頻繁に挙げられる特産品「鯛めし」は、人気・知名度共に申し分ありません。
また、調理方法や頂き方が宇和島市(南予)と、今治市・松山市(東予~中予)など地域によって異なっているのも特徴的です。
前者は「宇和島鯛めし」と呼ばれ、切り身状の生の鯛を、卵や醤油を混ぜた出汁に浸したのちほかほかのご飯と合わせ、海鮮丼のように頂くことができます。愛媛県の中でも南予の料理と言われています。
後者は一般的に「今治鯛めし」と呼ばれ鯛丸ごと一匹を大胆に釜で炊く形式です。東予の料理と言われています。
お米と一緒に炊き込んでいるため、鯛の旨味が充分に染みたご飯が絶品ですし、ほぐした鯛の身を乗せて食べても勿論美味しく頂けます。
5~6人で分けやすい豪快な量なので、見た目のインパクトも相まって、大勢でのお祝い事に適しているでしょう。
この二強は甲乙付け難く、どちらのスタイルもとても好まれているので、愛媛県に来た際には食べ比べも良いかもしれません。
2.鯛そうめん
鯛めしに引けを取らず、絢爛な食事として有名なのが「鯛そうめん」です。
鯛を丸ごと姿煮したものと、同じく縁起物のそうめんを一緒に頂くため、婚礼などのハレの場に相応しい最高の品です。
特に松山市の辺りでは五色そうめんと合わせることが多く、ピンクや薄黄色の混ざる五色の麺に鯛を乗せることで、よりお祝いの席に似つかわしい、絢爛な見た目に変身します。
3.八幡浜ちゃんぽん
八幡浜ちゃんぽんは、野菜の他に特産品のじゃこ天などの練り物が具材に使われている、愛媛県オリジナルのちゃんぽんです。
鰹や昆布で出汁を取るため、スープは通常の中華そばのように透き通っており、味わいもすっきりしています。
ソウルフードとして長いこと愛されており、八幡浜の人たちとの結び付きが深い食べ物です。
4.今治ラーメン
ちゃんぽんと同様、この今治ラーメンも鯛や鯵など海の幸が大活躍しています。
細麺がそれらの出汁と良く絡み、あっさりながらコクもあって美味しいと評判です。
すまきや蒲鉾が使われやすいのも今治ならではの特徴で、愛媛県に来たら必ず一杯は食べたいラーメンです。
5.今治焼き鳥
多くの場合串に刺さっている焼き鳥ですが、今治焼き鳥は何と、串を使いません。
ばらけた皮をそのまま鉄板で焼いて頂きます。
カリカリに焼いた皮をそのまま頂くのも美味ですが、定番の締めである「せんざんき(唐揚げ)」も忘れてならない一品です。
日本酒やビールのお供に丁度良く、居酒屋さんをはじめとした飲食店で通年見かけることができます。
6.坊っちゃん団子
坊っちゃん団子は、小豆・黄身・抹茶の色が良く目立つ、可愛い3色団子です。
名前は、夏目漱石のベストセラー小説「坊っちゃん」から取られています。
実は松山市は、夏目漱石が教師として赴任していたというエピソードから、夏目漱石の文学の匂いが濃く残る地でもあるのです。
小説「坊っちゃん」の中には、道後温泉が由来とされる温泉の登場や、温泉の帰りに食べるお団子の美味さに触れる一節があり、これが坊っちゃん団子の始まりと言われています。
開始当初は湯晒団子であり、現在の3色団子と形は異なりますが、「坊っちゃん」の主人公が頬張った団子がモチーフであることに変わりはなく、夏目漱石・坊っちゃんとの深い結び付きが感じられます。
湯上りに一本頬張るも良し、「坊っちゃん」を片手に堪能するも良しで、文学愛好家には堪らない貴重なお菓子です。
7.愛媛の地ビール
愛媛県は道後温泉の存在が光り、湯上り後のビールにも人気が集まっています。
それもあってあちこちの酒造で地ビールが沢山製造されているのです。
芳醇な苦みとコクが特徴の黒ビールや、フルーティーな甘みで飲みやすいヴァイツェンなど豊富な取り揃えが興味深く、現地で頂くのは勿論、ギフトとしても地ビールお試しセットなどがよく選ばれています。
ビールはそれぞれ個性が異なっていますが、いずれも口当たりが軽く、ビール独特の苦みが得意でない人にも比較的飲みやすいと評判なため、是非様々な種類を飲み比べていただきたいものです。
8.じゃこ天
南予地方の郷土料理である「じゃこ天」は、小魚のすり身を揚げた練り物で、愛媛県内では知らない人は居ないほど知名度の高い食べ物です。
子供から大人まで食べやすいので気軽に食卓に加えやすい上、お酒のおつまみにもぴったりで、先に挙げた愛媛の地ビールと共に堪能してほしい一品です。
9.じゃこカツ
じゃこ天の兄弟料理とも言えるじゃこカツも南予の宇和島あたりでは有名な料理です。
じゃこ天の生地に玉ねぎや人参、ゴボウ等を加えパン粉でカラッと揚げた料理です。
お酒のつまみとしてもよいですが、ジューシーで子供さんにも人気です。
じゃこ天もじゃこカツもファーストフードとしても人気があり、売店で買いさっと食べても大満足です。
10.タルト
愛媛県でのタルトは、ケーキ屋さんに並ぶ洋菓子のタルトとは違い、餡をカステラ生地で巻いた和菓子です。
餡子の甘さが上品でさっぱりしているため食べやすく、2、3個ならぺろりと平らげられます。
最近では柚子や抹茶に加えて苺など、味のバリエーションが豊富になり、飽きが来ないのも魅力です。
「の」の字に巻かれた形が何とも愛嬌があって可愛い上に、軽くて持ちやすいのでお土産にも頻繁に選ばれています。
11.鍋焼きうどん
鍋焼きうどんは愛媛県松山市のソウルフードと呼ばれている食べ物です。
愛媛県松山市の中心地にある銀天街あたりの路地に
「ことり」という店と「あさひ」という鍋焼きうどんの名店があります。
「ことり」は昭和24年創業という老舗で、当時から変わらない味で有名です。
鍋焼きうどんと一緒にお稲荷さんをいただくのが定番の味わいです。
12.三津浜焼き
三津浜焼きはお好み焼きの一種で、愛媛県松山市三津浜のソウルフードと呼ばれています。
広島風お好み焼きに近いですが、味や作り方はかなりオリジナルで、
魚粉やキャベツやちくわ、肉、魚、卵、そばなどの具材を使った甘いソースの味付けです。
三津浜にお伺いするとたくさんの三津浜焼きのお店があります。
13.かめそば
かめそばは、愛媛県松山市の二番町にある「かめそば じゅん」で食べることのできる独特な焼きそばです。
ちりめんじゃこと鰹節がトッピングされており、隠し味に玉ねぎが使われています。
味付けは和風醤油ベースで、独特の味の薄さ加減と一般的なソース焼きそばには無い歯ごたえの硬さが特徴です。
かめそばは、元々昭和時代に松山市の食堂「かめ」で提供されていました。
その「かめ」が閉店し幻の味となりましたが、かめそば じゅんで復活したという経緯があります。
かめそばは、松山を代表するB級グルメとしてテレビで紹介され、「秘密のケンミンSHOW」に登場したり、「ご当地B級グルメ 全国47都道府県完全制覇スペシャル」でグランプリを獲得したりしました。
14.今治焼豚玉子飯
さて次は愛媛県今治市のソウルフードと呼ばれている今治焼豚玉子飯です。
今治のB級グルメといえば焼豚玉子飯ですね。
温かいご飯の上に焦げ目のついた焼き豚と目玉焼きを乗せて、ソースをかけて味付けした丼です。
味変にコショーをかけても美味しいです。
このシンプルなどんぶり料理は、「西日本B-1グランプリ」で優勝したこともあります。
昼ごはんでも、お酒を飲んだ後の締めでも最高です。
15.もぶり飯(松山鮓)
もぶり飯は別名松山鮓(まつやますし)と呼ばれる、愛媛県松山市に古くから伝わる伝統的なちらし寿司です。
司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」の中でも、秋山真之や正岡子規がもぶり飯を喜んで食べるシーンが複数回登場しています。
愛媛県松山市出身の正岡子規はもぶり飯を詠んだ句を3つ残しています。
「われに法あり君をもてなすもぶり鮓」
「ふるさとや親すこやかに鮓の味」
「われ愛すわが豫州松山の鮓」
明治28年にまだ東大予備門の学生だった夏目漱石が初めて松山に来た際、正岡子規の家を訪れ、正岡子規の母八重と妹律がもぶり飯を作りもてなし、漱石は大変喜んだという逸話もあります。
もぶり飯はお祝い事やおもてなしの際に作られる料理で、愛媛の方言で「混ぜる」をことを「もぶる」と言うことから、「もぶり飯」と名が付いた様です。
具には瀬戸内の旬の小魚やアナゴ、金糸玉子などが使われます。
甘めの合わせ酢でつくる酢飯は食欲をそそります。
16.しらす丼
しらず丼は、愛媛県の中でも南予地方でしらす漁がさかんなこともあり佐田岬や宇和島の名物となっています。
しらす丼と言っても、生しらす丼と釜揚げしらす丼がそれぞれ有名です。
しらすはイワシの稚魚で、愛媛県の瀬戸内で漁獲されるしらすを贅沢に使ったしらす丼は広く愛されています。
海苔やねぎ、青じそなどの薬味をのせて好みで醤油やタレをかけていただくのが一般的です。
17.せんざんぎ
せんざんぎ(千斬切・せんざん雉)は、愛媛県の東予地方特に今治あたりの郷土料理です。
鶏色々な部分を使った骨付き揚げ物で、江戸時代にキジの揚げ物を食べた事が始まりといわれています。
現在の鶏のから揚げの原点と言われることもあり、骨ごと揚げるので骨から出る旨味と漬け出汁がしみ込み、カラッと揚がった食感と濃厚な味付けは飽きることがありません。
せんざんぎは今治ではもちろんのこと、比較的愛媛県中で食べることができます。
18.ふかの湯ざらし
ふかとはサメのことで、愛媛県の中でも南予で有名な料理です。
昔に漁師が釣れたフカを酢みそで酒の肴にしたのがはじまりといわれています。
湯ざらししたふかの身は弾力があり歯触りが楽しめる味です。
ふか料理は昔サメの肉が長持ちしたため新鮮な魚が手に入らなかった地域に多いですが、宇和島市では新鮮な刺身と一緒に食されています。
19.塩パン
塩パンは、愛媛県八幡浜市にあるパン・メゾン(現 パン・メゾン八幡浜本店)にて誕生した愛媛県発祥のパンです。
愛媛県は人口あたりのパン屋さんの数が日本1位で県民はみなパンが大好きです。
カフェと併設されたパン屋さんも多く、パン屋さんは休日の憩いの場になっています。
塩パンの表面はサクッとしていて中はもちっとした食感がたまりません。
バター風味と塩のマッチングは愛媛県民の食卓を今日も彩っています。
20.愛南びやびやかつお(幻のかつお)
愛媛県南宇和郡愛南町は古くからカツオの水揚げが盛んで、県内唯一のカツオ水揚げ基地があります。
カツオ漁は普通、数日操業した後に水揚げを行いますが、愛南町は出港したその日に帰港する特別な「日戻り」のカツオが水揚げされます。
愛南町の深浦港では「日戻りカツオ」の中でも船上で活〆を行い、より鮮度の高いカツオを「愛南びやびやかつお」と呼んでいます。
そのため、今まで食べてきたカツオとは比較できない程「愛南びやびやかつお」はとても美味しいと有名です。
あまりにも新鮮なカツオで包丁が入らないほど弾力があることから、地元の方言で「びやびやかつお」と呼ばれています。
食べ方は刺身・タタキ・揚げ物・煮物など色々な味わいがあります。
「愛南びやびやかつお」は、提供している指定されたお店でだけでしか食べることができません。
その貴重さや味わいから、幻のかつおと呼ばれています。
愛南びやびやかつおについての出典、愛南びやびやかつおの食べられるお店リスト:https://jf-ainan.or.jp/publics/index/170/
21.松山長ナス(写真は松山長ナス焼きと松山長ナス田楽)
松山長ナスの揚げだし
松山長なすは40センチを超える長さが特徴です。
「まつやま農林水産物ブランド」にも選ばれており、果皮も実も柔らかく比較的甘みがあってどんな料理にもあいますが、皮も柔らかく種が少ないので、煮物等にも向いています。
キズがつきやすく曲がりやすいといった栽培の難しさもあります。
写真は松山長ナスを焼いて醤油と鰹節をかけた焼き料理と、皮も使った田楽です。
5月末から6月上旬にかけて収穫を開始し、10月末までの約5ヶ月間が収穫時期です。
22.とんくりまぶし
とんくりまぶしは愛媛県大洲市の名物で、大洲市で収穫された栗を使った料理です。
愛媛県は栗の生産量が日本2位ですが、その中でも大洲市は栗の生産が有名で県内1位の収穫高です。
とんくりまぶしはその栗と豚バラ肉を使った大洲のどんぶり飯です。
「とんくり」の意味は「豚(トン)」と「栗(クリ)」を意味しており、O級グルメ(大洲のグルメや食文化の呼び名)の1つに数えられています。
食べている途中で特製のだしを入れれたり、お薬味を加えることで味変も楽しめます。
23.大洲コロッケ
大洲コロッケは、芋炊きの材料をコロッケにしたものです。
芋炊き(いもたき)は愛媛県内で有名な料理ですが、大洲発祥と言われています。
芋炊きとは秋に河川敷等に集まり里芋やこんにゃく、油揚げ等の入ったお鍋を楽しむ宴会です。
日本各地で様々な呼び名があり、芋煮会、芋鍋、等と呼ばれ地域によって微妙に味付けも変わります。
大洲の芋炊きコロッケは、粘り気のある里芋を中心に具材が入りサクサクの衣をまとい、芋炊きが見事にコロッケに変身し大洲の名物となりました。お店によって味や食べ方はさまざまです。
24.たこ飯
愛媛県の瀬戸内海では真ダコを中心に新鮮なタコがよく取れるので、たこ飯が名物となりました。
瀬戸内海で獲れるタコは急流で育ったため身が引き締まり旨みが強いです。
愛媛県で古くから漁師が釣ったタコを船の上で食したのが始まりと言われています。
調理方法はタコを煮てご飯に他の具材と一緒に混ぜます。
炊き上がりに薬味を乗せたりすると旨味が増します。
25.媛っこ地鶏(写真は媛っこ地鶏の焼き鳥)
媛っこ地鶏(ひめっこじとり)はいいとこ取りをした地鶏として愛媛県では大変有名です。
4種類の鶏の長所を凝縮させた美味しさが特徴で、全国でも珍しい四元交配の地鶏です。
四元交配は「名古屋種」「愛媛系ロードアイランドレッド」「軍鶏」「ホワイトプリマスロック」から大変手間のかかる掛け合わせで誕生しました。
愛媛県内の鳥料理店や焼き鳥屋で味わうことができ、脂の乗りがよく、ぷりぷりとした適度な噛みごたえ、コクのある肉の旨味、クセのない深い味わいが特徴です。
26.「みよしの」さんの五色おはぎ
みよしのは愛媛県松山市の大街道から少し小道に入ったところにある老舗の甘味処です。
創業は1947年で長く松山市で愛されています。
メニューにはぜんざい700円とおはぎ700円があり、
名物の五色おはぎは、今も変わらず甘さと美味しさを受け継いでいます。
5つの味は「こしあん・つぶあん・あおのり・ごま・きなこ」を楽しめます。
一緒にいただけるお茶も美味しく、松山の街辺りにお伺いの際は是非お寄りください。
売り切れ次第終了なので、早めにお伺いすることをお勧めします。
住所 愛媛県松山市二番町3-8-1
電話 089-932-6333
営業 10:00~
※火曜と水曜が定休日
27.みかんスイーツ
愛媛県と言えば……で真っ先に浮かびやすい、お待ちかねのみかんです。
当然そのままでも絶品ですが、みかん関連のスイーツも充実していて、現地でしか食せないものも多くなっています。
みかんのアイスクリーム
みかんのシャーベットや、いよかんのソフトクリームなど、普段なかなかお目にかかれない種類があちこちで目撃されています。
道の駅やギフトショップを何となく散策していると、見つけやすいでしょう。
みかんのジュース
様々なギフトショップやみかん専門店で、搾りたてのジュースの提供が行われていることがあります。
冷たいみかんジュースが、長時間の旅で疲れ切った身体を癒してくれますし、飲み比べも楽しめます。
濃い甘さで贈答品としても長い間重宝されており、愛媛県に来たなら外したくない本場の味です。
みかんの大福
苺大福と同様に、みかんを丸ごと包んだ大胆な大福です。
本場である愛媛県のみかんを使うからこそ、甘さが詰まっていて非常に美味しく、断面の見事さにも釘付けになります。
味は勿論のこと、写真映えとしての魅力も満点です。
愛媛県のみかんスイーツのバリエーションは広く、上記はまだまだほんの一部です。
いずれも現地で食べればこそ、より美味しさを感じられるものばかりなので、訪れた際にはみかんスイーツの食べ歩きや食べ比べで、充実した時間を過ごせるでしょう。
愛媛のグルメ27選のまとめ
ここまで約27種類、愛媛県で人気かつ定番のグルメを紹介いたしました。
何となく想像がついていたものから、初めて聞くものまであったのではないでしょうか。
王道のみかんを使った食べ物は勿論、他にもファンが付きそうなグルメが沢山あります。
例えば……
お祝いの時・海鮮を思い切り食べたい時・写真映えを狙いたい時
鯛めし、鯛そうめんが圧倒的におすすめです。
鯛を豪快に一匹入れる鯛めしや鯛そうめんが、見た目の豪華さで旅の思い出として充分な力があります。
また、通常ではなかなか巡り合うことのない鯛の出汁をとことん堪能できるチャンスです。
少人数の旅だから、丸ごと一匹食べる余裕が無い……という時には、切り身状の生の鯛を使ったどんぶりが良いでしょう。
ひとり分の定食サイズで頂きやすく、出汁とご飯の相性が抜群でこちらも美味しいです。
定番のご当地ラーメンが食べたい時
今治ラーメン・八幡浜ちゃんぽんが良いでしょう。
ラーメンやちゃんぽんなど好む人の多い定番メニューの用意もしっかりあり、昨今のラーメンブームに漏れずに乗ってきています。
鯛やじゃこ天などの特産品をたっぷり使い、愛媛県の「らしさ」を忘れない出汁がここでも堪能できるので、ポイントが高いです。
なお松山市内には「魚介ラーメン」のお店も多数見受けられます。
お酒とおつまみが気になる時
今治焼き鳥・じゃこ天・ビール等が定番です。
串に刺さない一風変わった形の焼き鳥や特産品のじゃこ天、様々なビールなど、居酒屋的なグルメも豊富で、お酒が好きな人・地ビールとおつまみを楽しみたい人にも向いています。
愛媛の地ビールはそれぞれ、苦みが濃厚なものやキレが良くさっぱりしたものなど、種類ごとに口当たりが異なっているため、飲み比べがとても楽しめるでしょう。
スイーツが食べたい時
みかんスイーツ・タルト・坊っちゃん団子など、定番スイーツが勢揃いです。
街中のあちこちで見られるみかん関連のお菓子は、ギフトショップでも手に入れやすく、愛媛県らしさが一発で伝わる良いお土産になるでしょう。
タルトや坊っちゃん団子のような、歴史ある銘菓も必見です。
江戸の街、ポルトガル船、夏目漱石、道後温泉など、食べればゆかりの様々な情景を想像できるかもしれません。
以上のグルメ情報はまだ一部分に過ぎませんが、それでもこのように魅力溢れています。
愛媛県の美味しいものを食べ歩きするだけでも、充分満足できる旅になりそうですね。