来島に行ってきました!村上海賊本拠地の島へ(愛媛県今治市)

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南海放送がお送りする愛媛情報

皆様は愛媛県今治市の来島(くるしま)をご存じでしょうか?
来島は、しまなみ海道でおなじみの来島海峡大橋のすぐ近くに位置します。
今治市の波止浜湾(はしはま湾)の入り口にある、周囲約850mの小さな有人島です。
南北朝時代から戦国時代にかけて村上海賊(村上水軍)の本拠地となった歴史ある島なのです。
当時島全体が難攻不落の「来島城」であり当時は天然の要塞として知られていました。
今でも石垣や古井戸が残り当時の面影を残しています。
今回はその来島に行ってきましたのでご報告させていただきます。
是非来島の魅力を感じてください!

佐藤哲郎

文章作成担当
(ライタープロフィール)
愛媛県松山市の味酒小学校で育ち、東京を経て愛媛に帰ってきました。
愛媛の魅力を表現できたら嬉しいです。

今回来島にお伺いした理由について

今回私が来島にお伺いしたのは、元々は下記ページの取材だったのです。
愛媛県の城と城跡10選!名城が集中する愛媛で城巡り

愛媛県の城と城跡10選!名城が集中する愛媛で城巡り

当メディア内に上記の記事「愛媛県の城と城跡10選!名城が集中する愛媛で城巡り」があるのですが、その記事内に来島のご紹介も入っているので、本来その取材と撮影の為にお伺いしてきたのです。そして上記記事には来島の情報はすでに入れ込んだのですが、すごく魅力的な島でしたので単独で記事化させていただいた次第なのです。
上記記事にはスペースの問題等で書ききれなかった来島の情報等をここでご報告させていただきますね。

来島の情報について

来島

施設名……来島、来島城跡

所在地……愛媛県今治市来島

アクセス例……
来島へは、今治市の波止浜港から渡し船に乗って上陸するか、しまなみ来島海峡遊覧船で付近を遊覧することができます。
(渡し船)
JR予讃線「波止浜駅」下車→波止浜港→渡船で5分
波止浜(今治)〜来島〜小島〜馬島
(しまなみ来島海峡遊覧船)
しまなみ来島海峡遊覧船 株式会社しまなみ

来島は周囲約850m、標高42mの小さな島です。
激しい潮の流れを持つ「日本三大急潮」の一つ、来島海峡に浮かんでいます。
そのため、外部から非常に攻めにくいという特徴があり、古くから天然の要塞としての役割を果たしてきました。
15世紀頃から約160年間にわたり、瀬戸内海で絶大な勢力を振るった「村上海賊」の三家(能島・因島・来島)の一つ、来島村上氏の本拠地でした。
島内は歴史的な遺構が多く、現在は「村上海賊」の構成文化財として観光・散策ができます。
今でも実際に住んでいらしゃる人がいます。

下の写真は、来島にあった「戦国時代の来島想像図」のイラストですが、これ見ると当時の来島がすごい要塞であったことが分かりますね。
島全体に人間の手が入っており、島自体がよく作りこまれたお城の様になっていた様です。
城だけではなく民家が並び神社もあり、生活感のある感じもします。

来島城の想像図

下の写真が来島の案内図です。
見ているとワクワクしますね!

来島案内図

愛媛県今治市の波止浜港(はしはま港)から来島に船で渡ります

実際に来島にお伺いするには、まず今治市の波止浜港に行ってそこから渡船に乗る必要があります。ではその道中について解説します。

波止浜港について(愛媛県今治市)

波止浜港

下記は波止浜港のGoogleマップです。

波止浜港はJR松山駅からは車で1時間15分、JR今治駅からは車で15分位の距離です。
上記の写真の様に「波止浜観光休憩所」という施設があり、中で椅子に座り休憩することができます。トイレも洋式でキレイでしたよ。
船を利用する人用に無料駐車場があります。合計20台位のキャパでしょうか。
私は今までこの波止浜港の駐車場に3回お伺いしたのですが、駐車場は毎回満車ギリギリで運よく空きスペースに車を停めることができました。
この近辺に他には駐車場が見当たりませんでしたので、車の方は無事駐車する為に早めに到着しておくことを強くおススメいたします。

波止場港の案内板

波止場港には上の写真の様な島の案内版があり見ていて面白いです。

波止場港のバス停について

波止場港のバス停
波止場港のバス停時刻表

写真の様に波止場港前には「渡し場」という停留所名のバス停があります。
ですので地域によってはバスでも波止浜港に行ける様ですが、便の数もちょっと少なそうですね。

波止浜港の江戸時代の灯台「波止浜燈明台」

波止浜灯明台
波止浜灯明台

波止浜港の波止浜観光休憩所の横に写真の通り昔の灯台があります。
これは江戸時代からある石造りの常夜灯です。
「和式灯台」とも呼ばれ、明治になって洋式灯台が築かれるまでは、灯台の役目を果たしていました。
高さ約6mの花崗岩の切石積みで、かつて船の安全を照らしたそうです。
貴重な遺産ですね。
愛媛県伊予市の五色姫海浜公園にある萬安港旧灯台にそっくりです。
萬安港旧灯台を知りたい方はこちらからどうぞ。
萬安港旧灯台「愛媛県の観光スポット37選!地域別におすすめ人気観光名所をご紹介!」

来島行の船に乗船する往復チケットを購入

波止浜観光休憩所の中にある自動販売機で渡船の乗船チケットが販売されていますので、乗船前に購入します。来島に渡る場合は写真の様に「波止場~来島」の「往復チケット320円」を購入しましょう(片道160円で往復320円です)
波止浜(今治)〜来島〜小島〜馬島
片道切符も販売されています。片道切符は島に住んでいらっしゃる方々用ですかね。
私は利用したことはありませんが「しまなみ来島海峡遊覧船」でこの辺りの海を遊覧航海することもできる様です。
しまなみ来島海峡遊覧船 株式会社しまなみ

波止浜港の来島への渡船の時刻表について

波止浜港渡船時刻表

写真が、波止浜港から来島への渡船の時刻表です(2026年3月5日現在)
波止場港から来島に行くには、
【波止場港→来島、発時間】
7時05分
8時00分
10時10分
11時10分
12時45分
14時00分
15時40分
16時50分
という時間の船に乗る必要があるわけですね。それに対して来島から波止場港に戻る便は
【来島→波止場港、発時間】
7時20分
8時35分
10時45分
12時15分
13時00分
14時35分
16時15分
17時05分
の時間に乗船する必要があるわけです。
今回私は、まず波止場港10時10分発の渡船に乗り来島港13時00分の帰りの船に乗ることにしました。
そうすると来島に2時間50分いることができるわけです。
乗船チケットを買えばどの時間の便でも乗ることができますので「もうちょっと島にいたい」等ありましたら自分が立てた計画時間の変更も可能です。

渡船が着く波止浜港桟橋に移動します。

波止浜港桟橋
くるしま丸

写真が、実際に渡船に乗船する桟橋です。
波止浜観光休憩所のすぐ前なので歩いて1分です。迷うことはないと思います。
乗船時間のちょっと前には移動しておきましょうね。

来島への渡船「くるしま丸」に乗船します。

来島への渡船「くるしま丸」
来島への渡船「くるしま丸」
来島への渡船「くるしま丸」

写真が波止場港から来島に渡る為の渡船「くるしま丸」です。
渡船と書いてあったのでモーターボートの様な小さな船を想像していましたが、すごく立派な船です。船内スペースも大変快適で、デッキにも椅子があり外にでることもできます。
写真の様に「波止場港→来島→小島(おしま)→馬島」を往復している船ですね。

「くるしま丸」に乗船し来島を目指します。

今治造船
今治造船

来島への航海は、写真の様に今治造船の横を通りますので、すごく大きなタンカー等を見ることができます。
大きな船は大迫力です!

来島と小島

写真の左の島が今回お伺いする来島で、右に見えるのが小島(おしま)です。
実は私RNBエンタメディアの記事の為に別日に小島にもお伺いしてますので、小島の記事も後日アップさせていただきます。
ほんの5分位で来島に着いてしまいますが、船に乗るってテンションあがりますよね!

来島

乗船後5分位で来島の港が見えてきます。

来島の港

来島の港周辺について

さて来島に着きました!
2時間50分で来島の名所を順番に見てまわりましょう!
(※来島には住んでらっしゃる方もいるので、ご迷惑がかからない様にしましょう)
来島の港近辺には、
・魚霊塔
・深川正一郎の句碑
・来島観光休憩所
・八千矛神社
・御先神社
等があります。
では1つづつ見ていきましょう。

来島の魚霊塔

魚霊塔

まず港には、上の写真の様に「魚霊塔」の石碑がありました。
魚霊塔とは、海の幸に感謝し魚などの霊を弔うためにあるそうです。
私は「魚の霊を弔う」という概念を初めて知りました。
この辺りは昔から漁業が盛んな場所なので、魚に感謝している気持ちが伝わってきます。

来島の深川正一郎の句碑

深川正一郎の句碑

港には句碑もありました。
「来島の 渦にも遊び 秋遍路」正一郎(深川正一郎)
この句は、瀬戸内海の激しい海と、静かに巡礼するお遍路さんの対比、そして秋の情景を詠んだものです。 

来島の来島観光休憩所について

来島観光休憩所
来島観光休憩所

来島では、この施設を使うことができます。
トイレも清潔でしたよ。
船を待ったり、雨の際等は良いですね。
実際に私も帰りしにここで休憩させていただきました。
(「帰りし」とは伊予弁で「帰りがけに」の意味です)
壁には色々な案内や島のルール、説明書き等があります。
飲み物等の自動販売機は島の中には無かったので、飲料等は持ち込みましょう。
(※ゴミは必ず持って帰りましょうね)

八千矛神社

八千矛神社
八千矛神社
八千矛神社

八千矛神社は来島城の守り神として河野氏が建立したとされるかなり立派な神社です。
来島村上氏ゆかりの村上神社と共に、来島を守護する国づくりの神や海の神を祀っている神社です。

御先神社

御先神社

御先神社は八千矛神社のすぐ隣にある厳かな神社です。
※海の中に立つ鳥居で有名な今治の御崎神社とは別の神社です。

来島城を今でも想像させる石垣について

来島の案内板

来島を歩いていると上の写真の様な木でできた渋い案内板があります。
「来島城跡」の方向に向かって歩いてみましょう。

来島城を今でも想像させる石垣

上の写真が当時の来島を想わせる石垣です。
この島が村上水軍の本拠地だった頃は、島中にこの様な石垣が詰まれ、島自体がお城の様になっていたのでしょうね。
現在来島城の本丸跡付近には、遊歩道が崩れていて登れない様になっているので残念ですが、
昔のままの石垣がそのまま残っているのを見ることができます。

来島の村上神社について

村上神社階段
村上神社階段
村上神社
村上神社

来島の結構急な石段を登っていくと、村上神社があります。

来島村上氏の祖である村上吉房と河野通助を祀る神社とのことです。
地元の方からは「村上さん」と呼ばれ、戦国時代から海上安全や戦勝祈願の信仰を集めてきた、水軍の歴史と深く結びついた歴史ある社です。
木造りの小さな社で、来島村上氏の守護神として守られてきました。

来島の心月庵(城主館跡)について

心月庵(城主館跡)
心月庵(城主館跡)

また来島の山の中に入って行くと、急に立派な壁と門があり驚きました。
これが心月庵で、来島城主の館跡です。
現在は人の気配を感じなくて静まり返っていますが、厳かで緊張感のある佇まいに思わず立ち止まります。

心月庵の中

心月庵の建物の中には薬師如来が祀られておりました。
未だに綺麗な畳と共に大変清潔に保たれています。

来島の岩礁ピット(柱穴跡)について

来島の岩礁ピット
来島の岩礁ピット
来島の岩礁ピット
来島の岩礁ピット
来島の岩礁ピット

来島の海岸に行くと、岩礁に写真の様な丸い穴が開いているのを目にすることができます。
これは岩礁ピット(柱穴跡)と呼ばれる穴なのです。
岩礁ピットは海岸の岩場にあり、桟橋を固定するための柱穴です。
村上水軍はこの穴に木を建て、そこに船を着けたのですね。
当時の村上水軍の人々がこの岩に穴を開けたのか!と思うと感慨深いです。
海上の城らしく岩礁ピットは無数に存在していて、かつての活躍の痕跡を垣間見ることができます。

能島城跡・甘崎城跡にも岩礁ピットがあるらしいですが、荒波に幾度もぶつかり続け、次第に削られてきたため、もうすぐ見られなくなるかもしれません。
こちらはお伺い時には是非目に焼き付けておきましょう。

来島の岩礁ピット

さて来島を後にします

今回は2時間超の来島巡りでしたが、帰途につきます。
下は島っぽい写真となります。
来島の魅力は村上海賊の史跡だけではなく、のんびりとした眺めの良い島でした。

来島
来島
来島

渡船の「くるしま丸」が時間通りに来島の港に来ましたので、島からまた波止場港に向かいます。

くるしま丸

来島の旅のあとがき

しまなみ海道の写真

来島からは、上の写真の様に今治市のしまなみ海道の様子が綺麗に見えました。

さて来島の記事は如何でしたでしょうか?
この記事で来島に興味を持っていただけましたら、皆様もちょっとした島旅は如何でしょうか?
今回私は2時間50分島におりましたが、さっと島を巡るなら1時間位だけでも良いと思います。

皆様も村上海賊や来島にご興味を持っていただけると嬉しく思っております!

南海放送で2026年2月1日(日曜)に開催された
第63回愛媛マラソンをアーカイブ配信中!
なんかいオンデマンド」で配信中!
全ランナーのスタート・フィニッシュ地点の映像と、
完走したランナーへのインタビュー映像をお届けします!
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