日本国内で、愛媛県がベスト3にランクインする事柄は何だと思いますか?
おそらくほとんどの方が、「みかんの生産量や収穫量」と答えるのではないでしょうか。
しかし愛媛県は、みかんなどの柑橘類の収穫量だけが優秀というわけではありません。ほかにもキウイや真鯛などの収穫量、真珠の生産量などさまざまな事柄で上位にランクインしているのです。
この記事では、愛媛県が国内でベスト3に入っているさまざまなものを紹介していきます。
みかんしか分からない……という方も、愛媛県の魅力をひとつでも覚えていってください。
※記事内容は2024年4月15日時点のものとなります。正しい数値や日本の順位は閲覧日により変更されている場合があるためご確認ください。
- 愛媛県の日本TOP3 収穫量・生産量編
- 愛媛県のTOP3 観光地や生活編
- 人口あたりのパン屋さんの数は愛媛県が日本1位
- 塩パンが誕生したのは愛媛県
- 日本一古い温泉がある 道後温泉
- 日本一長い半島がある 佐田岬半島
- 日本一大きな武具館がある 大山祇神社の宝物館
- 日本一古い現役道路可動橋がある 長浜大橋
- 日本最大の石造り鳥居がある 和霊神社の鳥居
- 世界初の三連吊り橋 しまなみ海道の来島海峡大橋
- 日本最長の斜張橋 しまなみ海道の多々羅大橋
- 日本最長の一般道路の無料トンネルがある 寒風山トンネル
- 愛媛県総合科学博物館のプラネタリウムのドーム直径は日本2位
- 日本最大級の長い廊下で雑巾がけができる場所がある 宇和米博物館
- 日本初の人工哺育されたホッキョクグマ シロクマのピース
- 自転車のヘルメット着用率は愛媛県が日本1位やったよ
- 人口10万人あたりのお好み焼き店舗数は愛媛県が日本3位やったよ
- 都道府県別の介護や看護に使う時間が愛媛県は日本1位やったよ
- 愛媛県松山市は1人1日当たりのごみ排出量が、人口50万人以上の都市の中で最少やったよ
- 愛媛県大洲市は「世界の持続可能な観光地」で国内初の世界1位を獲得
- 愛媛県のTOP3 産業編
- 愛媛県の日本ベスト3まとめ
愛媛県の日本TOP3 収穫量・生産量編
柑橘収穫量は愛媛県が日本1位

愛媛県は2021年に、柑橘類の収穫量全国1位に輝きました。
前の年は2位に落ち着いていましたが、この年はライバルの和歌山県を抜いて見事1位に返り咲いたのです。
柑橘全体のため、温州みかんだけでなく、伊予柑や八朔などの中晩柑も全て含まれています。収穫量の内訳は、温州みかんが12万7800トン、中晩柑が7万8520トンの合計20万6320トンです。
温州みかん収穫量は愛媛県が日本2位

柑橘収穫量で、2021年の柑橘類収穫量が全国1位と紹介しましたが、温州みかんの12万7800トンは、和歌山県に次いで2位の収穫量です。
レモン収穫量は愛媛県が日本2位

レモンはみかんと同じ柑橘類ですが、愛媛県の国産レモンの収穫量は広島県に続き2位です。
広島県も愛媛県もお互い瀬戸内海を挟んだ県ですね。
瀬戸内海はレモンの栽培に適した環境で、レモン栽培が盛んな地域です。
しまなみレモンなどのブランドも有名です。
キウイ収穫量は愛媛県が日本1位

愛媛県は柑橘類だけでなく、キウイの収穫量もトップクラスです。
2021年は福岡県に次いで全国2位だったものの、それまでは30年以上連続で1位を記録しています。
真鯛収穫量は愛媛県が日本1位

真鯛は愛媛県内で「県の魚」として親しまれており、収穫量も全国1位です。
例えば、2019年は国内の真鯛の生産量のうち半分以上を占めており、2位以下の県を大きく離しています。鯛めしが愛媛県の名物なのも納得ですね。
シマアジの養殖生産量は愛媛県が日本1位

愛媛県は、シマアジの養殖生産量もトップクラスです。
2019年と2021年は、全国のシマアジの養殖生産量のうち半分近くを占めており、1位です。宇和海の綺麗な水で育てられることや、ワクチンの接種が盛んなことなどから生産が安定しています。
豊後水道の両側で、大分県で捕獲されたサバとアジはそれぞれ「関サバ、関アジ」として全国的に有名ですが、愛媛県で捕獲されたサバとアジはそれぞれ「岬(ハナ)サバ、岬(ハナ)アジ」と呼ばれています。
真珠生産量は愛媛県が日本2位

愛媛県は、真珠の生産量においても優秀です。
愛媛県の南西部に位置する宇和海では、古くからアコヤガイの養殖や真珠の生産が行われてきました。2021年は長崎県に抜かれて2位となりましたが、それまでは10年連続で国内1位でした。
はだか麦の生産量は愛媛県が日本1位

麦みそが主流の愛媛県では、その原料であるはだか麦の生産量も多いです。
瀬戸内海沿岸で取れるはだか麦は特に高品質とされ、今や日本全体の4分の1のはだか麦が愛媛県で生産されています。愛媛で味噌と言えば麦味噌なのも納得です。
ブリの養殖生産量は愛媛県が日本2位

愛媛県は宇和海にてブリの養殖が盛んに行われているため、2021年のブリの生産量は全国2位となりました。みかんの皮を混ぜたオリジナルの餌を与えることでブリの生臭さを減らすなど、さまざまな工夫がされています。
栗の生産量は愛媛県が日本3位

愛媛県では伊予市や大洲市を中心に栗の栽培が行われており、2016年以降ずっと全国3位をキープしています。
アボガドの生産量が日本2位(栽培面積は日本1位)

愛媛県の松山市はアボガドの生産量が日本トップクラスです。
生産量は2位ですが、栽培面積は堂々の日本1位です。
愛媛県松山市は温暖な気候がアボガド生産に適しており、
松山市では松山市民を対象にアボカド苗を分譲して、
アボカドの定植講習会等を開催しています。
アボカドは、ビタミンやミネラルが豊富で、日本の消費量が伸びています。
しかし輸入がほとんどであることから、愛媛県松山市のアボカド産地化が期待されています。
ヒノキの素材生産量は愛媛県が日本2位

愛媛県は林業も盛んで、ヒノキの生産量が日本で2位です。
なぜならば愛媛県は木材資源がとても豊富で、県土面積の約70パーセントが森林です。
愛媛県のブランド材「媛すぎ・媛ひのき」もあります。
日本初の天然産出ダイヤモンドが見つかったのは愛媛県

日本初の天然産出ダイヤモンドは四国山地の火山岩から発見されました。
大きさ1000分の1ミリ程度という大変小さなものだったらしいです。
愛媛県のTOP3 観光地や生活編
人口あたりのパン屋さんの数は愛媛県が日本1位

愛媛県はパンの消費量が多いです。そのため、人口に対してのパン屋さんの数も多く、全国1位とされています。
ちょっと街中を歩くと、すぐにパン屋さんに出会えます。
愛媛県内はカフェと併設されたパン屋さんも多く、パン屋さんは休日の憩いの場になっています。
塩パンが誕生したのは愛媛県

塩パンは、愛媛県八幡浜市にあるパン・メゾン(現 パン・メゾン八幡浜本店)にて誕生した愛媛県発祥のパンです。
塩パンの表面はサクッとしていて中はもちっとした食感がたまりません。
バター風味と塩のマッチングは愛媛県民の食卓を今日も彩っています。
日本一古い温泉がある 道後温泉

松山市には、日本一古い温泉である「道後温泉」があります。
道後温泉は約3,000年前から存在していたとされるほど歴史が長く、聖徳太子や夏目漱石も訪れていたという記録もあります。
日本一長い半島がある 佐田岬半島


愛媛県の西に伸びる「佐田岬半島(さだみさきはんとう)」は全長40~50㎞にも及ぶ、日本一細長い半島です。
日本一大きな武具館がある 大山祇神社の宝物館


大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)の宝物館には、なんと日本の重要文化財の武具類の約8割が集まっています。
日本最古の鎧や甲冑が多く保存されている、国内最大規模の武具館です。
日本一古い現役道路可動橋がある 長浜大橋

愛媛県の肱川河口にかかる長浜大橋は1935年に完成した、日本一古い道路可動橋です。
全体が赤く塗られているため地元では「赤橋」とも呼ばれていて、現在は国指定重要文化財にもなっています。
日本最大の石造り鳥居がある 和霊神社の鳥居

宇和島市の和霊神社(われいじんじゃ)の鳥居は13メートルを超える高さで、石造り鳥居としては日本最大と言われています。
世界初の三連吊り橋 しまなみ海道の来島海峡大橋

しまなみ海道は正式名を西瀬戸自動車道といいますが、そこにかかる来島海峡大橋の三連吊り橋は、世界初の技術で完成した愛媛の誇る橋です。
来島海峡大橋は約9年の歳月をかけて開通しました。
橋の上からは、瀬戸内海国立公園の来島海峡のきれいな眺めを楽しめます。
日本最長の斜張橋 しまなみ海道の多々羅大橋

しまなみ海道に架かる多々羅大橋(たたらおおはし)は、全長1,480メートルもあり、斜張橋として完成時には世界最長を誇りました。
日本最長の一般道路の無料トンネルがある 寒風山トンネル

愛媛県西条市から高知県吾川郡いの町までを貫く寒風山(かんぷうざん)トンネルは、全長5,432メートルにも及んでいます。
一般道路の無料トンネルとしては、日本で一番長いです。
愛媛県総合科学博物館のプラネタリウムのドーム直径は日本2位

愛媛県総合科学博物館にあるプラネタリウムのドーム直径は約30メートルあり日本2位の大きさを誇ります。
他府県からも大迫力の星空を見ようとお客さんが訪れます。
日本最大級の長い廊下で雑巾がけができる場所がある 宇和米博物館

伊予市の宇和米博物館(うわこめはくぶつかん)では、109メートルの木造廊下を使い長い雑巾がけにチャレンジできます。
こちらでは雑巾がけのイベントも開かれます。
日本初の人工哺育されたホッキョクグマ シロクマのピース

日本で初めて人工哺育に成功したホッキョクグマ、「シロクマのピース」です。
ピースは1999年12月2日に誕生したメスのホッキョクグマです。当時は全国区のテレビでも取り上げられました。
ホッキョクグマの人工哺育はとても難しく、半年以上育つ例が極めて低い中、ピースは今でも元気な姿を見せています。
とべ動物園の公式ホームページに行くと、ピースの生い立ちやフォトギャラリー・ピースNEWSなどを読むことができピース愛に溢れています。
自転車のヘルメット着用率は愛媛県が日本1位やったよ

愛媛県の自転車のヘルメット着用率は約6割と言われており日本1位でした。
10年前に全利用者にヘルメットの着用を勧める条例を施行した為と言われています。まじめな愛媛の県民性の表れだと思います。
人口10万人あたりのお好み焼き店舗数は愛媛県が日本3位やったよ

お好み焼き屋さんの人口あたりの店舗数が日本3位でした。
1位はやはり広島県ですが、なんと我ら愛媛県が3位に位置していました。松山市三津浜のソウルフード「三津浜焼き」の頑張りも影響していますよね。
都道府県別の介護や看護に使う時間が愛媛県は日本1位やったよ

介護や看護に使う時間が日本1位だったというのは大変素晴らしいことだと思います。
この1位はずっとキープしていきたい数値ですね。
愛媛県松山市は1人1日当たりのごみ排出量が、人口50万人以上の都市の中で最少やったよ

愛媛県はそのまじめな県民性から、ごみの分別や排出量が大変優秀と評判です。
特に松山市は人口あたりのごみ排出量が最小を記録していました。
愛媛県大洲市は「世界の持続可能な観光地」で国内初の世界1位を獲得

大洲市は、日本100名城にも数えられる「大洲城」を始めとした歴史的建造物や、江戸・明治時代の建物をそのまま残した道などが多い町です。
そんな大洲市は持続可能な観光地の国際認証団体「グリーン・デスティネーションズ」が発表する「世界の持続可能な観光地」の「文化・伝統保全」部門にて、国内初の世界1位を獲得しました。
愛媛県のTOP3 産業編
製紙産業は愛媛県が日本1位

愛媛県の四国中央市は、トイレットペーパーや印刷用紙、書道用紙などの製紙業が盛んです。
紙製品の出荷額は17年連続全国1位で、「日本一の紙のまち」として親しまれています。
タオルの生産量・出荷額は愛媛県が日本1位

愛媛県の今治市は120年もの間タオル産業を担ってきた町で、日本一のタオルの産地として知られています。
今治タオルと言えば今やだれでも知っている名前ですね。
建造量は愛媛県が日本1位

今治市の「今治造船」は国内最大手の造船メーカーです。
建造量は全国1位、世界でもトップクラスに数えられています。しまなみ海道を走ると造船途中の船等が見られます。
祝儀用品(水引・金封等)の生産は愛媛県が日本1位

愛媛県は水引細工の歴史が深く、愛媛で生産される水引は「伊予水引」と称され長いこと愛されています。
伊予水引は、熨斗用としては勿論、コサージュやバッグなどにもなるため、普段使いに適しているのが嬉しいポイントです。
また、祝儀に相応しい鶴や龍などの絢爛な水引細工も創られており、工芸品としての魅力も勿論満点です。
愛媛県の日本ベスト3まとめ
いかがでしたか。
愛媛県と言うとみかんのイメージが強く、これほど日本一やベスト3入りする事柄があることを知らない人も多かったのではないでしょうか。
しかしランキングを追ってみると、みかんのほかにも意外なジャンルが有名だったり、消費量や収穫量がトップだったりします。
みかんとかけ離れたものも多く、驚かれたことでしょう。
さまざまなランキングを参考にすることで、愛媛県の隠れた魅力を知るきっかけになるかもしれません。
【この記事の数値等について参考にさせていただいたサイト、出典】

コメント
ずっと愛媛に住んでるのに知らなかったことばかりで驚き😲何気に自慢できること多くてうれしい🎶