ストーリー
1843年のクリスマスイブ。ロンドンの下町で悪どい商売をしている守銭奴のスクルージは街中の人から嫌われていた。
その日の夕方、使用人のボブが給料の前借りを頼みに来た。
実はボブの息子のティムは難病に侵されていて、今年が家族全員で迎えられる最後のクリスマスと覚悟し、少しでも幸せな思い出をつくるためであった。
その夜、スクルージは例年通り孤独なクリスマスを過ごしていた。
すると突然、7年前に亡くなった共同経営者だったマーレイの亡霊が現れた。
マーレイは「欲に取り憑かれた人間は死後の世界で悲惨な運命を辿るぞ」と言う。恐れおののくスクルージに、マーレイは最後のチャンスとして自分の行いを客観的に見る為に、時間旅行へ行こうと提案する。
渋々、クリスマスの精霊達と共に旅立つスクルージ。美しくも切ない時間旅行の中で、スクルージは最愛の人・イザベラとの別れ(過去)を再び体験し、楽しさと悲しさのクリスマスの世界(現在)を目の当たりにし、想像を遥かに超えた死後(未来)に苦悩することになるが・・・
さあ、あなたと旅する奇跡の12時間・・・結末はあなた自身の心で見つけてください。
原作 チャールズ・ディケンズ「クリスマス・キャロル」より