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プレスリリース

「ふるさと発見」ラジオドラマ 幕末デェスペラード『小松藩心中』制作・放送決定

南海放送は、愛媛県に実在した小松藩をとりまく幕末の人々の物語を題材に、70年代ウェストコーストの代表バンド「イーグルス」の楽曲で綴るラジオドラマを制作・放送します。

ラジオドラマの脚本・構成は、『オーロラになったサムライ』(日本民間放送連盟賞全国優秀賞)、『ソローキンの見た桜』(日本放送文化大賞グランプリ)、『風の男BUZAEMON』(日本民間放送連盟賞全国最優秀賞)等数多くのラジオドラマを制作した当社代表取締役会長の田中和彦です。

<番組概要>
ドラマの舞台は幕末を迎えた一万石の小松藩。貧しい小藩であったが、長い歴史の中で幾度も起こった飢饉で誰一人死ぬことはなかった。善政が施され、藩民は武士・農民・町人の隔てなく、それぞれ健気に矜持をもって暮らしていた。

「伊予聖人」と呼ばれた近藤篤山の存在もあり、江戸で学んだ有能な藩士が多かった小松藩は、伊予国の藩では珍しく、揺れ動く幕末に薩長に加担して倒幕に動く。

そんな騒然とした時代にこの小さな藩で「心中事件」が発生する。心中=相対死はご法度の時代。普通ならば晒しものにして埋葬すらも許されない...。しかし、他藩から流れてきたらしいこの男女の心中は、男は武士の作法で切腹、女は死にきれずに生きた状態で発見された。

生き残った女「ふう」と、戊辰戦争の傷がもとで主人を失った小松藩の下級武士の妻「せつ」。二人の間に奇妙な交流が生まれる。やがて二人はそれぞれの覚悟で「明治」という時代に足を踏み出すのだが...。

<主な出演>
心中の生き残り女「ふう」役 片岡礼子(女優・愛媛県松前町出身)
未亡人となった女「せつ」役 戒田節子(劇団みかん一座座長)
桝形浩人(劇団P.S みそ汁定食主宰)山本清文(劇団ステッキ主宰)ほか

  • 片岡礼子
  • 戒田節子

<放送予定>
2022年8月28日(日)
13時~15時 ラジオドラマ
      アフタートーク
      ラジオシンポジウム