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プレスリリース

2021年日本民間放送連盟賞「ラジオ生ワイド番組」「青少年向け番組」「放送と公共性」で全国「優秀」 技術部門で「技術奨励賞」受賞

2021年日本民間放送連盟賞の全国審査がこの程行われ、南海放送は3つの部門で「優秀」を、1つの部門で「奨励賞」を受賞しましたのでお知らせいたします。

2021年日本民間放送連盟賞番組部門ラジオ生ワイド番組で、南海放送制作の『井坂彰のサタデーライブ JAにしうわプレゼンツ まだまだ終わらないオレたちの西宇和みかん-中晩柑 SP-』が全国「優秀」を受賞しました。

また特別表彰部門の「青少年向け番組」でテレビ番組『書道ガールズ 証 ~蟻高書道部2020夏~』が、「放送と公共性」で『故郷と生きる。南海放送 36本のラジオドラマが伝えてきたもの』が、それぞれ全国「優秀」を受賞。

技術部門で『ラジオOTC(One Touch Controller)送出システム』が技術奨励賞を受賞しました。

なお日本民間放送連盟賞は、質の高い番組がより多く制作・放送されることを促すとともに放送による社会貢献活動等のより一層の発展を図ることを目的としているもので、放送業界の中で最も権威の高いコンクールの一つです。表彰は11月9日(火)開催の民放大会で行われます。

受賞作品一覧(全 4 作品)

■ラジオ生ワイド番組「優秀」作品
【受賞番組名】「井坂彰のサタデーライブ JAにしうわプレゼンツ まだまだ終わらないオレたちの西宇和みかん-中晩柑 SP-」
【放送日時】 2021年3月6日(土)13時00分~16時00分

■青少年向け番組「優秀」作品
【受賞番組名】「書道ガールズ 証 ~蟻高書道部2020夏~」
【放送日時】 2021年5月15日(土)9時55分~10時25分

■放送と公共性「優秀」作品
【受賞事績】「故郷と生きる。南海放送 36本のラジオドラマが伝えてきたもの」

■技術部門「技術奨励賞」作品
【受賞事績】「ラジオOTC送出システムの開発」

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2021年日本民間放送連盟賞
南海放送ラジオの生ワイド番組
『井坂彰のサタデーライブ』が優秀を受賞

南海放送が制作した『井坂彰のサタデーライブ JAにしうわ プレゼンツ まだまだ終わらないオレたちの 西宇和みかん-中晩柑 SP-』が2021年日本民間放送連盟賞番組部門生ワイド番組で「優秀」を受賞しました。この番組は、西宇和地域で生産・出荷されるみかん・柑橘のPRに加えて柑橘生産者の皆さんを応援したいという思いから2020年3月にスタートしたシリーズの第3弾で、コロナ禍で県外に向けたPRが難しい情勢を受けて県内での消費・購買を促す目的で制作されました。

中晩柑とは、「みかん」という分類に当てはまらない「伊予柑」や「紅まどんな」「せとか」など柑橘王国・愛媛を支える品種をさします。

審査員からは「中晩柑のPRだけでなく学びも盛り込み巧みに構成されている」「10代の目から見た中晩柑の魅力を紹介し地域に根付いた制作姿勢がよく伝わり、ローカル局だからこそできる力作」などの評価を受けました。

【受賞番組名】『井坂彰のサタデーライブ JAにしうわプレゼンツ まだまだ終わらないオレたちの西宇和みかん-中晩柑 SP-』

【放送日時】 2021年3月6日(土) 13時00分~16時00分

【スタッフ】
 プレゼンター:井坂 彰(フリーランス)、竹内 愛希(制作局アナウンス室)
 リポーター:宇都宮 郁美(メディア編成局メディアセンター)
 ディレクター:吉尾 亜耶、古茂田 圭(メディア編成局メディアセンター)

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2021年日本民間放送連盟賞 特別表彰部門
青少年向け番組で南海放送が優秀を受賞

南海放送が制作したテレビ番組「書道ガールズ 証 ~蟻高書道部2020夏~」が、2021年日本民間放送連盟賞特別表彰部門青少年向け番組で「優秀」を受賞しました。

この番組は、2020年の「書道パフォーマンス甲子園」(四国中央市)開催中止を受け、前年優勝校の長野県松本蟻ヶ崎高校を取材。葛藤や悩みを乗り越えようとする書道部員のひと夏を描いたものです。

審査では、「コロナ禍で諦めと絶望を抱きながら高校時代を過ごさざるを得ない多くの高校生たちが、自己を投影させながら視聴し、勇気と感動と強い共感を得られる作品」と高く評価されました。

「特別表彰部門・青少年向け番組」は、特に青少年の知識や理解力を高め、情操を豊かにする番組を顕彰するもので、最優秀1番組、優秀4番組が選ばれました。

【受賞番組名】『書道ガールズ 証 ~蟻高書道部2020夏~』

【放送日時】 2021年5月15日(土) 9時55分~10時25分

【スタッフ】
 プロデューサー・ディレクター:松下 和明(制作局)
 ナレーター:甲斐 彩加(制作局アナウンス室)

【番組概要】
2019年、第12回書道パフォーマンス甲子園。参加106校の頂点に立ったのは、6回目の全国大会出場で初優勝を果たした長野県松本蟻ヶ崎高校。

それから1年、連覇を誓った後輩たちは、自ら背負った重圧、周りからの期待によるプレッシャーとずっと闘ってきた。連覇に向けて練ってきた作品はほぼ完成していた。そして、思ってもみなかった大会の中止。行き場のない悲しみの中、演技動画の収録を自分たちのゴール、引退にすることにした。

副部長の伊藤朱里さんは、書道部引退と同時に学校を辞める決心をしていた。理由は、突然彼女を襲った心の病。大勢の人が苦手になり、電車に乗れなくなり、教室に入れなくなっていた。「書道部だけは大丈夫。自分が一番輝いていられる」と言う伊藤さんは、部活動だけのために学校に通っている。

募集締め切りの2週間前、彼女たちは驚く決断をした。それまで作ってきた作品を全部捨てて、新しい作品を作り始めた。大会がなくなった特別な夏を生きる自分たちの、本当の気持ちを伝えたい。もちろん演出もダンスもゼロから作り直すことに。わずか2週間で、誓った連覇にふさわしい書道パフォーマンスを作り上げることが出来るのか。

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2021年日本民間放送連盟賞 特別表彰部門
「放送と公共性」で南海放送が優秀を受賞

南海放送が過去44年間に制作したラジオドラマへの取組み『故郷と生きる。南海放送36本のラジオドラマが伝えてきたもの』が、2021年日本民間放送連盟賞特別表彰部門「放送と公共性」で優秀を受賞しました。

【受賞事績】
1953年に「ラジオ南海」として開局した当社は、そのわずか3か月後に「RNBラジオホール」と題する月曜から金曜まで毎日45分枠のラジオドラマをスタートさせた。当時のラジオ制作課はわずか4名。無謀ともいえる当時の熱気が南海放送ラジオのDNAとして受け継がれている。殊に1978年からは地元・愛媛の身近な歴史を掘り起こし、題材としたラジオドラマを現在に至るまで36本創り続けて来た。"地方"は年を追うごとに厳しさを増し、同時に"ラジオ"の制作環境も又、厳しさを増している。しかし開局当時のDNA、「ラジオドラマを通じて地域と生きる」ことを信じて36本のラジオドラマを創り続けた。

審査では、「ラジオドラマをスタート地点に、地元で様々な取り組みが始まるなど、地域活性化に大きく貢献している」「時を経てテレビドラマや映画に昇華してムーブメントとなるなど、民間放送が文化を産み育てた」と高く評価されました。

特別表彰部門「放送と公共性」は、単に営利目的ではなく、放送の公共性を強く意識し、「放送の社会に 対する貢献」において顕著な成果をあげた事績を顕彰するものです。放送と公共性部門の入賞は平成29年の『フロンティア精神を子供たちに! 和田重次郎を今に伝える 南海放送21年の記録』以来、4回目となります。

【事績概要】
南海放送制作 主なラジオドラマ
1953年「こけしの夢」(ディレクター 平山忠義)
     「青春春風詩 風薫る丘」(ディレクター 本庄住男)...他。
以下の作品から、地域の歴史を題材にした南海放送の特色あるラジオドラマ創りが始まる。
1978年「行乞の詩 どうしようもない私」(ディレクター 吉村斌)
1984年「伊予の鼠小僧」(ディレクター 田中和彦)
1985年「赤シャツの逆襲」(ディレクター 田中和彦)
     ※第1回文化庁芸術作品賞・放送文化基金賞受賞
2002年「平成 オランダおいね考」(ディレクター 田中和彦)
     ※日本民間放送連盟賞・優秀受賞
2004年「松山ロシア人捕虜収容所外伝~ソローキンの見た桜」(ディレクター 田中和彦)
     ※第1回日本放送文化大賞グランプリ受賞
2009年「山頭火没後70年 咲いて、一りん山頭火」(ディレクター 日野聡)
2014年「風の男 BUZAEMON」(ディレクター 田中和彦)
     ※日本民間放送連盟賞・最優秀受賞
2015年「宇和島伊達家入城400年 COME TOGETHER」(ディレクター 小倉健嗣)
     ※日本民間放送連盟賞・優秀受賞
2017年「森盲天外 eyes」(ディレクター 江刺伯洋)
2017年「ザ・ベースボール~子規対漱石 150年の時を超えて」(ディレクター 三瀬雄一)
     ※日本放送文化大賞・優秀受賞
2019年「ソローキン女子の憂鬱」(ディレクター 田中和彦)
2020年「紫電改~君がくれた紫のマフラー~」(ディレクター 江刺伯洋)
2021年「宇和島健歩・事始め 伊達宗城の憂鬱」(ディレクター 田中和彦)

1978年~2021年の44年間で36本のラジオドラマを制作。そのいずれもの題材が愛媛の各地に眠っている歴史上の出来事や有名・無名を問わない人物の掘り起しである。それらを様々な面から魅力的に表現し、故郷・愛媛に生きる喜びを共有したい。

【受賞名】「故郷と生きる。南海放送36本のラジオドラマが伝えてきたもの」

【スタッフ】
 荻山 雄一(総合コンテンツ戦略室)
 江刺 伯洋(メディア編成局メディアセンター)
 山内 孝雄(メディア編成局)

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2021年日本民間放送連盟賞 技術部門
南海放送が「技術奨励賞」受賞

南海放送の開発事績「ラジオOTC送出システムの開発」が、2021年日本民間放送連盟賞技術部門において「技術奨励賞」を受賞しました。

技術部門は、放送技術に関する開発・改良等によって民放事業に貢献し、その発展に寄与したと認められる事績が対象となります。その中で、技術面の創意工夫や的確な応用により顕著な業務改善・効率化などを果たしたと認められる事績として「技術奨励賞」を受賞しました。

この開発事績は、ラジオスタジオにおける業務の省力化を実現するため、進行台本のタイムライン管理によって自動又はボタン一つで制御することができるOTC(One Touch Controller)送出システムです。ワンマンDJとしてプレゼンターがトークしながら行わなければならないマイクや楽曲の音量(フェードイン・アウト)や選曲などの業務が、予め作成した台本通りに進行します。OTCシステムには、アナウンサーが不在の時間帯でも、テキスト原稿を自動で読み上げる機能を搭載しており、緊急報道にも役立ちます。また、このシステムはラジオ放送の心臓部であるマスターの緊急時におけるバックアップ送出システムとしても利用できます。

【事績名】「ラジオOTC送出システムの開発」

【担当】
 吉川 大貴(技術局 技術戦略部)
 城下 雄大(メディア編成局 メディアセンター)
 高橋 司(技術局 技術センター)
 乗松 義弘(技術局)