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プレスリリース

2021年日本民間放送連盟賞 中四国審査会 番組部門テレビ報道番組で南海放送が優秀受賞

南海放送が制作したテレビ番組「瀬戸内海がゴミ箱になる日」が、2021年日本民間放送連盟賞中四国審査会において、番組部門テレビ報道番組で優秀を受賞しました。

この番組は、瀬戸内海でゴミ拾いを行う男性を取材したドキュメンタリーで、プラスチックゴミで汚染された瀬戸内海の現実や法整備の課題をあぶりだしています。

審査員からは「現状を映像の力を使って存分に見せた。岩田さんという魅力的な人物を中心に据えて視聴者にどう考えるかというのを投げかけた力のある番組」「隠れた所に溜まっているゴミの量に圧倒された。私たち一人一人の(行動の)結果として、普通の人にダイレクトに伝えるパワーを持っている」など、高い評価を受けました。

日本民間放送連盟賞は、質の高い番組がより多く制作・放送されることを促すとともに、放送による社会貢献活動等のより一層の発展を図ることを目的としています。

【受賞番組名】 「瀬戸内海がゴミ箱になる日」
【放送日時】  2021年5月29日(土)10時30分~11時24分
【スタッフ】  撮影・ディレクター 山本 貴洋(制作部)
        プロデューサー   伊東 英朗(制作部)
        ナレーター     永野 彰子(総合企画局)

【番組概要】
八幡浜市の岩田功次さん(60)が取り組んでいるのは、海洋プラスチックゴミ拾い。船を使った大掛かりなゴミ拾いだ。岩田さんの提唱するゴミ拾いは『海洋を漂うプラスチックゴミが集まるポイントがある。そのゴミを根気強く拾えば、いつかゴミはなくなる』というものだ。そのポイントは、岩田さんが調査しただけで瀬戸内海に500か所。それは海側からしか見えず、船でしか行くことができない場所。だから、これまで誰も気づかず放置されていた。嵐、座礁、マムシやムカデ...危険な場所でもある。拾ったゴミの処理は各市町に委ねられるが、「ゴミを拾わないでください」と要望されることも。大型発泡スチロールやブイなどを受け入れていない市町もあるのだ。
今、プラスチックゴミによって世界の海が危機的な状況に置かれている。しかしそこには、拾うことすらままならない現実がある。