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プレスリリース

第54回 南海放送賞 1団体・2個人に決定

「南海放送賞」は、福祉活動や社会貢献活動において、特に著しい業績をあげられた個人・団体や、身体障がい等を克服して自立に努め、社会活動に積極的に参加している人などを表彰するものです。

昭和42年(1967年)に設立し、平成16年(2004年)からは公募方式を取り入れています。

今回は自薦・他薦候補が11件、南海放送報道部の推薦候補が29件、そして昨年度からの継続を合わせて合計102件が選考対象となりました。

選考の結果、第54回南海放送賞は、以下の1団体・2個人に決定いたしました。

【南海放送賞】 

◯山口尚秀さん(パラアスリート) (個人)  今治市
◯認定NPO法人 ラ・ファミリエ (団体)  松山市
〇川本茂二さん(民生児童委員・主任児童委員) (個人)  八幡浜市

【南海放送賞 選考会 委員】

愛媛県保健福祉部 部長  髙橋敏彦 様
愛媛県社会福祉協議会 副会長  清家俊蔵 様
南海放送番組審議会 委員長  稲葉隆一 様
南海放送株式会社 社長  大西康司

【表彰式】

*新型コロナウイルスの影響で、内容が変更になる場合もございます。
日時:2021年2月19日(金) 表彰式 午前11時~(予定)
場所:南海放送 本町会館一階 テルスターホール (松山市本町1丁目1-1)

【受賞者プロフィール】

山口(やまぐち)尚秀(なおひで)さん パラアスリート(競泳) 今治市 20歳

3歳の時に知的障害を伴う自閉症と診断され、小学校4年生の時からスイミングスクールに通い始めました。2016年に岩手県で開催された、「第16回全国障害者スポーツ大会」への出場がきっかけで、健常者の選手と共に、本格的な競泳の練習に取り組んでいます。2019年9月に開催された、世界パラ競泳選手権大会の男子100メートル平泳ぎ(知的障害の部)で1分4秒95の世界新記録で優勝し、東京パラリンピック競泳日本代表の第一号に内定。今年11月に宮城県で開催された記録会では、1分4秒13で自己ベスト・世界記録を更新しています。競技歴わずか3年ながら、100m平泳ぎを含む3種目(他は50m平泳ぎ、50m背泳ぎ)で日本記録を保持し、内定した100m平泳ぎのほかにも、背泳ぎでのパラリンピック出場も目指しています。

認定NPO法人 ラ・ファミリエ 松山市 (代表:理事長 檜垣(ひがき)高史(たかし) 氏・活動歴18年)

病気のある子供たちとその家族を支援することを目的に、医療関係者、患者会、自立支援員、相談支援専門員、社会福祉士、行政書士などで構成している団体です。2003年4月から、慢性疾患児家族宿泊施設「ファミリーハウスあい」を運営し、小児慢性特定疾患等で長期入院している子供とその家族を支援しています。2015年4月からは、愛媛県・松山市からの委託により、「小児慢性特定疾病児童等自立支援事業」を実施。慢性的な疾病を抱える子どもとその家族の負担軽減及び長期療養をしている子供の自立や成長支援として、相互交流支援(今年はリモートでサマーキャンプ、仕事体験や遊びの動画配信等を実施)、学習支援、就職支援などを積極的に展開しています。

川本(かわもと)茂二(しげじ)さん 民生児童委員・主任児童委員 八幡浜市 79歳

地元・八幡浜市で、1975年から登下校する児童や生徒への声かけ・交通指導を毎朝欠かさず、45年間実施しています。1986年以降は、八幡浜少年警察ボランティアや八幡浜警察署防犯相談所長なども担当し、防犯活動にも取り組んできました。2006年に不審者事案が発生したことから、地元の公民館やPTAなどに呼びかけて、見守り隊「チーム白浜」を結成。日々地域と連携した見守り活動を行っています。また、主任児童委員として年に1回、地元の児童養護施設で生活している子供たちと、公民館でクレープ作りをするなど、積極的に子供たちと交流しています。コロナによる休校期間中にも、小学校の教諭らとの情報交換をより密にしながら、「チーム白浜」のメンバーや地域の人と協力して、公園で遊ぶ子供たちの見守り活動などに取り組みました。