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プレスリリース

マンガ『放射線を浴びたX年後』出版

南海放送は、伊東英朗ディレクターが15年以上にわたり米英による太平洋海域での核実験で被ばくした日本のマグロ漁船の被害を取材し続け、『放射線を浴びたX年後』のタイトル名でテレビ番組や映画、書籍など様々なメディアを通してシリーズ化する活動を展開しています。

今回、伊東ディレクターの取材がきっかけとなり、マグロ漁船の乗組員だった自分の父親が核実験近くの海域で操業していた事実を初めて知った漫画家・和気一作さんがペンを取りマンガ本を制作、創風社出版からこの程、マンガ『放射線を浴びたX年後』が出版されました。

45歳の若さでガンのため亡くなった父親が生前、核実験海域で何度となく漁をしていた事実に強い衝撃を受けた和気さんが、「より多くの人々に事実を知ってほしい」と願いを込めて、4年の長い歳月をかけて完成させた渾身のドキュメンタリーマンガです。

【作品概要】
昭和29年3月1日、ビキニ環礁の水爆実験で第五福竜丸が被害を受けた。実は、マグロ漁場で行われた核実験は100回以上。多くの船が被ばくし、"広島・長崎"に連なる被害者を生み出していた。

当時の乗組員やその遺族を巡る中で、置き去りにされてきた事実や捨てられた過去が見えてきた。

核実験が行われていた海域で操業していた元マグロ船乗組員で、45歳の若さでガンのため亡くなった父親をもつ漫画家・和気一作さんが、書籍「放射線を浴びたX年後」をベースにマンガ化。

【作者概要】
和気一作(わけ いっさく)
ミリオンセラーとなり、映画化やドラマ化された大ヒット作「女帝」を描いた漫画家。南海放送の取材がきっかけで、父親の死が水爆実験の影響を受けたことを初めて知り、『X年後』をマンガ化することを決意。子どもたちに遺書を書くほどの覚悟を決め、およそ4年の歳月をかけて描きあげる。

  • 父・敬鋭さんに抱かれる和気一作さん 1956年撮影
  • マンガ「放射線を浴びたX年後」より

【書籍情報】
<価 格>
①2200円(定価+送料) 南海放送ウイットショップ https://rnbshop.ocnk.net/
 ※著者:和気一作氏、原作者:伊東英朗のサイン入り
②1980円(本体価格1800円+税) 県内各書店にて販売
<サイズ>B5版 220頁
<著 者>和気 一作(わけ いっさく)
<出版社>創風社出版
<問合せ先>創風社出版 〒791-8068愛媛県松山市みどりヶ丘9-8
mail:info@soufusha.jp  TEL:089-953-3153 FAX:089-953-3103