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2020年 日本民間放送連盟賞 中四国地区審査会 南海放送ラジオ2作品が「最優秀」を受賞

7月10日(金)に徳島で行われた2020年日本民間放送連盟賞中四国地区ラジオ番組部門審査会において、報道番組部門とエンターテインメント番組部門で「最優秀」を受賞しました。

ラジオ番組部門は、教養番組部門と生ワイド番組部門を加えた4部門で構成されており、うち2部門で「最優秀」を受賞しました。

■ラジオ報道番組部門「最優秀」作品
【受賞番組名】 「感染」―正義とは何か―
【放送日時】  2020年5月30日(土) 14時00分~14時44分

■ラジオエンターテイメント番組部門「最優秀」作品
【受賞番組名】 終戦75年特別企画"紫電改プロジェクト"
        2020年版ラジオドラマ「紫電改 君がくれた紫のマフラー」
【放送日時】  2020年5月31日(日) 10時00分~10時59分

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■ラジオ報道番組部門「最優秀」作品
「感染」―正義とは何か―

当社が制作したラジオ番組「感染-正義とは何か-」が、2020年日本民間放送連盟賞中四国審査会でラジオ報道番組部門最優秀を受賞しました。

この番組は新型コロナウイルスをめぐる差別をテーマにしたもので、番組では県内の感染者や誹謗中傷を受けた人達を直接取材したほか、四国遍路やハンセン病患者、エイズウイルス感染者の歴史やインタビューも取り上げ、感染症拡大から生まれる差別や偏見、社会のひずみを深く掘り下げています。

審査員からは「正義とは何かを真っ正面から捉えた番組だ」「全国の誰もが抱えている問題であることを感じさせてくれる」「地元に根付いたお遍路の歴史も織り込み、メッセージ力のある作品だ」など、高い評価を受けました。

日本民間放送連盟賞は、質の高い番組がより多く制作・放送されることを促すとともに、放送による社会貢献活動等のより一層の発展を図ることを目的としているもので、放送業界の中で最も権威の高いコンクールの一つです。今回の受賞により、番組は中央審査へ進みます。

【受賞番組名】「感染」―正義とは何か―
【放送日時】2020年5月30日(土) 14時00分~14時44分
【スタッフ】ディレクター・取材:植田 竜一(メディアセンター)
      取材:中武 正和(報道部)
      ナレーション:永野 彰子(メディアセンター)

【番組概要】
愛媛県では3月2日、最南端にある人口2万人ほどの愛南町で、県内初となる新型コロナウイルスの感染者が確認される。この日を境に県内の雰囲気は一変した。「感染者は誹謗中傷に耐えられなくなって自殺したらしい」という噂が飛び交い、感染者はどこの誰なのか半日もたたないうちに特定された。感染も県内で一気に広がり、精神科病院や高齢者施設ではクラスターが発生。「こんな施設閉めてしまえ」、「人殺し!」...。ウイルスの感染スピードをはるかに超える早さで、誹謗中傷などの人権侵害が拡散していく。新型コロナウイルスの本当の恐怖は、ウイルスそのものではなく、私たち人間が人間でなくなることなのではないのか―。人権侵害は、ひとりひとりの「正義」に基づいて広がる。なぜ、本来は人を守るはずの「正義」が、人を攻撃しているのか。新型コロナウイルスから人の「正義」とは何かを問うドキュメント。

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■ラジオエンターテイメント番組部門「最優秀」作品
終戦75年特別企画"紫電改プロジェクト"
2020年版ラジオドラマ「紫電改 君がくれた紫のマフラー」

当社が制作したラジオドラマ番組「紫電改 君がくれた紫のマフラー」が、2020年日本民間放送連盟賞中四国審査会、ラジオエンターテインメント番組部門で最優秀を受賞しました。

この番組は、戦後75年を機に制作したラジオドラマで、愛媛・愛南町の海から引き揚げられた大戦中の名機「紫電改」の搭乗員と松山市の大街道商店街に実在した食堂の若女将との交流を描きながら、平和への想いを再確認するという物語です。

審査員からは「脚本・出演・演出すべてがクオリティの高い作品」「教養エンターテインメントであり語りとドラマのバランスもよい」「新しい問いかけの一つの手法で、新しい戦後の伝え方にもなる番組」との高い評価を得ました。

日本民間放送連盟賞は、質の高い番組がより多く制作・放送されることを促すとともに、放送による社会貢献活動等のより一層の発展を図ることを目的としているもので、放送業界の中で最も権威の高いコンクールの一つです。今回の受賞により、番組は中央審査へ進みます。

【受賞番組名】 終戦75年特別企画"紫電改プロジェクト"
        2020年版ラジオドラマ「紫電改 君がくれた紫のマフラー」
【放送日時】2020年5月31日(日) 10時00分~10時59分
【スタッフ】原作:江刺 伯洋(メディアセンター)
      脚本:岩城 一平(フリー)
      編集:岡田 耕一(フリー)

【番組概要】
終戦間際の昭和19年後半。当時技術の粋を集めて開発されたのが、局地戦闘機・紫電改。その搭乗員を訓練しようと、全国から選りすぐりのエースパイロットが松山基地に集められた。搭乗員たちが訓練の合間に訪れていたのが、当時、大街道商店街にあった食堂『喜楽』だった。食堂の若女将だった今井さんは、同世代の搭乗員たちを歓待。別れ際、自身の白無垢を染め、済美高等女学校の生徒と一緒に38枚の紫のマフラーを作り、餞別として贈った。もはや戦争自体が遠い存在となり、愛媛の人達でさえ「紫電改」自体を理解していない現在。あれから75年。この史実を風化させないために今井さんの遺志を継ぐ物語。