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2019年 日本民間放送連盟賞 中四国地区審査会 『緊急放流=逃げろ!~誰が命を奪ったのか~』ラジオ報道番組部門 最優秀受賞

7月10日(水)から3日間、広島で行われている2019年日本民間放送連盟賞中四国地区審査会のラジオ報道番組部門において、南海放送が制作したラジオ番組『緊急放流=逃げろ!~誰が命を奪ったのか~』が最優秀賞を受賞しました。

去年7月の西日本豪雨では、野村ダムが緊急放流を行い肱川が氾濫、西予市野村町では5人が死亡しました。番組では、ダムや自治体の問題点を南海放送報道部の百合田彩記者のリポートで検証しました。

審査員からは、「継続取材で事実をあぶり出していて、取材者の汗を感じる」、「全国のダムのあり方を問う問題提起になっている」と高い評価を受けました。

日本民間放送連盟賞は、質の高い番組がより多く制作・放送されることを促すとともに、放送による社会貢献活動等のより一層の発展を図ることを目的としています。今回、最優秀賞を受賞した『緊急放流=逃げろ!~誰が命を奪ったのか~』は中央審査に進みます。

【受賞番組名】 緊急放流=逃げろ!~誰が命を奪ったのか~
【放送日時】  2019年5月31日(金)18時00分~18時42分
【制作関係者】 取材・リポート 百合田彩(報道部)
        ディレクター 植田竜一(メディア制作部)
        ナレーション 松岡宏忠(報道部兼アナウンス室)

【番組概要】
去年7月7日、西日本豪雨により肱川が氾濫。現地入りした記者は野村ダムが緊急放流をしたために肱川が氾濫したという衝撃的な事実を知ることになる。野村ダムや四国地方整備局は「操作は規則通りで、ダムが被害を拡大したわけではない」と繰り返す。しかし、住民は様々な疑問を抱いていた。「ダムがあるから安心と思っていたのに」、「なぜもっと早く避難指示を出さなかったのか?」と...。番組では、遺族や住民の証言などを基に、10か月に渡る取材で野村ダムや西予市の問題点を検証した。想定外の豪雨が続く日本には2600を超えるダムがある。この教訓を生かすため、愛媛から全国に警鐘を鳴らすドキュメント。