全国で初めて南海放送のAMとFMで異なる番組を放送する免許状が、2月7日付けで総務省から交付されました。
通常、南海放送ラジオはAM(1116kHz)とFM(91.7MHz/91.2MHz)で同じ番組を放送しています。南海放送のFMは、災害時にAMを補完する目的で免許を与えられたFM補完局と呼ばれるもので、災害時にいかに地域住民の役に立つかが大きな使命です。
南海トラフ巨大地震など大災害時には、日常よりも多様で、大量の情報提供が必要となります。そうした住民ニーズに応えるひとつの可能性として、技術的対応も含めてAMとFMで異なる内容の番組を放送するケースを想定し、下記の放送を行います。
今回の免許状は、3月11日(日)22時30分からの1時間番組に限っての実験的な放送として交付されました。実験的な放送を通じて技術的な手順や課題、また、聴取者の反応や必要とされる放送内容などを調査します。今回の番組を通じて一層、FМの認知度を高め、非常時 の際、"聞いてもらえる"ラジオを目指します。
【放送番組名・内容】
放送日時:平成30年3月11日(日)22時30分~23時30分
<AM放送> 番組名「Heisei earthquakes」 (ヘイセイ・アースクエイクス) "平成"を巨大地震に見舞われた「大地震の時代」と位置づけ、 スタジオに専門家を招き、学ぶべき教訓や、次の時代に必要な備えを考えます。 【出演】永野彰子アナウンサー 森伸一郎氏(愛媛大学准教授)ら |
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<FM放送> 番組名「妄想系防災特番『IF・・・もしも』」 番組のターゲットを若者に置き、楽しく役に立つ防災特番を目指します。 仮想ドラマを交えて、万が一の「もしも」の時にいかに備えるかを考えます。 【出演】江刺伯洋アナウンサーら |
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