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プレスリリース

第51回 南海放送賞 2個人・1団体に決定

 「南海放送賞」は、福祉活動や社会貢献活動において、特に著しい業績をあげられた個人・団体や、身体障がい等を克服して自立に努め、社会活動に積極的に参加している人などを表彰するものです。昭和42年(1967年)に設立し、平成16年(2004年)からは公募方式を取り入れています。今回は自薦・他薦候補が12件、南海放送報道部の推薦候補が11件、そして昨年度からの継続を合わせて合計67件が選考対象となりました。選考の結果、第51回南海放送賞は、以下の2個人・1団体に決定いたしました。

【南海放送賞】 

○津賀 薫 さん (個人)  松山市
○中道 穂香 さん (個人)  愛南町
○特定非営利活動法人eワーク愛媛 (団体)  新居浜市

【南海放送賞 選考会 委員】 

愛媛県社会福祉協議会 会長  中山紘治郎 様
愛媛県保健福祉部 部長  山口真司 様
南海放送番組審議会 委員長  淺井直子 様
南海放送株式会社 社長  田中和彦

【表彰式・祝賀パーティ】

日時:平成30年2月21日(水)  表彰式 11時~(予定) / 祝賀パーティー 正午~(予定)
場所:南海放送 本町会館一階 テルスターホール (松山市本町1丁目1-1)

(資料)受賞者プロフィール

津賀つが かおる さん タンデム自転車NONちゃん倶楽部 代表  松山市 66歳

夫(故人)が視覚を失った事がきっかけでボランティアの道へ進み平成22年の愛媛県道路交通規則改正で県内の公道でのタンデム自転車の走行が認められたことから、「タンデム自転車NONちゃん倶楽部」を設立。タンデム自転車とは、ペダルやサドルを人数分備えた複数乗りの自転車で、ハンドルを握る「パイロット」を健常者が務め、目などが不自由な方でも後部座席でペダルをこぎ、風を切って走る魅力を味わえます。

津賀さんは、沢山のボランティアの方の支援も受けながら、視覚などに障がいを持つ人と健常者とが一緒にタンデム自転車に乗ってサイクリングする活動を続けています。活動に使う自転車は寄付により賄っていて、タンデム自転車の楽しみを全国に広めようと精力的に活動しています。

中道なかみち 穂香ほのか さん 障がい者スイマー 愛南町 17歳

愛媛県立南宇和高等学校の2年生。先天性右下肢欠損で、生まれつき右足がありません。母親から「水中で体を動かせる」との勧めで、小学2年生から水泳を始めました。明るく積極的で、誰とでも仲良くできる社交的な性格。「自分が泳ぐ姿で人々に元気を分けられたら嬉しい」との思いで水泳に取り組んでいます。

第49回南海放送賞を受賞した新居浜東高校2年生の岡部歩乃佳さんとは年齢も得意種目も同じ「運命的」な友人同士。「ダブル ほのか」として注目を集めています。

今年10月の「えひめ全国障害者スポーツ大会えひめ大会」では、50メートル背泳ぎ・優勝、50メートル自由形・優勝の2冠を達成。2020年東京パラリンピックを目指して日々練習に励んでいます。

特定非営利活動法人eワーク愛媛 新居浜市

代表 理事長 難波江なばえ つとむ 氏・会員21人・活動歴14年

ニート・ひきこもりなど困難を抱える若者の自立支援を中心に、求職弱者を対象とした就労支援事業を行っています。現在、愛媛県委託事業として松野町・鬼北町を対象とした生活困窮者および、被保護者の就労準備支援を実施しています。

また、平成24年11月から、愛媛県内で初めてフードバンク事業を開始し、現在は県内外の福祉関連団体や子ども食堂、食品関連企業と連携して生活困窮者支援と食品ロス削減などを目的に活動を広げています。

平成28年1月には、産直市「来んかい屋」がリニューアルオープンし移動スーパー事業を開始したのに併せ、関連法人と連携して、西条市・新居浜市・四国中央市の3市の商店空白地や山間部を中心に、買い物弱者支援を実施しています。

その他、愛媛の郷土料理などの食文化を「えひめの食遺産」と名付け、地域から情報発信するなど、地域再生活動を行っています。