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プレスリリース

平成29年度日本民間放送連盟賞 3部門で全国優秀賞受賞!

本日、今年度の日本民間放送連盟賞が公表され、南海放送は3部門で全国優秀賞を獲得致しました。番組部門では≪ラジオ報道部門≫で「残留日本人妻」、また≪技術部門≫で「移動中継サポートシステムの開発」、さらに地域貢献を評価する≪放送と公共性部門≫では、「和田重次郎を今に伝える」と、番組・技術・地域貢献という3つの分野で受賞しました。当社の制作力、技術力、高い地域貢献が評価されたことになります。
各部門の表彰は11月7日(火)、東京で開催される「第65回民間放送全国大会」で行われます。
各部門の事績内容については以下の通りです。


【ラジオ報道番組部門 全国優秀賞】

≪番組タイトル≫
「残留日本人妻~日韓の狭間に生きた101歳の母~」

≪番組内容≫
太平洋戦争後、2000人を超える日本人女性たちが韓国に残って暮らし、『残留日本人妻』と呼ばれた。戦後71年、「近くて遠い国」日本と韓国の間で生きた残留日本人妻とはどんな存在だったのか。28歳の女性記者が、101歳の女性の人生に触れ、歴史に埋もれようとしている残留日本人妻に光を当てた。

≪担当≫
荻山雄一(制作部)・戒田菜美(報道部)

≪審査講評≫
「多角的に取材をしている」
「テーマ性が明確で、オープニングから引き込まれた」
「取材を通して28才の女性記者の中に何が生まれたか、わかりやすく構成されている」


【技術部門 全国優秀賞】

≪事績タイトル≫
「移動中継サポートシステムの開発」

≪事績内容≫
開発した「移動中継サポートシステム」は、スマートフォンを利用した位置情報伝送システムに、GPS自動追尾装置、可変指向性アンテナ、FPU方向調整ナビケーターを組み合わせ、実用化。ロードレース中継における自動追尾受信の安定化と大幅な省力化を達成した。移動中継技術の高度化と省力化に貢献したこのシステムは、今年2月の愛媛マラソンの6時間中継にも活用され、安定した中継放送を視聴者に届けた。

≪担当≫
乗松義弘・毛利文昭・吉川大貴(いずれも技術局)


【放送と公共性部門 全国優秀賞】

≪事績タイトル≫
「フロンティア精神を子供たちに!和田重次郎を今に伝える 南海放送21年の記録」

≪事績内容≫
「坂の上の雲」の時代、遠く離れたアラスカで「キング・ワダ」と呼ばれた日本人がいた。愛媛・松山市出身の和田重次郎(1875-1937)である。和田は密航でアメリカに渡り、多くの油田や金鉱を発見するなどアラスカ開拓に大きな足跡を残した。
南海放送では1997年放送のラジオドラマ制作を機に(「オーロラになったサムライ」制作・田中和彦」)、愛媛でも殆ど知られていなかった和田の発掘活動を始めた。
ラジオ・テレビ放送に留まらず、和田に魅せられた当社アナウンサーが脚本・演出を務めた市民ミュージカルを県内やアラスカで公演した。
さらに学校での出前授業やシンポジウムなどの多彩な活動を通じて、和田重次郎の持つフロンティア精神を愛媛の子供たちに伝え続けている。

≪担当≫
田中和彦(代表取締役社長)・戒田節子(アナウンス室)・伊東英朗(制作部)

≪審査講評≫
「ラジオが種をまき、テレビが水をやり育てた取り組み」
「ラジオ・テレビ兼営局でも難しいラテの共同作業の珍しい成功例」
「1人1人の制作者が持つ思いが結実した。特にミュージカル活動はアラスカでの公演まで実現させており素晴らしい活動だ」