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ラジオ番組「残留日本人妻」日本民間放送連盟賞・中四国最優秀賞を受賞

平成29年7月12日(水)から徳島市で開催されている日本民間放送連盟賞・中国四国ラジオ審査会において、下記の作品が最優秀賞を受賞しました。なお受賞作品は、中国四国地区の代表作品として中央審査へ進みます。

【番組名】
「残留日本人妻~日韓の狭間に生きた101歳の母」

【放送日時】
2017年5月28日(日)15:00~16:00

【番組概要】
愛媛県新居浜市で育ち現在101歳の國田房子さん。若い頃、四国に来ていた韓国人男性と結婚し、終戦間際、韓国に渡った女性です。三男四女の母親となった國田さんは、韓国での暮らしの中で残留日本人妻の窮状を知ります。貧困と差別の中で生きる日本人女性たち。日本と韓国が国交を結ぶ以前だったため国の支援もありません。國田さんは私財を投げうって、彼女たちの支援を行います。残留日本人妻を束ねる「芙蓉会」の会長にも就任し、その支援は今日まで続いています。しかし平均年齢は90歳を超え、その数も今や十数人。そんな中、國田さんがふと「ふるさとの秋祭りを見に行きたい」と漏らします。国家の狭間、歴史の空白で苦しんだ日本人の人生を辿ります。

【出演】
國田房子(くにた・ふさこ)...釜山在住の101歳。芙蓉会会長
トモヱさん...國田房子さんの妹(83歳)、村上英敏(ひでとし)さん...元釜山日本人学校校長
遠藤ノブさん...釜山の日本人妻(94歳)ほか

【企画意図】
戦後71年「近くて遠い国」日本と韓国の間で、戦後、韓国に残って暮らした『残留日本人妻』と呼ばれた2000人を超える女性たちがいました。歴史のエアポケットで生きた残留日本人妻とはどんな存在だったのか、28歳の女性記者が、101歳の日本人女性の人生に触れ、歴史に埋もれようとしている残留日本人妻に光を当てました。

【制作担当】
荻山雄一(制作部)・戒田菜美(報道部)

【審査員からの講評】
「多角的に取材をしている。」
「テーマ性が明確で、オープニングから引き込まれた。」
「取材を通して28才の女性記者の中に何が生まれたか、わかりやすく構成されている」