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プレスリリース

南海放送「書道パフォーマンス甲子園」に対する9年間の取り組み 平成28年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞

1.受賞事績
【平成28年日本民間放送連盟賞 特別表彰部門「放送と公共性」最優秀】
『1枚の企画書から始まった
  故郷に元気を!「書道パフォーマンス甲子園」9年の歩み』

2.受賞内容
四国中央市で夏に開催されている「書道パフォーマンス甲子園」が生まれたのは平成20年。そのとき参加したのはわずか3校。会場は商店街。観客は300人。この大会をはじめるきっかけを作ったのは南海放送の一人のテレビディレクターでした。四国中央市は紙製品の生産日本一の街。そして地元の愛媛県立三島高校は、書道の大会で2年連続日本一を獲得。そんな三島高校が「書道の魅力を知ってもらいたい」と街のイベント会場で披露していたのが書道パフォーマンスでした。当時、『NNNドキュメント』(日本テレビ系列を中心に全国30局で放送)に向けて三島高校書道部を取材していたディレクターはこの書道パフォーマンスの魅力を知り、「日本一紙の街・四国中央市を元気にできるイベントになる」と確信し、1枚の企画書を基に、井原巧市長(当時)に提案。これを受けた市長の英断で第1回の大会が始まりました。以来、熱心な市のイベント運営に支えられ、今年8月、愛媛県四国中央市で開催された「第9回書道パフォーマンス甲子園」には34都道府県から96校がエントリー、予選を突破した21校が出場。延べ5500人の観客が詰め掛ける、愛媛を代表する大きなイベントに成長しました。

南海放送は第1回大会から毎年ドキュメンタリー番組を制作。9年間で延べ40の高校を取材し、書に青春を懸ける女子高生の汗と涙を追ってきました。また放送ツールも、ローカル放送・全国放送・系列への番組販売・huluでの配信、さらには番組の海外展開と、文字通り全社を挙げて「書道パフォーマンス甲子園」の魅力を発信続けてきました。

審査会では「地方局の可能性を示す」「テレビの元気がなくなっていると言われている中、改めてテレビの力を感じた」「1人のディレクターの情熱がここまでの成功をおさめた」「地方局と行政が両輪となった見事な成功例」など、南海放送の取り組みに高い評価が与えられました。

3.日本民間放送連盟賞について
日本民間放送連盟賞は、番組、CM、放送技術の向上と、放送活動のより一層の発展を図ることを目的に、日本民間放送連盟が1953(昭和28)年に創設した賞です。「放送と公共性」部門は、単に営利目的ではなく、放送の公共性を強く意識し、「放送の社会に対する貢献」において顕著な成果をあげた事績を顕彰するものです。表彰は、11月9に開催される「民間放送全国大会」の式典席上で行われます。