南海放送のロゴマーク

雨

18/13 90%

愛媛の情報&番組をカテゴライズ

Press

プレスリリース

南海放送ラジオ エンターテインメント番組部門「赤シャツの逆襲2(ツー)」 日本民間放送連盟賞 中四国最優秀獲得

平成28年7月14日(木)、鳥取県米子市で開催されている日本民間放送連盟賞・中四国ラジオ審査会において、下記の作品が「最優秀」を獲得した。エンターテインメント番組部門での最優秀受賞は3年連続となる。

(1)「最優秀」作品
○ラジオ エンターテインメント番組部門 「赤シャツの逆襲2」
放送日時:平成28年5月29日(日)13:00~14:00

(2)制作意図
今年2016年は明治の文豪・夏目漱石の没100年にあたる。南海放送は、夏目漱石が1000円札の肖像になった1984年、「赤シャツの逆襲」というオリジナルドラマを制作。「赤シャツ」のモデルとされた当時の松山中学の横地教頭がそのイメージとは全く違う高潔な人であったことをモチーフにしたドラマは、話題を集めた。あれから30年。「なぜ漱石は1年で松山を去ったのか?」地元郷土史家たちの研究成果や新発見を参考文献に、田中和彦社長が脚本を担当、加筆・リメイクした新たなラジオドラマ「赤シャツの逆襲2」として蘇らせた。音楽は1950年代のロックンロール界で一世を風靡したリトル・リチャードをベースに、当社のラジオDJでもある地元のミュージシャン正岡省吾のオリジナル曲「赤シャツロックンロール」を織り交ぜた。「楽しい」ではなく、「愉しい」を目指す痛快なエンターテインメント番組として、聴いてもらえれば...。そんな願いを込めて番組を制作した。

(3)番組内容
時は現代。南海放送ラジオは朝の生ワイド番組「モーニングディライトブリーズ」を特別編成して世紀の裁判の判決結果を速報で伝えようとしていた。裁判の内容は、明治の文豪、夏目漱石が書いた名作「坊っちゃん」で登場した赤シャツ教頭のモデルとされる横地石太郎氏の子孫が夏目漱石の子孫や出版社などを相手取り、出版差し止めなどを求めた異例なものだった。通称、「赤シャツ訴訟」は全国的にも有名な小説を巡る内容とあって注目を集め、口頭弁論は原告・被告側双方共に激しい応酬が繰り広げられた。双方の対立は口頭弁論の回を追うごとに深まっていった。最終弁論で、原告側は漱石が一年で松山の地を去っていった"真相"とも言える証拠を提出、そのキーワードは「名折れ」だと結論付けた。果たして「名折れ」の意味するものとは?そして注目の判決結果は?被告であり、東京・九段に住む夏目漱石のひ孫の反応は?世紀の「赤シャツ訴訟」の判決結果が、まさに今伝えられようとしている。

(4)スタッフ
脚本・制作:田中和彦(南海放送)
編集:乗松佳洲彦・河村英美(フリー)
音楽:正岡省吾(フリー)
プロデューサー:小倉健嗣(南海放送)

(5)日本民間放送連盟賞について
日本民間放送連盟賞(連盟賞)は、番組、CM、放送技術の向上と、放送活動のより一層の発展を図ることを目的に、日本民間放送連盟(民放連)が1953(昭和28)年に創設した賞。民放連の会員である全国の民放各社から参加のあった番組・事績を対象に毎年1回実施し、優れた番組、優秀と認められた事績を顕彰している。表彰は、毎年秋に開催する「民間放送全国大会(民放大会)」の式典席上で行われる。

(6)全国審査
当作品は、中央審査に進み、各地区の最優秀作品の中から全国最優秀作品が選出される。