南海放送株式会社(愛媛県松山市、代表取締役社長 大西康司)は、株式会社NeoRealX(東京都港区、代表取締役 安藤聖泰)とともに愛媛県の『県民の防災力向上を目的とした「自然災害体験VR動画」を活用した防災力向上事業』を受託し、4つの「自然災害体験VRコンテンツ」を制作しました。
本事業は、愛媛県、南海放送、NeoRealX、そして愛媛大学の産官学連携により実施されたもので、近い将来発生が懸念される南海トラフ巨大地震をはじめとする災害リスクへの理解を深め、県内におけるデジタル体験型防災訓練の普及を目的としています。
記
■ 本プロジェクトの3つの特徴
1. 4つの災害を網羅した「愛媛」のVR体験シミュレーション
愛媛県内各地(松山城、道後温泉、南予等)を舞台に、「地震」「津波」「風水害」「火災」の4 編のVR体験コンテンツを制作しました。
・ 地震編: 南海トラフ巨大地震の激しい揺れ(1〜2分継続想定)を再現
・ 津波編: 南予地方を舞台に、高さ30cm、1m、8mの津波の脅威をシミュレーション。1mの浸水で車が流され、8mで建物が破壊される「壁のような濁流」を体感
・ 風水害編: 平成30年西日本豪雨(宇和島市吉田町)の実際の映像とCGを融合。浸水スピードの恐怖と土砂災害のリスクを可視化
・ 火災編: 地震発生後の二次災害として、台所火災や家具転倒に伴うショート等による火災を再現。煙を避ける避難姿勢を学ぶクイズも包含
2. コントローラー不要。誰でも直感的に操作可能
本システムは、初めてVRを体験される方や高齢者、お子様でも戸惑うことなく体験できるよう、コントローラーを一切使用しない動画再生方式を採用しました。ヘッドマウントディスプレイを装着し、専用のQRコードを見ることで動画のスタートや切り替えを行うシンプルな操作設計となっています。
3. 専門家監修による「実践的な防災体験」
愛媛大学防災情報研究センター(二神透 副センター長、山本浩司 特定教授)に監修いただき、南海トラフ巨大地震の揺れの再現や津波の挙動を追求。単なる映像体験に留まらず、地震編および火災編では「玄関に設置した防災バッグ」を強調し、"玄関に置いておくとすぐに避難できる"という具体的な備えへ繋げるメッセージを提示します。また、津波編および風水害編では、実際のアーカイブ映像とAI生成による再現映像を組み合わせ、現実の脅威を強く印象づける構成となっています。
■ 今後の展開
本VRコンテンツは、愛媛県公式YouTubeチャンネルに公開されています。今後、県内の防災訓練や教育現場で活用される予定となっているほか、また、令和8年5月31日開催の南海放送「防災フェス」等での一般体験会を予定しています。
視聴はこちら▶ 未来につなぐ えひめぼうさいVR動画
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地震編
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火災編
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風水害編
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津波編