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プレスリリース

平成25年 日本民間放送連盟賞 最優秀!南海放送 『X年後』 テレビ番組と自主上映活動

≪小学校での自主映画上映会(東京)≫

≪被ばくしたマグロ漁船≫

南海放送では、1954年アメリカが行ったビキニ水爆実験により、「第五福竜丸」だけではなく多数のマグロ漁船乗組員が被ばくしていた事実に迫る番組制作活動を、過去9年に渡り継続取材して参りました。この間、日本テレビ系・NNNドキュメントでの全国放送2回をはじめ、6本のローカル番組制作、一連の集大成としてローカル民放としては異例のドキュメンタリ―映画『X年後』を制作。「小グループによる自主上映活動」を継続しています。このような一連の放送活動・報道活動が評価され、平成25年・日本民間放送連盟賞 特別表彰部門「放送と公共性」最優秀受賞が決定しました。今回の受賞は粘り強い調査報道を続けてきた南海放送の姿勢と、開局60周年事業として取り組んだ「自主映画」活動が高く評価されたものです。

(以下、詳細)

【2013年日本民間放送連盟賞 特別表彰部門「放送と公共性」《最優秀》】
≪「1954年・忘れられた被ばく」の真実を伝える『X年後』テレビ番組と自主映画上映活動≫

【受賞理由】
1954年にアメリカが太平洋ビキニ環礁で行った水爆実験によって、当時1000隻以上のマグロ漁船が被ばくし、日本全土に放射性降下物が降り注いだ。しかし、その事実はいつの間にか「第五福竜丸」1隻の被害とされ、そのほかの被ばくは歴史から消えていった。南海放送は9年前から番組を通じて、この事実を世に問いかけてきた。東日本大震災後、一連の番組素材を再編集したドキュメンタリー映画を制作し、これまでに全国100か所以上で自主上映活動を続けている。視聴者が知りえない問題を掘り起し、粘り強く報道し続けてきたことに加え、上映活動による広がりも高く評価された。

【日本民間放送連盟賞とは】
番組、CM、放送技術の向上と、放送活動のより一層の発展を図ることを目的に、日本民間放送連盟(民放連)が1953(昭和28)年に創設した賞です。「放送と公共性」は、放送の公共性を強く意識しながら民放各社で取り組んでいる企画や開発の事績に対して贈られます。民放連の会員である全国の民放各社から参加のあった番組・事績を対象に毎年1回実施し、優れた番組、優秀と認められた事績を顕彰しています。表彰は、11月6日に開催される「民間放送全国大会」の式典席上で行われます。