両手をポケットに突っ込み店から出てくる男。6日、愛媛県松山市の貴金属買取店で発生した強盗事件で、現場となった店のそばに設置された防犯カメラの映像です。現金およそ50万円を奪って逃げた男の逮捕には未だ至っていません。 周囲を伺うようにしながら貴金属買取店へと入っていく、頭にフードをかぶった人物。警察が行方を追っている強盗犯とみられる男です。 店に入ってから1分24秒が経過すると…男が両手をポケットに突っ込み店から出てきます。男は特に慌てた様子はなくいったん南に歩き出した後、方向転換をし松山市駅と反対の方向、東に向いて去っていきました。 事件が起きたのは、6日午前10時ごろ。松山市湊町の貴金属買取店を訪れた男が、女性店員に果物ナイフのようなものを突きつけ「金を出せ」と脅しました。女性が現金がある場所を示すと、男はおよそ50万円をわしづかみにして逃げたとみられています。 事件から一夜明けたきょう、現場から1.5キロあまり離れた松山市の八坂小学校では教員や保護者に見守られながら児童が集団登校しました。 保護者： 「毎日通る登下校の通路なので怖いですよね」 八坂小学校 田中美紀 校長： 「子供たちの安全が脅かされるという事態に大変教職員一同、地域の人も困っているというか 不安に思っています/犯人が逮捕されたというところまで頑張っていきます」 警察によると、男は20代から50代とみられていて身長は170センチ位、犯行時は灰色の上着に黒のズボンを身に着けていました。 男が凶器を持って逃げていることから、松山東警察署では戸締まりの徹底を呼びかけています。