×

市役所の案内役は“自走型AIロボット” 自治体も人出不足で…愛媛県内で初の試み

企業や飲食店などだけでなく今、自治体も直面しているのが“人手不足”です。そこで、宇和島市が今回、県内で初めて案内役に抜擢したのは… きょう、宇和島市役所の案内役を命ぜられたのは、こちらのロボット。 宇和島市デジタル推進課 小島佑貴主任: 「自走型のAIコミュニケーションロボット temiです」 総合案内 女性職員: 「どちらに行かれますか」 男性: 「こども課」 女性職員: 「こども家庭課ですね」 職員がtemiに内蔵されたタッチパネルを操作すると… temi: 「私がこども家庭課まで案内しますので私の後ろについてきてください」 temiが来庁者を先導しながら目的の窓口まで連れて行ってくれるんです。誘導したあとは、また元の場所へと自分で帰っていきます。 宇和島市デジタル推進課 小島佑貴主任: 「総合案内の方も限られていますので、どこどこに行きたいというところに全部ついていくことは難しいと思うので、窓口までの丁寧なご案内というのをロボットの力をかりてサービスを提供しようと」 このtemiは西日本豪雨をきっかけに宇和島市を支援している大塚商会から、企業版ふるさと納税で寄付されたものです。 宇和島市によると、自治体の窓口にロボットを設置するのは県内初の試みだといいます。temiでは公民館や体育館の施設予約なども可能。 宇和島市では、支所や公民館で36台の運用を目指していて、きょうはまず、市役所本庁と宇和島市総合体育館で運用が始まりました。宇和島市は、ことし夏ごろに避難所の受付業務の実証を行う予定です。

15:34