愛媛県内で、還付金詐欺や架空料金請求詐欺などの特殊詐欺事件が相次いでいます。 警察によりますと今月25日、東温市に住む70代の女性の自宅に、市役所の職員を騙る男から「保険料の還付金が3万円あります。担当者から電話をさせます」などと電話がありました。 その後、金融機関の職員を騙る男から「キャッシュカードと携帯電話を持って、近くのATMに行ってください」などと電話があり、女性はこれを信用しました。 女性は携帯電話を持っていなかったため、代わりに女性の弟である70代の男性が東温市内の金融機関で男と通話をしながらATMを操作。 相手の指定した口座に現金およそ100万円を振り込み、だまし取られたということです。 また、今月29日には西条市に住む60代の男性と女性がそれぞれ架空料金詐欺によって50万円分以上の電子マネーを購入し、騙し取られています。 警察は「ATMで払戻金が受け取れる」という電話やウイルス感染などのポップアップ画面が表示されたら詐欺を疑い、すぐに警察や家族に相談してほしい」と呼びかけています。