皆様は愛媛県今治市の小島(おしま)をご存じでしょうか?
この島は「こじま」では無くて「おしま」という名前の島です。
小島は瀬戸内海の来島海峡(くるしまかいきょう)に浮かぶ周囲約3kmの小さな有人島です。
明治時代にロシア艦隊の侵攻を防ぐために築かれた砲台跡や弾薬庫、発電所跡などの遺構がほぼ当時のまま残っています。
この島の軍事施設は「明治時代の日露戦争時に、もしロシアの軍艦がここまで攻めてきたら?」という想定の元に当時作られたものなのです!
幸いなことに実際にこの島の軍備が活用されることはありませんでした。
島内の展望台からは、来島海峡大橋や複雑な潮流を間近に眺めることができます。
今回はその小島に行ってきましたのでご報告させていただきます。
是非小島の魅力を感じてください!
愛媛県今治市の波止場港から小島行きの同じ船で行ける来島への島旅記事も是非お読みください!
来島(くるしま)に行ってきました!村上海賊本拠地の島旅へ(愛媛県今治市)
【小島には2026年2月17日にお伺いさせていただきました!】

下の写真は小島の芸予要塞にある、日本屈指の斜度の急な階段!下から見るとほぼ垂直の様に見える!
今SNS等で大変話題の「岐阜県下呂市の恐怖の階段」と「小島の階段」の比較です

【情報で愛媛を盛り上げる!愛媛においでたなもし!南海放送 RNBエンタメディア】
- 今回今治市の小島にお伺いした理由について
- 小島の情報について(愛媛県今治市)
- 愛媛県今治市の波止浜港(はしはま港)から小島に船で渡ります
- 小島の港にある日露戦争で活躍した28センチ榴弾砲のレプリカ
- 小島の港周辺について(愛媛県今治市 小島の島旅)
- 小島観光では山道や階段をズンズン進んでいきます
- 小島の山道では標識をよく見ましょう
- 発電所跡と防火水槽跡(愛媛県今治市 小島の芸予要塞跡散策)
- 南部砲台跡(愛媛県今治市 小島の芸予要塞跡散策)
- 弾薬庫跡(愛媛県今治市 小島の芸予要塞跡散策)
- 中部砲台跡(愛媛県今治市 小島の芸予要塞跡散策)
- 司令塔跡(展望台)(愛媛県今治市 小島の芸予要塞跡散策)ものすごく急な階段がありました!
- 今SNS等で大変話題の「岐阜県下呂市の恐怖の階段」と「小島の階段」の比較です
- 将校地下室跡(愛媛県今治市 小島の芸予要塞跡散策)
- 地下兵舎跡 発電所跡 浄化装置跡(愛媛県今治市 小島の芸予要塞跡散策)
- 北部砲台跡(愛媛県今治市 小島の芸予要塞跡散策)
- 北部砲台への爆撃演習の後について(愛媛県今治市 小島の芸予要塞跡散策)
- 小島の港への帰り道は島の海岸道路を歩きます
- 杵築神社(愛媛県今治市 小島)
- 探照灯跡(愛媛県今治市 小島の芸予要塞跡散策)
- 小島の海辺や遊歩道について(愛媛県今治市)
- さて小島の港から波止浜港に帰ります
- 小島の島旅あとがき
今回今治市の小島にお伺いした理由について
今回私が来島にお伺いしたのは、元々は下記ページの取材だったのです。
「秋山兄弟」「坂の上の雲」の愛媛県松山市を中心に観光スポットめぐり_県外施設や関連する学校も幅広くご紹介!

当メディア内に上記の記事【「秋山兄弟」「坂の上の雲」の愛媛県松山市を中心に観光スポットめぐり_県外施設や関連する学校も幅広くご紹介!」】があるのですが、その記事内に小島のご紹介も入っているので、本来その取材と撮影の為にお伺いしてきたのです。そして上記記事には小島の情報はすでに入れ込んだのですが、すごく魅力的な島でしたので単独で記事化させていただいた次第なのです。
上記記事にはスペースの問題等で書ききれなかった小島の魅力や情報等をここでご報告させていただきますね。
小島の情報について(愛媛県今治市)

施設名……小島、芸予要塞跡
所在地……愛媛県今治市来島小島
アクセス例……
小島へは、今治市の波止浜港から渡船に乗って上陸するか、しまなみ来島海峡遊覧船で付近を遊覧することができます。
(渡船)
JR予讃線「波止浜駅」下車→波止浜港→渡船で約10分
波止浜(今治)〜来島〜小島〜馬島
(しまなみ来島海峡遊覧船)
しまなみ来島海峡遊覧船 株式会社しまなみ
小島は周囲約3キロの小さな島です。
激しい潮の流れを持つ「日本三大急潮」の一つ、来島海峡に浮かんでいます。
明治時代にロシア艦隊の侵入を防ぐために築かれた「芸予要塞(げいよようさい)」の遺構が残る「要塞の島」として知られています。
小島の軍施設は陸軍の上原勇作(うえはらゆうさく)砲兵中佐(当時)の指揮下で建設されました。
島内は歴史的な遺構が多く、現在は渡船で渡り観光や散策ができ、今でも実際に住んでいらしゃる人がいます。
愛媛県今治市の波止浜港(はしはま港)から小島に船で渡ります
実際に小島にお伺いするには、まず今治市の波止浜港に行ってそこから渡船に乗る必要があります。ではその道すがらについて解説します。
波止浜港について(愛媛県今治市)

下記は波止浜港のGoogleマップです。
波止浜港はJR松山駅からは車で1時間15分、JR今治駅からは車で15分位の距離です。
上記の写真の様に「波止浜観光休憩所」という施設があり、中で椅子に座り休憩することができます。トイレも洋式でキレイでしたよ。
船を利用する人用に無料駐車場があります。合計20台位のキャパでしょうか。
私は今までこの波止浜港の駐車場に数回お伺いしたのですが、駐車場は毎回満車ギリギリで運よく空きスペースに車を停めることができました。
この近辺に他には駐車場が見当たりませんでしたので、車の方は無事駐車する為に早めに到着しておくことを強くおススメいたします。
波止場港のバス停について


写真の様に波止場港前には「渡し場」という停留所名のバス停があります。
ですので地域によってはバスでも波止浜港に行ける様ですが、便の数もちょっと少なそうですね。
波止浜港の江戸時代の灯台「波止浜燈明台」


波止浜港の波止浜観光休憩所の横に写真の通り昔の灯台があります。
これは江戸時代からある石造りの常夜灯です。
「和式灯台」とも呼ばれ、明治になって洋式灯台が築かれるまでは、灯台の役目を果たしていました。
高さ約6mの花崗岩の切石積みで、かつて船の安全を照らしたそうです。
貴重な遺産ですね。
愛媛県伊予市の五色姫海浜公園にある萬安港旧灯台にそっくりです。
萬安港旧灯台を知りたい方はこちらからどうぞ。
萬安港旧灯台「愛媛県の観光スポット37選!地域別におすすめ人気観光名所をご紹介!」
小島行の船に乗船する往復チケットを購入


波止浜観光休憩所の中にある自動販売機で渡船の乗船チケットが販売されていますので、乗船前に購入します。小島に渡る場合は写真の様に「波止場~小島」の「往復チケット440円」を購入しましょう(片道220円で往復440円です)
波止浜(今治)〜来島〜小島〜馬島
片道切符も販売されています。片道切符は島に住んでいらっしゃる方々用ですかね。
私は利用したことはありませんが「しまなみ来島海峡遊覧船」でこの辺りの海を遊覧航海することもできる様です。
しまなみ来島海峡遊覧船 株式会社しまなみ
この遊覧船にも後日に是非乗船してみようと思います。
波止浜港の小島への渡船の時刻表について

写真が、波止浜港から小島への渡船の時刻表です(2026年4月10日現在)
波止場港から来島に行くには、
【波止場港→小島、発時間】
7時05分
8時00分
10時10分
11時10分
12時45分
14時00分
15時40分
16時50分
という時間の船に乗る必要があるわけですね。それに対して小島から波止場港に戻る便は
【小島→波止場港、発時間】
7時15分
8時30分
10時40分
12時10分
12時55分
14時30分
16時10分
17時00分
の時間に乗船する必要があるわけです。
今回私は、まず波止場港11時10分発の渡船に乗り小島港14時30分の帰りの船に乗ることにしました。
そうすると来島に3時間20分いることができるわけです。
乗船チケットを買えばどの時間の便でも乗ることができますので「もうちょっと島にいたい」等ありましたら自分が立てた計画時間の変更も可能です。
渡船が着く波止浜港桟橋に移動します。


写真が、実際に渡船に乗船する桟橋です。
波止浜観光休憩所のすぐ前なので歩いて1分です。迷うことはないと思います。
乗船時間のちょっと前には移動しておきましょうね。
小島への渡船「くるしま丸」に乗船します。



写真が波止場港から小島に渡る為の渡船「くるしま丸」です。
渡船と書いてあったのでモーターボートの様な小さな船を想像していましたが、すごく立派な船です。船内スペースも大変快適で、デッキにも椅子があり外にでることもできます。
写真の様に「波止場港→来島→小島→馬島」を往復している船ですね。
「くるしま丸」に乗船し小島を目指します。
写真は海を行く「くるしま丸」から見える今治造船さんの様子です。



小島への航海は、写真の様に今治造船さんの横を通りますので、すごく大きなタンカー等を見ることができます。大きな船は大迫力です!

船から見えるしまなみ海峡もすごく良い眺めです!

写真の右の島が今回お伺いする小島で、左に見えるのが来島(くるしま)です。
RNBエンタメディアの記事で別日に村上海賊の拠点だった来島にもお伺いしてますので、来島の記事も是非お読みください!
来島(くるしま)に行ってきました!村上海賊本拠地の島旅へ(愛媛県今治市)
同じ船で小島にも来島にも渡れるので、同じ日に2つの島に上陸し観光することも可能です。
まず5分位で渡船の最初の島である来島が見えてきます。

下の写真が来島の港です。ここにも船は立ち寄ります。
ここでは下船しないで、次の小島の港を目指します。

船から小島が見えてきました!
小さい島と書いて小島ですが、周囲約3kmの島です。大きく見えます。

来島をすぎて5分程、計乗船後10分位で小島の港が見えてきます。
ここで下船し小島へ上陸です!テンションがあがります!

くるしま丸を下船して小島に上陸しました!

小島に上陸するとこの碑があります。小島は国立公園なのですね!

小島の港にある日露戦争で活躍した28センチ榴弾砲のレプリカ





まず小島の港に上陸すると、日露戦争の旅順攻略戦203高地攻撃等で活用された、28センチ榴弾砲のレプリカがあり圧倒されます。この大砲はNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」の撮影の為に作られ、実際に撮影に使われた物をこの島に運び込んだ物です。
この大砲は、当時日本の大阪砲兵工廠(おおさかほうへいこうしょう)で製作されました。
ヨーロッパのイタリア式28cm榴弾砲を参考にして開発した国産火砲です。
元々小島には明治時代の当時にこの大砲が対ロシア軍艦用に6門配備されていたのですが、日本の陸軍がこの大砲を戦争で使うためにここから6門とも大陸へ運び、2門が旅順攻撃に使われた、という歴史があります。
ですのであの有名な203高地攻略の大砲は、当時実際にこの島から大陸に運ばれ活躍した!ということです。
この榴弾砲の威力は絶大で、旅順要塞攻撃や映画にもなった203高地攻撃の日本軍の勝利は、この大砲を活用したことが大きな勝因の1つと言われています。
この大砲を見ると、司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」を読んだ方やNHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」をご覧になった方、映画「203高地」をご覧になった方は「あー!あの有名な大砲だ!」と思い出していただけるのではないでしょうか?
この有名な28センチ榴弾砲の実物大レプリカを実際に見る為だけでもこの島に来た意味があります!これが未だに愛媛県にあるというのは非常に感慨深いです。
下の写真は、この28センチ榴弾砲の土台の写真です。
この砲は日露戦争旅順攻略戦の203高地攻撃時に、満洲軍総参謀長の児玉源太郎は、攻撃が立ち行かない状況を見て旅順に赴き、第3軍司令官の乃木希典を訪ね作戦会議に臨み「24時間以内に203高地の正面に重砲陣地の移動」というかなり無理な命令をしました。
そしてそれから重砲隊や工兵の命がけの作業により24時間で移動が完了します。
司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」では、その大砲の移動が大きく功を奏したこともあり、203高地は日本軍の手に落ちたと表現されています。
203高地が落ちたことによりロシア軍の旅順港は日本軍から丸見えになり、さらにこの大砲の攻撃によってロシアの旅順艦隊は全滅します。
この「28センチ榴弾砲の24時間での移動」という逸話は、203高地攻略戦というより日露戦争の山場と言ってもよい話なのです。
この写真の土台を見ると「この大きな土台が24時間で移動されたのか!」ととにかく驚きます。

小島の港周辺について(愛媛県今治市 小島の島旅)
さて小島の港に着き28センチ榴弾砲も見ましたので、3時間20分で小島の名所を順番に見てまわりましょう!
(※小島には住んでらっしゃる方もいるので、ご迷惑がかからない様にしましょう)
では小島の港の周辺について解説させていただきます。
小島の小島観光休憩所について

小島の港では、無料でこの施設を使うことができます。
レトロ風な作りの建物で、明治当時の雰囲気ですね。
トイレも清潔でしたよ。
船を待ったり、雨の際等は良いですね。
実際に私も帰りしにここで休憩させていただきました。
(「帰りし」とは伊予弁で「帰りがけに」の意味です)
室内の壁には色々な案内や島のルール、説明書き、解説等があります。
小島で唯一の飲み物自動販売機(小島観光休憩所の裏)
小島観光休憩所の裏手の目立たないところに写真の自動販売機があります。
先日お伺いした来島には自販機はありませんでしたが、小島にはありましたね。
飲み物を買い忘れた方はここで買えます。
ゴミ箱はありましたが、ゴミは各自持ち帰った方がよいと思います。

小島の案内板や解説版(私が小島を巡った経路)
小島には島中の至る所に案内MAPや島の解説板がありすごく親切です。
所々で解説を読みながら島を巡ると小島の勉強になります。
この小島観光MAPの写真を撮り、スマホでこの地図を見ながら小島を散策するとよいですよ。

上記のマップをよく見て今回私は
・小島の港
↓
・発電所跡
↓
・南部砲台跡
↓
・弾薬庫跡
↓
・中部砲台跡
↓
・司令塔跡(展望台)
↓
・地下兵舎跡
↓
・北部砲台跡
↓
・海岸道路を歩き小島の港に戻る
↓
・探照灯跡
という順番で小島を見て回ることにしました。


イノシシ注意の看板がありました。遭遇したら騒がないでゆっくり逃げるのですね。

小島観光では山道や階段をズンズン進んでいきます
小島の観光では、下の写真の様な山道をずっと歩くことになります。
島のほぼ全ての施設はコースの様になっていて、道を歩いていけば色々な建物跡等が分かる様になっています。
写真を見ていただくと、道のイメージが分かっていただけると思います。
ですので、
・虫よけスプレーを持参する
・滑らない靴底の靴を履いていく
は必須だと思います。
特に雨の降った次の日等は注意ですね。






小島の山道では標識をよく見ましょう
小島で港から山道に入ると、多少道が入り組んでいたりしますが、標識をよく見て歩けば迷うことはないと思います。ですので所々にある標識をよく見て歩きましょうね。




発電所跡と防火水槽跡(愛媛県今治市 小島の芸予要塞跡散策)
小島の山道を歩いていくと、まず発電所跡と防火水槽跡という建物がありました。
煉瓦作りで、外見は当時のままなのですね。
明治時代の軍の建物がそのまま残っているのは大変感慨深いです。
建物の奥の辺りまで入って行くことも可能ですが、ものすごく古い建物なので、すごく注意しながら行動しましょう。






南部砲台跡(愛媛県今治市 小島の芸予要塞跡散策)
発電所跡、防火水槽跡を過ぎて山道を進んでいくと、南部砲台跡という場所に着きました。
とにかく大迫力です!
大砲を鎮座させていた場所や、小部屋、弾薬を置いておく部屋等がありました。
砲台は凹で作られていて、海から見えない様になっています。
敵の船からは砲撃されない様になっているということでしょう。
こちらは別の場所の観測所から着弾を観測しながら大砲を撃つということですね。

この立て札の説明を読むと、
・この要塞は作るのに当時のお金で30万円かかったこと。
・広島と今治の作業員の方々が作ったこと。
・秘密義務があったこと。
等々がわかります。
小島を巡りながら、都度都度の立て札で小島の詳細を学ぶことができるのは大変よいです。






弾薬庫跡(愛媛県今治市 小島の芸予要塞跡散策)
次は弾薬庫跡がありました。
ここに大砲の弾や火薬等を置いておき、いざという時はここから「南部砲台」「中部砲台」「北部砲台」に弾薬類を運ぶということですね。



この煉瓦の壁が厚みがあり非常によくできていて、見入ってしまいました。

中部砲台跡(愛媛県今治市 小島の芸予要塞跡散策)
ちょうど島の中央辺りにある中部砲台跡です。
ここから階段を登ると司令塔跡(展望台)に行くことができます。
この中部砲台が小島の砲台の中心で、前述した28センチ榴弾砲6門があった場所なのですね。




下の写真が建物の内部です。白が綺麗です。

下の写真の穴は、司令塔跡(展望所)と繋がっています。
この穴に向かって上と下とで話す、連絡用の穴だったらしいです。


この下の写真の丸い部分に28センチ榴弾砲が置かれていたのです。




司令塔跡(展望台)(愛媛県今治市 小島の芸予要塞跡散策)ものすごく急な階段がありました!
さて中部砲台から階段を登ると司令部跡(展望台)になります。

この写真の階段が今回の小島散策で一番思い出深いものになりました。
写真で見ると分かりづらいとは思いますが、この階段はものすごく信じられないほどの急角度なのです!
さすが軍の施設です。民間人が利用する想定では無い角度の階段です。
ここにロシア軍の陸戦隊が攻めてきた場合も登り難く作った、とかもあるのでしょうか?
実は私かなりの高所恐怖症なので、初めにこの階段を見た時「あ!私には登るのは無理だ!展望台を見ないで帰ろう」と思いました。
ですが「せっかく来て展望台の写真を撮らずに帰る?」もどうしたものかと思い、この階段の下で10分位悩みました。
そして意を決してこの階段を登ったのです!
階段にはその後作られたであろう手すりがあったので、手すりに腕をグルグルに絡ませながら少しづつ少しづつ登りました。
もし手すりが無かったら私には登るのは不可能でした。



階段を登った後にある指令所跡(展望台)です。
ここから敵の軍艦を見張ったり、大砲へ指令を出したりするのですね。
まだ現代のレーダー等はなかった時代です。
来島海峡、しまなみ海道の眺めがよかったです。





下の写真の穴が中部砲台との連絡用に繋がっている穴ですね。


今SNS等で大変話題の「岐阜県下呂市の恐怖の階段」と「小島の階段」の比較です
皆様は下記の写真の階段をご存じでしょうか?
この階段は、現在SNS等で大変話題の「岐阜県の下呂市金山町馬瀬川沿いにある階段」です。
階段の角度がものすごいので「恐怖の階段」としてXやSNSで有名になり映えスポットとなっています。
※写真は「岐阜県の下呂市金山町馬瀬川沿いにある階段」

※写真は「岐阜県の下呂市金山町馬瀬川沿いにある階段」

下呂市金山町の階段写真と小島の芸予要塞の階段の写真を見比べても、角度的には同じくらいでしょうか?よく見ると小島の階段の方が角度が若干急な感じもします。
小島のこの階段は、下から見ると斜度が垂直の様な錯覚を感じます。
恐怖度はどちらもすごそうです。
高所恐怖症の私としては写真を見るだけで何か恐くなります。
この小島芸予要塞の階段もいつかSNS等でバズる日が来るかもしれませんね。



将校地下室跡(愛媛県今治市 小島の芸予要塞跡散策)
ここは軍の中でも将校さん(階級が上の方)用の住居跡でしょうか。
後に出てくる地下兵舎跡より場所も雰囲気も若干豪華な感じがあります。

この下の写真の様に建物がすごく見事でした。



地下兵舎跡 発電所跡 浄化装置跡(愛媛県今治市 小島の芸予要塞跡散策)
ここには地下兵舎跡ともう一つの発電所跡がありました。
ここは一般の兵隊さん達の宿泊の場所ですかね。
この島には発電施設が2ヵ所あったのですね。








北部砲台跡(愛媛県今治市 小島の芸予要塞跡散策)
小島の一番北側にある北部砲台跡です。
ここには小島の港にあった28センチ榴弾砲ではなく、24センチ加農砲が配備されていたとのことです。




この古い写真が、小島の港にレプリカのあった28センチ榴弾砲以外の24センチ加農砲の写真です。4センチの違いがあるとしても、これも大型の大砲ですね。
ちなみに
【榴弾砲とは?】
主に陸戦で障害物の向こう側にある目標を放物線を描く弾道(曲射)で攻撃する、野戦砲兵の主力火砲です。カノン砲より砲身が短く軽量で、低初速ですが、射角の調整範囲が広く、長射程かつ高破壊力の榴弾を撃ち込んで面制圧する能力に優れています。
【加農砲とは?】
加農砲(カノン砲)は、砲身が長く、高い初速で砲弾を低伸弾道(水平に近い軌道)で射撃する大砲です。榴弾砲に比べ射程が長く、高い命中精度を誇るため、対装甲目標や長距離攻撃に用いられました。
とのことです。
砲により目的が違うのですね。







下の写真の穴は、先ほどの司令塔跡(展望台)ではないもう一つの司令塔跡に繋がっている通信用の穴ですね。


北部砲台への爆撃演習の後について(愛媛県今治市 小島の芸予要塞跡散策)
この北部砲台は、日露戦争も終わりこの要塞が長い年月で廃止になった後、大正15年に当時の陸海軍によって大演習が行われたとのことです。
当時の陸軍、海軍の爆撃機による爆撃訓練が行われたのですね。
要は軍の飛行機がこの島を仮想の敵とみなし飛行機から爆弾を落としたのです。
そのためこの芸予要塞の中でも北部砲台だけは多少崩れた部分があります。
それもまた歴史を感じるのに見ごたえがありました。
(※ですので北部砲台の奥の方は多少崩れている区域なので散策には注意しましょう)




この北部砲台の奥にある階段からは先ほどとは別の司令塔跡(展望台)に登れる様に作られていた様ですが、前述した爆撃訓練の為か、現在は登るのは不可能でした。
またここもすごく急な階段です。


小島の港への帰り道は島の海岸道路を歩きます
島の中央の山道を過ぎて北部砲台跡を見終わると、階段を下りて島の海岸に出ます。
小島の港への帰り道は島の海岸を歩いて進みます。
この道からの来島海峡やしまなみ海道の眺めがすごくよいです。
島の海岸道路を時計回りに歩いていくと港にでます




杵築神社(愛媛県今治市 小島)
北部砲台跡から港までの道すがらに杵築神社(きづきじんじゃ)があります。
島の信仰を集めてきた神社とのことです。
お参りして帰ります。


杵築神社の側には、石垣と橋がトンネルになっている素敵な場所もありました。

探照灯跡(愛媛県今治市 小島の芸予要塞跡散策)
島をぐるっと歩き、また小島の港に戻っていましたが、今度は島の港から向かって左側に行くと、探照灯跡があります。
探照灯とは、サーチライトとも呼ばれる超大型の照明器具です。夜に敵の軍艦が現れると、ここから照らして確認し攻撃することとなります。
現在は探照灯の機械自体は無いですが、場所だけ残っています。




小島の海辺や遊歩道について(愛媛県今治市)
小島の港に「お時間のある方は海辺や遊歩道の自然散策をどうぞ」と案内がありました。
この案内を見て、明治の軍の頭を切り替えて海辺の自然を楽しもうと思いました。
島の散歩道の様でよい眺めと雰囲気でした。
この島にもきっと来島と同じく村上海賊もいたのでしょうね。





さて小島の港から波止浜港に帰ります
さて小島には3時間20分滞在したのですが、また船に乗り波止場港に戻ります。
「くるしま丸」は時間通りピッタリに小島の港に来てくれました。

小島の島旅あとがき
小島は、今治市の波止浜港からわずか10分の船旅で、まるで明治時代にタイムスリップしたような感覚になれる島でした。島内に残る芸予要塞の跡は、100年以上経った今も驚くほどきれいに保存されていて、兵舎や砲台跡を巡るうちに当時の緊張感が伝わってくるようでした。
対ロシアの軍艦用の施設も、一度も実戦で使われなかったという歴史を知るのにもよい島だったと思います。
是非今度は知人を連れてこの小島に来てみようと思います。
皆様も機会があれば、明治の要塞跡がある小島観光に是非お出かけください!
愛媛県今治市の波止場港から小島行きの同じ船で行ける来島への島旅の記事も是非お読みください!
来島(くるしま)に行ってきました!村上海賊本拠地の島旅へ(愛媛県今治市)


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