毎年夏になると話題になる「土用の丑の日(どようのうしのひ)」。
特にこの時期は、スーパーや百貨店、通販サイトでも「うなぎ」の特設コーナーが設けられ、多くの人がスタミナ補給としてうなぎを食べています。
この記事では、2025年の土用の丑の日の日程や由来、なぜこの日にうなぎを食べるようになったのかといった素朴な疑問に答えながら、人気のうなぎ通販おすすめ10選もあわせてご紹介します。
高品質で贈り物にもぴったりな商品から、自宅で手軽に楽しめるものまで幅広く取り揃えました。
今年の土用丑の日は、暑さに負けない体作りと、おいしいうなぎで夏バテ対策をしませんか?
※記事内容は2025年6月19日時点のものとなります。値段やキャンペーンなどは閲覧日により変更されている場合があるため、公式サイトをご確認ください。
土用丑の日とは?
土用丑の日の由来
「土用の丑の日」とは、古代中国の五行思想に基づいた暦の考え方に由来しています。
「土用」とは、春夏秋冬の季節の変わり目に訪れる約18日間の期間のことを指し、「丑の日」とはその期間中の干支が“丑”にあたる日を意味します。
この「土用の丑の日」にうなぎを食べるようになったきっかけは、江戸時代にまでさかのぼります。当時、夏場に売れなくなるうなぎをなんとか売りたいという相談を受けた学者・平賀源内が「本日丑の日、うなぎの日」と張り紙を店に貼ったところ、評判になったという逸話が残っています。
土用丑の日は一年を通して複数回ある
「土用の丑の日」と聞くと“夏のイベント”という印象がありますが、実は1年に何度も訪れる日です。季節ごとに「土用」の期間があり、各期間の中で“丑の日”が1回、または2回ある場合もあります。
季節 | 土用の時期 | 出現する月の目安 |
春土用 | 4月中旬~5月初旬 | 初夏直前 |
夏土用 | 7月中旬~8月初旬 | 夏本番直前 |
秋土用 | 10月中旬~11月初旬 | 冬の入り口 |
冬土用 | 1月中旬~2月初旬 | 春を迎える準備期間 |
※ただし、うなぎを食べる習慣は夏の「土用の丑の日」に限定されることがほとんどです。
夏の土用の丑の日が広く知られている理由
夏の土用丑の日が特に有名な理由は、暑さによる食欲不振や夏バテ予防という現代人の健康意識と深く関係しています。うなぎにはビタミンAやB群、D、E、カルシウム、鉄分など、体力維持に欠かせない栄養素が豊富に含まれており、昔から“滋養強壮の食材”とされてきました。
そのため、夏の土用丑の日に「精のつくうなぎを食べて暑い夏を乗り越えよう」という文化が全国に広まり、今では風物詩のひとつとなっています。
2025年の土用丑の日は?
2025年の夏の「土用丑の日」は、以下の通りです。
- 2025年7月24日(木)
- 2025年8月5日(火)
2025年は、土用の期間中に「丑の日」が2回あるため、“一の丑”“二の丑”の両方でうなぎを楽しめる年となっています。両日で食べ比べを楽しんだり、贈答用と家庭用で分けて購入するのもおすすめです。
なぜ土用丑の日にうなぎを食べるのか?
うなぎを食べるようになった理由には、江戸時代の商業的な工夫と、うなぎそのものの栄養価の高さが関係しています。
うなぎはビタミン類が豊富なうえ、良質なたんぱく質や脂質も含んでおり、疲労回復や夏バテ予防に効果的です。科学的な知識が乏しかった時代でも、経験的に「うなぎを食べると元気になる」と実感されていたため、次第に“夏の滋養食”として定着しました。
また、丑の日の「う」のつく食べ物を食べると良いとされていた風習もあり、「うなぎ」はその代表格とされるようになったともいわれています。
うなぎ以外で夏の土用丑の日に食べるものは?
「う」がつく食べ物を食べると縁起が良いとされていたことから、うなぎ以外にも以下のような食べ物が“丑の日”に食べられてきました。
- うどん:のど越しがよく、食欲がなくても食べやすい
- 梅干し:殺菌効果があり、夏の食中毒予防に
- 瓜類(きゅうり・スイカ・冬瓜など):体を冷やす効果で暑さ対策に
- 牛肉:「うし」つながりで食べる方も増加中
最近では「うなぎが苦手」という方や「代わりに別のごちそうを」という需要もあり、うなぎ以外の“丑の日グルメ”も広がりを見せています。
うなぎ通販おすすめ10選
北国からの贈り物 美味うなぎ

北海道の「北国からの贈り物」が提供する「美味うなぎ」は、厳選された国産うなぎを使用し、独自の製法で香ばしく焼き上げています。
白焼きと蒲焼きの食べ比べセットもあり、さっぱりとした塩味の白焼きは、わさびを添えると絶品です。お酒のつまみにもぴったりで、贈り物にも最適な一品です。
うなぎの兼光 うなぎ蒲焼

愛知県の老舗「うなぎの兼光」が提供する蒲焼は、厳選された国産うなぎを使用し、伝統の技でふっくらと焼き上げています。
秘伝のタレがうなぎの旨味を引き立て、食欲をそそる一品です。ギフトにも喜ばれる高品質な蒲焼です。
山田水産 山田のうなぎ

鹿児島県の「山田水産」が提供する「山田のうなぎ」は、無薬養鰻で育てられた安心・安全な国産うなぎを使用しています。
脂の甘みが特徴で、炭火でじっくり焼き上げた蒲焼は、香ばしさとふっくらとした食感が魅力です。鰻の蒲焼きたれと山椒も付属しており、ご家庭で本格的な味わいを楽しめます。
大五うなぎ工房 駿河大五郎

静岡県の「大五うなぎ工房」が提供する「駿河大五郎」は、数百万尾のうなぎの中からわずか0.3%の希少な原料を使用したプレミアムブランドです。
味・形・大きさなど厳格な品質基準をクリアしたうなぎを、独自の製法でふっくらと焼き上げています。贈り物や特別な日の食卓に最適な逸品です。
うなぎの井口 国産うなぎ蒲焼

静岡県の「うなぎの井口」が提供する蒲焼は、2年の開発期間をかけたオリジナルの蒲焼たれ「井口の極味(きわみ)」で焼き上げています。
地元蔵元「花の舞」のお酒と三温糖を使用したたれは、まろやかな甘さが特徴で、うなぎの旨味を引き立てます。食べ進めるごとに口の中に広がる豊かな味わいをお楽しみください。
うなぎ屋かわすい 国産うなぎ蒲焼

和歌山県の「うなぎ屋かわすい」が提供する蒲焼は、厳選した国産うなぎを使用し、秘伝のタレで香ばしく職人が焼き上げた一品です。
ふっくらと柔らかなうなぎに上質な脂が絡み合い、食欲をそそります。また、タレは甘さ控えめで、うなぎ本来の味を引き立てます。
うなぎのたなか 蒲焼セット

静岡県の「うなぎのたなか」が提供する蒲焼セットは、100%国産うなぎを使用し、あっさりかつコクのある秘伝のたれで焼き上げています。
天然水・天竜川の伏流水を使用して育てられたうなぎは、泥臭さがなく、身が引き締まった上質な味わいです。贈り物やご家庭用にも最適なセットです。
夏目商店 豊橋うなぎ

愛知県の「夏目商店」が提供する豊橋うなぎは、ゆったりと育てて脂ののった柔らかく臭みのない鰻を使用しています。
引き締った肉厚のうなぎをじっくり焼き上げ、身はふっくら、皮はパリッとした食感が特徴です。贈り物や特別な日の食卓にぴったりの逸品です。
くら寿司 うなぎの蒲焼

全国展開する「くら寿司」が提供するうなぎの蒲焼は、無添加のたれを使用し、炭火焼で香ばしく仕上げています。
小分けされた65gの蒲焼が6食セットになっており、冷凍保存が可能で、いつでも手軽に本格的な味わいを楽しめます。お子様からご年配の方まで幅広く喜ばれる一品です。
松屋フーズ ふわっトロッ鰻

全国チェーンの「松屋フーズ」が提供する「ふわっトロッ鰻」は、ふんわりとした食感ととろけるような口当たりが魅力の本格派うなぎ蒲焼。
専用の甘辛だれで味付けされており、ごはんとの相性も抜群。電子レンジで簡単に温められるため、忙しい日でも手軽に贅沢な一品を楽しめます。ご自宅用はもちろん、贈答用としてもおすすめです。
まとめ
「土用の丑の日」は、ただのイベントではなく、古くからの暦と健康を守る知恵が結びついた日本の文化でもあります。
2025年は7月24日(木)と8月5日(火)の2回ありますので、事前に通販で予約して、当日はじっくりとおいしいうなぎを楽しみたいですね。