しまなみ海道は、愛媛県今治市から広島県尾道市までを繋ぐ、全長約60㎞にも及ぶ自動車専用道路です。
間には「芸予諸島(げいよしょとう)」と呼ばれる瀬戸内の6つの島、向島(むかいしま)・因島(いんのしま)・生口島(いくちじま)・大三島(おおみしま)・伯方島(はかたじま)・大島(おおしま)があり、それぞれが橋で結ばれています。

サイクリングやツーリングの聖地として好まれており、道中の絶景が飽きないと評判なほか、各島では瀬戸内ならではの特産品を楽しめるため、観光スポットとしての人気も高いです。
愛媛県内は勿論魅力が尽きませんが、少し飛び出してもまだまだ個性的なグルメや美しい景色が続いているのです。
以下、しまなみ海道で体験できることや楽しみ方などを、口コミも入れて紹介していきます。
しまなみ海道公式URL:https://www.jb-honshi.co.jp/shimanami/
※記事内容は2024年2月25日時点のものとなります。
値段やキャンペーンなどは閲覧日により変更されている場合があるため、公式サイトをご確認ください。

しまなみ海道の愛媛県からの行き方

愛媛県からの場合、まずは玄関口であるJR今治駅まで向かう必要があります。
以下が、駅までのアクセス一例です。
松山空港からのアクセス

バス……松山空港→リムジンバスで約1時間25分→JR今治駅
車……松山空港→県道22号線・190号線で約15分→余戸南IC→松山外環状道路、松山・今治小松自動車道を約45分→今治湯ノ浦IC→国道196号線を約20分→JR今治駅
JR松山駅からのアクセス

鉄道……JR松山駅→特急いしづちにて約35分→JR今治駅
車……JR松山駅→国道196号線を約1時間10分→JR今治駅
愛媛県内からであれば、いずれも35分~90分ほどで乗り換えもほとんど無いため、比較的道中がスムーズでしょう。
今治駅に到着したら、しまなみ海道や付近の観光スポットまでは、車・自転車・フェリー・高速バスなど、様々な移動方法を取ることができます。
ドライブやサイクリングが気持ち良くて人気ですが、専用の旅客船や高速バスでは、因島や生口島といった観光スポットの島の間を運行してくれて、こちらも便利です。
しまなみ海道をサイクリング

しまなみ海道のメインイベントのひとつとして欠かせないのが、サイクリングです。
しまなみ海道には自転車でも走りやすい様、自転車専用道がきちんと整備されています。
今治駅から尾道駅までのコースは「しまなみ海道サイクリングロード」という正式名称も与えられています。

サイクリストの聖地としてその界隈で有名であるほか、「サイクリングしまなみ」と呼ばれる国際大会が開かれるなど、しまなみ海道とサイクリングは切っても切り離せない存在なのです。
中にはドライブ兼ツーリングで訪れる人もいて、海を臨む気持ちの良い走りが、身も心も晴れやかにしてくれます。

しまなみ海道サイクリング体験者の声
有名なしまなみ海道を走ってみたくて、広島から愛媛に行く時に通りました。晴れいたので橋からの瀬戸内海が素晴らしく気持ち良かったです。またしまなみのSAが品揃えが豊富でおみあげ等買い過ぎてしまいました。行って良かったです。
https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000134031/kuchikomi/0005447402/?screenId=OUW2202
しまなみサイクリングは老若男女どなたにでもオススメ。
一度はあの景色を見た方がいいです。橋の上からの景色が何度行っても同じじゃなくて、飽きません。
https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000134031/kuchikomi/0005427441/?screenId=OUW2202
実際に寄せられる口コミにも、瀬戸内海の絶景に感動したとか、晴れやかなサイクリングを激推する声が非常に多いです。
また、単調な旅にならぬよう途中のあちこちに道の駅が点在しており、漕ぎ疲れにも心配いりません。勿論、乗り捨てサービスや自転車の貸し出しも行っています。
ご当地アイスクリームや、愛媛県の特産品・じゃこ天を頂けるお店も沢山あり、これらのグルメを目指して漕ぐのも面白いでしょう。
しまなみ海道の観光・休憩スポット

しまなみ海道は、サイクリングの途中に立ち寄れる、自慢の観光スポットが多くあります。
単純に自転車を漕ぎ続けるだけでは疲れてしまう、美味しいものや珍しい場所に到達したい、という希望にもきちんと沿っているのです。
1.村上海賊ミュージアム

公式HP:https://www.city.imabari.ehime.jp/museum/suigun/
しまなみ海道周辺のミュージアムで特に注目してほしいのが、村上海賊ミュージアムです。
戦国時代に瀬戸内海で活躍した「村上海賊」を知っていますか?
彼らは、海上の警護や関所の設備などを務めた海上保安のプロ集団で、その中には茶や香が好きな者も多くいました。
海賊と言っても最近の映画や小説の影響で連想しやすい、船上でどんちゃん騒ぎをするような荒くれ物では決して無く、とても警察的かつ繊細な集団だったのです。
ミュージアムでは、書籍の展示や甲冑体験などが行われており、映画や小説からイメージするものとは全く違うカッコよさを知ることができます。
定休日……月曜日(祝日の場合は翌平日)
営業時間……9時~17時(入館は16時30分まで)
料金……大人310円・学生160円・65歳以上250円・高校生以下の方と障がい者の方は無料
2.今治城

公式HP:https://www.city.imabari.ehime.jp/museum/imabarijo/
戦国~江戸時代に活躍した名将・藤堂高虎が築いた平城です。
天守からの海や夜間のライトアップなど、ここでも絶景の続きを堪能できます。
ミュージアムショップにはオリジナルグッズが充実しており、城巡りの思い出を揃えられるでしょう。
休館日……12月29日~12月31日
開館時間……9時~17時
料金……一般520円・学生260円・65歳以上の方420円・高校生以下または18歳未満は無料
3.カレイ山展望公園

しまなみ海道付近には、展望台のある公園が沢山あります。
カレイ山展望公園もその中のひとつで、展望台から伯方大島大橋や能島城跡、瀬戸内海の潮の流れを一度に確認できる贅沢なスポットです。
食事処もあって休憩にも最適なので、沢山のサイクリストを癒してきました。
4.大山祇神社

大山祇神社は、しまなみ海道の中心に静かに座しています。
武具を始めとした国宝や重要文化財が数多く眠っているため宝物館の方も見ごたえたっぷりで、折角しまなみ海道を訪れたのなら是非とも参拝したい神社です。
滅多に来られる場所で無いからこそ、受けられる御朱印やお守りはとても貴重なものになります。
開門時間に気を付け、この機に大海原の神様とのご縁を深くしてみましょう。
開門時間……日の出頃~17時
授与所……(御札・御守り・御朱印)9時~17時
ご祈祷……9時30分~16時
5.海鮮やスイーツなどのグルメ

長旅にはご当地グルメのような美味しい食事が欠かせません。
しまなみ海道沿線でも、勿論その味をたっぷり堪能できます。
特に評判なのが、サイクリング途中に頂くレモンなどの柑橘類を使ったシャーベットやアイスクリーム、並びにしっかりお腹を満たせる海鮮丼です。
アイスクリームは、道中に幾度か現れるサービスエリアや道の駅で手軽に、海鮮丼は各島のあちこちにある料理店で頂けます。
どちらも瀬戸内海を眺めながらの味わいは格別で、動き疲れた時に食べれば元気100倍にもなれるでしょう。
しまなみ海道を観光した人の声
島巡りで頂くスイーツや、ご当地グルメの味に満足する声が多数届いています。
また、展望台などの観光スポットに感動する声も勿論絶えません。
サイクリング時以外にも絶景を堪能することができ、こちらも評価が高いです。
しまなみ海道のまとめ

いかがでしたでしょうか。
しまなみ海道は、単なる橋やサイクリングロードというわけでは無く、周辺に立派な神社やフォトポイントがあり、観光スポットとしても充分な魅力と個性があります。
アイスクリームの美味しいサービスエリアの他にも、史跡やミュージアムの観光ができることは特に意外だったのでは無いでしょうか。
これらの情報やエピソードはまだ一部分に過ぎず、他にも見どころ満載で、全国から旅人が感動しています。
サイクリング中の絶景が王道ではあるものの、マイカーやバスなどの移動でもしっかり観光できるので、是非とも今後の旅先候補のひとつにお加えください!