車のサブスクは、会社によってサービス内容が異なります。
サブスクのメリットを最大限享受し、快適なカーライフを送るには、最適なサービス選びが重要です。そうすることで、車のサブスクをよりお得、かつ快適に利用できるでしょう。
そこでこの記事では、車のサブスクおすすめ9社とともに、サービスの比較ポイントや、利用するメリットもご紹介します。
これらを参考に、ご自身にぴったりな車のサブスクを選び、充実したカーライフを送りましょう。
※記事内容は2024年7月31日時点のものとなります。値段やキャンペーンなどは閲覧日により変更されている場合があるため、公式サイトをご確認ください。
車のサブスクおすすめ9社
まずは、車のサブスクを手がける会社の中から、おすすめ9社をご紹介しましょう。
月額費用・契約期間・取り扱い車種・料金に含まれるものをそれぞれ表にまとめたので、参考にしてみてください。
ニコノリ

月額費用 | 5,500円(税込)~ |
契約期間 | 標準パック:5年 もらえるパック:9年 |
取扱車種 | 国内メーカー全車種 |
料金に含まれるもの | 車両本体価格・自賠責保険料・自動車税(種別割)・自動車重量税・環境性能割・登録諸費用・基本点検整備費用 |
ニコノリは、価格がお手頃な点が最大の魅力です。しかも取扱車種は国内メーカー全車種と、多様な中から選べます。予算や好みに合わせた、理想通りの車種選びができそうですね。納期が最短2週間と早いので、急いで車を用意したい人にも嬉しいですね。
貰えるパックを選択すれば、契約終了後もそのまま車を乗り続けることができます。標準パックでも、買取が可能です。
お得な特典もついており、そのなかでも、契約期間中ガソリンが1リットルあたり5円引きになる特典は、見逃せません。特に長距離運転が多い方には助かりますね。
おトクにマイカー定額カルモくん

月額費用 | 12,490円(税込)〜 |
契約期間 | 1〜11年(1年単位) |
取扱車種 | 国産全車種・全グレード |
料金に含まれるもの | 車両本体価格・自賠責保険料・自動車税(種別割)・自動車重量税・環境性能割・登録費用・その他諸費用・仲介手数料・お客様サポート料 |
おトクにマイカー 定額カルモくんは、業界最安値水準で利用できます。支払いはボーナス加算がなく毎月定額なので、コスト管理もしやすそうです。
このサービスの最大の特徴は、契約期間が1年から11年の間で1年単位で設定できるところ。しかも中途解約の補償がある、カーリース専用保険も取り扱っているので、長期間の契約でも中途解約のリスクを気にせずにすみますね。
「もらえるオプション」を使うと、7年以上の契約で走行距離制限がなくなり、月額料金を500円プラスすると、契約満了時にはそのまま車をもらうことも可能です。マイカー購入を迷われている方には、ありがたいプランですね。
オリックスカーリース

月額費用 | 13,090円(税込)~ |
契約期間 | 5、7、9、11年 |
取扱車種 | 国産全メーカーのすべての車種 |
料金に含まれるもの | 車両代金・重量税・自動車税・登録諸経費・自賠責保険料 |
「オリックスカーリース」はオリックス自動車が1984年に開始したサービスで、40年以上継続している歴史があります。国産全メーカーのすべての車種から乗りたい新車を選ぶことができます。中古車も取り扱っているため、乗りたい車種が中古であった場合は料金を抑えられておすすめです。
またプランによって契約期間が分かれており、7年以上のプランだと契約期間終了時にそのまま車をもらうことができます。
さらにオイル交換や車検の費用が無料になるクーポンがついてくるため、メンテナンスにかかる費用を抑えられるのもうれしいポイントです。
SOMPOで乗ーる

月額費用 | 13,420円〜 |
契約期間 | 1年から9年までの整数年から自由に選択可 |
取扱車種 | 国内で販売する全メーカー/全車種 |
料金に含まれるもの | 車両代金・各種税金・登録諸費用・自賠責保険・任意保険 |
SOMPOで乗ーるは、SOMPOホールディングスとDeNAが共同で提供するサービスです。契約期間は1年から9年までの間で1年単位で選択できます。
国産車だけでなく、バリエーション豊富な輸入車も選べるところが魅力です。輸入車に乗ってみたい方には嬉しいポイントですね。
オプションやプランのバリエーションも豊富なので、それぞれの都合に合わせて柔軟に選択でき、快適に利用できるでしょう。
グループ会社が運営するカーシェアサービスを利用し、オーナーとなって車をシェアすることもできます。車を頻繁に利用しない方は特に、このサービスを利用することで、維持費削減になりそうですね。
ピタクル

月額費用 | 11,330円(税込)〜 |
契約期間 | 5年・7年・9年 |
取扱車種 | 国内主要メーカーのほとんどの車種 |
料金に含まれるもの | 車両代金(ご希望の付属品を含む)・登録手数料・環境性能割・自動車税(軽自動車税)・重量税(※)・自賠責保険料(※)・メンテナンス費用(※) ※については、契約内容により異なる |
ピタクルは、三菱オートリースが運営するサブスクサービスです。このサービスの最大のメリットが、条件によって中途解約金の支払いが不要になる点。その対象には、海外転勤や引っ越し、結婚、傷害・疾病、免許返納といったものが含まれます。これは他社ではあまりみられないもので、ライフスタイルが変化しやすい若い方や、免許返納の可能性がある高齢者には、特にうれしいポイントですね。
料金は基本月々定額ですが、頭金やボーナス払いの金額を調整し、毎月の支払いを抑えることも可能です。
リースナブル

月額費用 | 6,600円(税込)~ |
契約期間 | 3・5・9年 |
取扱車種 | トヨタ・ホンダ・日産・マツダ・ダイハツ・スズキの一部 |
料金に含まれるもの | 車両代金・各種税金・各種手数料・車検・メーカー5年保証 |
リースナブルは、月額6,600円〜という格安な料金設定や、どのプランでも中途解約やキャンセル料を取られない点が人気を集めています。転勤や結婚など、ライフスタイルが変化しやすい方には特に魅力的ですね。
ディーラー購入時と同様にメーカー5年保証がついているので、万が一故障しても安心です。さらに積立金制度「たま〜るプラス」といったオプションを追加すると、より安心して利用できます。
契約中のカスタムもOKなので、「自分だけの個性を出したい」という方にもおすすめです。ただカスタムの仕方によっては、返却する際追加請求をされることがあるため、注意しましょう。
カーコンカーリース

月額費用 | 8,800円(税込)~ |
契約期間 | 3、5、7、9、11年 |
取扱車種 | 国産全メーカーのすべての車種 |
料金に含まれるもの | 車両代金・重量税・自動車税・取得税・登録諸経費・自賠責保険料 |
「カーコンカーリース」は、契約期間によって、「のりかえプラン」と「もらえるプラン」に分かれます。「もらえるプラン」は7年以上となっていますが、契約が切れる2年前から、解約金を払わずに返却や乗り換えも可能です。「長く契約したいけど、ライフスタイルが変化するかもしれない」という方も、安心して利用できますね。
新車だけでなく中古車も利用でき、その場合は輸入車も選べます。また、ボーナスも併用すると月額8000円代で利用できる車種もあり、月額料金を抑えたい方には嬉しいポイントです。
走行距離制限は、のりかえプランは月2,000kmですが、もらえるプランは無制限。長距離運転が多い方も、安心して利用できますね。
トヨタKINTO

月額費用 | 14,740円(税込)~ |
契約期間 | 初期費用フリープラン:3・5・7年 解約金フリープラン:3年のみ(再契約で最長7年) |
取扱車種 | トヨタ車(ルーミー・プリウス・ヤリスなど) |
料金に含まれるもの | 車両本体・登録時諸費用・自動車税・自動車保険・車検・メンテナンス・消耗品・故障修理・代車 |
トヨタKINTOは、車のさまざまな維持費用が月額料金に含まれており、人気を集めています。そのなかには、定期的なメンテナンスや手厚い任意保険も含まれているので、安心して利用できますね。月額料金は、年齢や事故歴問わず同一なので、保険料が高くなりがちな若い方にもおすすめです。
契約終了後には、新しい車に乗り換えることも可能。特定の条件を満たせば、契約期間中の乗り換えもできます。短いスパンで車を乗り換えたい方には魅力的です。
ハイブリッド車や電気自動車など環境に配慮した車種も多く、エコ意識の高いユーザーも満足できるでしょう。
契約はすべてウェブ上でOK。納車時だけ来店すれば良いという手軽さも、嬉しいポイントです。
クルカ

月額料金 | 29,700円(税込)〜 |
取扱車種 | 人気車種の国産メーカー |
契約期間 | 3年 |
料金に含まれるもの | 車両代金・各種税金・自動車登録費用・各種手数料・自動車輸送費・自賠責保険 |
人気車種にお得に乗りたいという方におすすめなのが、「クルカ」です。ハリアーやアルファードといった人気車種も揃っており、他社よりも高い場合は値段交渉もできます。
契約期間は、基本3年で、プランによっては中途解約も可能。短いスパンで新車に乗り換えたい方や、ライフスタイルが変化しやすい方に特におすすめです。車検を迎える前に契約終了となる点も、忙しい方にはうれしいポイントでしょう。
車のサブスクの比較ポイント
車のサブスクは、各社特徴が異なります。ライフスタイルや車を使用する目的などに合わせて最適なサービスを選ぶことが大切です。その際の主な比較ポイント6つについて解説しましょう。
月額料金とサービス内容
車のサブスクの月額料金は、車種や契約期間などによって異なり、一般的には数千円から数万円まで幅広い設定があります。料金には、税金・保険・定期メンテナンス・故障時の修理費用などが含まれることが多いです。
ただし月額料金が安いプランの場合、メンテナンス費用や保険料など必要なものが含まれていないことがあります。安さに飛び付かず、料金に含まれるサービス内容をしっかり確認することが大切です。
ボーナス払いを併用することで、月額料金を抑えられるサービスもありますが、ボーナスが無くなることも考慮し慎重に検討しましょう。
また車のサブスクでは、会社独自のサービスやさまざまなオプションを設けていることが多いです。こういった内容も比較することで、よりニーズに合ったサービスを選択できるでしょう。
契約期間の柔軟性
車のサブスクでは、サービスごとに契約期間の設定が異なります。それぞれのニーズに合わせた契約期間を選べるか、比較確認しましょう。例えば、短いスパンで乗り換えたい方やライフスタイルが変化する可能性のある方は、短期間の契約ができる会社や、中途解約ができる会社がおすすめです。
中途解約ができる場合は、解約条件も忘れずに確認しましょう。オプションに加入することで中途解約可能・解約の理由によっては違約金不要・プランによって中途解約可能など、解約条件は会社により異なります。
車種の選択肢
車のサブスクでは、会社によって車種の選択肢が異なります。例えば輸入車も扱っている・軽自動車が豊富・エコカーの取り扱いが豊富など、会社により特徴があり、車種ごとの料金設定も異なるでしょう。車を使う目的や好み、ライフスタイルに合わせた車種が揃っているか、比較確認しましょう。
希望の車種が決まっている方は、その車種の取り扱いがあるか・料金設定はどうなっているかといった点を中心に、比較するのもおすすめです。
走行距離制限
車のサブスクのプランを比較する際は、自身の車の利用状況と、走行距離制限や超過料金の有無、料金設定を考慮し、最もお得なプランを選択することが大切です。
走行距離制限が設けられている場合、これを超えると追加料金が発生することがほとんど。年間の走行距離が多い方や、長距離ドライブを楽しむ方は、制限がなるべく少ないプランがおすすめです。逆に、通勤や近距離での利用がメインであれば、距離制限が厳しくてもあまり問題ないでしょう。
メンテナンスとサポート体制
車のサブスクは、サービスごとにメンテナンスの範囲や頻度、提供されるサポート内容が異なるため、比較確認することが大切です。
基本的なメンテナンスには、定期点検やオイル交換、タイヤ交換などが含まれます。サービスにより、これらに追加料金がかかることもあり、確認が必要です。
また、故障時の対応やロードサービスの有無も確認しましょう。24時間対応のサポートセンターや、緊急時に迅速に対応できる体制が整っているサービスは、安心感がありますね。
さらに、代車の提供や修理中のサポート内容も比較ポイントです。これらの要素を総合的に比較することで、自分のニーズに合った、安心して利用できるサービスを選ぶことができます。
契約後の選択肢や対応
車サブスクでは、契約後の選択肢について比較することも重要です。まず、契約期間中の車両変更やアップグレードの柔軟性を確認しましょう。一部のサービスでは、ライフスタイルやニーズの変化に応じて契約途中で車種を変更できるオプションを提供しています。
契約終了時の対応もポイントです。車を返却する際の手続きや、契約満了後に新しい車にスムーズに乗り換えられるか、車を手元に残せるかなどを確認しましょう。特に車の購入も検討している場合は、手元に残す選択肢があるかどうかは、重要なポイントです。
契約終了後に車を返却する場合、費用負担についても確認しておきましょう。サービスによっては、返却時に車の状態に応じた追加費用が発生する場合があります。
車のサブスクを使う5つのメリット
「車のサブスクを使ってみたいけど、どのようなメリットがあるのかよくわからない」という方もいるでしょう。そこで、車のサブスクを使う主なメリットを5つご紹介しましょう。
コスト管理がしやすい
車のサブスクは、毎月一定の料金を支払うだけで車を利用できます。車を購入すると、毎月のローンのほかに、税金や保険料、メンテナンス代、車検代なども必要に応じて支払わなければなりません。
しかし車のサブスクの場合、月額料金に車本体の料金だけでなく、税金などの維持費も含まれています。サービスにより含まれる費用は異なりますが、予期せぬ出費が少ないので、コスト管理もしやすくなるでしょう。
車の購入時に必要な頭金やローンの手続きも不要。初期費用も大幅に抑えることができますね。「貯金が少なくて車の購入は不安」という方も、サブスクなら利用しやすいでしょう。
車種選択が柔軟にできる
車のサブスクは、多様な車種から選べることがほとんどです。購入する場合、予算との兼ね合いで、理想の車を諦めなければならないこともあります。しかしサブスクなら、少ない予算でも、自分の好みやニーズに合った車を選べるかもしれません。
最新モデルを利用できることも、大きな魅力です。契約期間を短く設定することで、常に新車に乗ることもできます。またプランによっては、ライフスタイルの変化に合わせ、柔軟に乗り換えができる点も魅力でしょう。ライフスタイルの変化が起きやすい方や、頻繁に車を乗り換えたい方は、購入よりもサブスクの方がお得かもしれませんね。
メンテナンスとサポートの充実
車のサブスクは、メンテナンスやサポート体制の充実もメリットとして挙げられます。車検費用や修理費用が含まれるプランが多く、車のメンテナンスにかかる手間やコストを大幅に削減できるでしょう。普段メンテナンスを怠りがちな方も、料金にメンテナンス費用が含まれたサービスを選択すれば、常に良好な状態の車を利用することができますね。
また故障時の対応やロードサービスがついているプランも多く、万が一のトラブルにも迅速に対応してもらえます。24時間365日のサポートが受けられるサービスも多く、免許を取り立ての方でも、安心して利用できそうですね。
契約期間の柔軟性
車のサブスクは、会社によって、数ヶ月から数年までさまざまな契約期間を選べます。「数年だけ車が必要」という方も、サブスクなら気軽に利用できますね。
中には中途解約が違約金なしでできるプランもあり、結婚や転勤など、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応しやすいでしょう。
車のサブスクに関するよくある質問
車のサブスクに関するよくある質問をまとめました。「車サブスクのことをもっと詳しく知りたい」という方は、参考にしてみてください。
車のサブスクの仕組みとは?
車のサブスクとは、他のサブスクリプションサービスと同じように、毎月一定の料金を支払うことで、車に乗れるサービスのことです。車は所有ではなく、借りる形となります。
月額料金に含まれるものは、会社やプランにより異なりますが、一般的には保険料やメンテナンス費用が含まれていることが多いでしょう。
リースとは何が違うの?
車のサブスクと似たようなサービスに、リースがあります。この2つの違いが気になる方もいるのではないでしょうか。
リースの場合、月額料金にメンテナンス費用や消耗品費用などが含まれていないことが多いです。その分の費用は自分で用意しなければなりませんが、月額料金は抑えられます。
車のサブスクの月額料金には、維持費の多くが含まれているので、急な出費の心配がほとんどいらず、コスト管理がしやすいでしょう。自分でいろいろと手配する手間も省けます。
車のサブスクに向いている人は?
車のサブスクか、購入か、どちらが良いのか迷っている方もいるでしょう。以下のような方には、購入よりもサブスクをおすすめします。以下の条件に当てはまらない方も、会社やプランの選び方によっては購入よりもメリットが大きいかもしれないので、確認してみましょう。
- 初期費用を抑えたい
- 支払う額を一定にして、急な出費を抑えたい
- 車をあまり使わない
- 走行距離が、月1,500kmほどにおさまる
- 短いスパンで新車に乗り換えたい
- ライフスタイルの変化が発生しやすい
走行距離制限はある?
多くの車のサブスクで、走行距離の制限が設けられています。それを超えると追加料金が発生することが多いので、長距離運転が多い方や、車を利用することが多い方は注意が必要です。
会社によっては、走行距離制限がないプランを用意しているところもあるので、心配な場合はそういったサービスを選びましょう。
保険はどうすべき?
車のサブスクのほとんどが、月額料金に自賠責保険が含まれていますが、任意保険は自身で加入しなければなりません。しかし、オプションとして用意されている場合もあります。
サブスクに対応した任意保険のなかには、中途解約の違約金をカバーしてくれるものも。車が全損し強制解約となった場合でも、中途解約の違約金が発生することがありますが、サブスクに対応した保険のなかにはカバーできるものもあり、安心です。
車のサブスクの任意保険を自分で選ぶ場合は、サブスクならではのリスクにも対応できるものを選びましょう。
まとめ
車のサブスクを利用すれば、少ない予算でもお気に入りの車を気軽に利用することができます。月々に支払う料金も決まっており、急な出費が少ないところも安心です。短いスパンで車を乗り換えたい方や、ライフスタイルが変わりやすい方も、契約期間を柔軟に決められるサブスクなら、購入よりも利便性が高いでしょう。
よりお得に快適なカーライフを送るには、自分のライフスタイルや車の使い方に合わせた会社を選ぶことが大切です。今回ご紹介した内容を参考に、各社のサービス内容をチェックしてみてくださいね。
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