JTEXとは、ビジネススキルやビジネス教養を中心に学べることで評判の通信講座です。
400以上の講座を比較的安価で受講でき、分かりやすい教材や講師も揃っているため、さまざまな世代から人気となっています。
また、電気・機械・IT・化学などに関わる技術系の講座を多く設けており、電験三種講座や、電気工事士合格講座などを受講することも可能です。
ものづくりや工場・製造業に興味のある方は、JTEXを利用すれば、校舎に通わずとも専門性の高い資格を勉強できるでしょう。
本記事では、JTEXで受講可能な講座や、メリット・デメリット・口コミなどについて紹介します。
通信講座に興味のある方や、検討中の方はぜひ参考にしてください。
※記事内容は2024年6月12日時点のものとなります。値段やキャンペーンなどは閲覧日により変更されている場合があるため、公式サイトをご確認ください。
JTEXの基本情報
JTEXの基本的なスペックは以下の通りです。
講座数 | 416 |
主なジャンル | ビジネススキル/ビジネス教養/語学/マネジメントスキル/パソコン操作/電験/ものづくり など |
運営会社 | JTEX 職業訓練法人日本技能教育開発センター |
難関国家資格である電験三種を始めとし、パソコン操作や語学・コミュニケーションなど、ビジネスシーンで役立つスキルを多く学べます。
講座は初級~上級、基礎~応用などのさまざまなレベルを合わせると400以上もあり、豊富です。
JTEXの特徴
JTEXには、細かく分けると400以上も講座があります。
職場で活かせる知識・技術を学べるものが多く、パソコン操作やビジネス英会話・マナーなど選択肢が幅広いです。
また、電験三種やエネルギー管理士などの技術/ものづくり系の資格も多めで、分かりやすさで評判の講師を付けるなど、かなり力が入っています。
電気応用や機械に関する講座をメインに据える通信講座はあまり多くなく、大きな強みと言えるでしょう。
技術系の国家資格を狙う人などにとっては、特に学習しやすい環境です。
JTEXの口コミ
JTEXは、テキストが詳細で充実している・先生が分かりやすい、などの口コミが多く見られます。
特に電験関係はテキスト・講師共に充実しており、評判です。
JTEXの人気講座3選
JTEXにはたくさんの講座がありますが、特に以下の講座が人気です。
1.表現力アップ↑大人の語彙力
受講期間……2か月
受講料……特別受講料14,300 円/一般受講料16,500 円
ビジネスシーンにおける語彙力・表現力を磨く講座です。
相手を気遣う、ストレート過ぎない物言いや、角の立たない上手な表現を知ることができます。
また、初対面でのあいさつや自己紹介の仕方、メールや電話のマナー、お祝い・お悔やみ・お酒の席での言葉など実践的な語彙を学べるため、職場で大いに役立てられるでしょう。
2.危険物取扱者合格講座(乙種第4類)
受講期間……3か月
受講料……特別受講料13,200 円/一般受講料15,400円
危険物の取り扱いに必要な資格のひとつです。
特に、危険物の貯蔵所や製造所にて、正しく危険物を扱うための知識(物理や化学、危険物の分類などについて)を学べます。
要点を絞った分かりやすいテキストを貰うことができ、Web小テストなどで理解度をチェックしながら学習可能です。
3.電験三種徹底マスターコース
受講期間……11か月
受講料……特別受講料44,000円/一般受講料46,200円
電験三種は難しい国家資格ですが、JTEXには分かりやすいと評判の講師もいて、人気の講座です。
電気数学や基礎物理、発電の仕組みなどを細かく学び、資格試験に合格すればプロの電気技術者として現場に立ったり、電気設備の保安監督として活躍したりすることができます。
また、過去問やオリジナルの模擬テストなども豊富のため、試験本番前に自信を付けることができるでしょう。
これらのほかにも、ビジネスシーンで使える資格講座が多く用意されており、どれも比較的安価です。
ちなみに「特別受講料」は法人単位で申し込んだ場合の金額、「一般受講料」は個人で申し込んだ場合の金額です。
全体的にリーズナブルですが、法人の場合は更にお得になります。
JTEXのメリット
受講料が安め
JTEXの講座は全体的に受講料が安めです。
語学の入門なら6,000円前後、技術系の国家資格でも30,000円~50,000円前後のため、手軽に資格の勉強を始められます。
他社の通信講座が高額で諦めたという人でも、JTEXでなら受講が叶うかもしれません。
また、JTEXは法人の場合と個人の場合で受講料が違っており、法人のほうが2,000円ほど安いです。
法人単位での受講なら、よりお得でしょう。
ビジネスシーンに役立つ講座が多い
JTEXにはビジネスで即戦力となれる資格が数多くあります。
例えば、ビジネス英会話や技術英語などの語学系、Excelや資料作成などのパソコン操作系、電気工学などの技術系、そのほかマネジメントスキルやビジネス教養の類などさまざまです。
いずれもビジネスシーンで役立てられたり、就職活動や転職活動で有利になったりするものなので、学んでおいて損はないでしょう。
特に電験三種や工学入門・技術者基礎などの技術系の講座には力を入れていて、優秀な講師陣も揃っているため、技術や製造に興味のある方には最適です。
テキストの内容が充実している
JTEXのテキストは分厚く、市販の教材よりも詳細な内容まで記してあるため、しっかり試験に役立てられると評判です。
初心者の方でもスムーズに学習できるような順序立てた説明と、図解やカラーイラストも入っており、分かりやすいでしょう。
また、副教材として、動画テキストや過去問題集なども付いていて、更に学習が捗ります。
評判の講師がいる
JTEXは、指導の分かりやすい講師がいる点でも人気です。
例えば、難関国家資格でもある電験三種の講座では、「評判の先生がいるから始めた」などの口コミもあります。
初心者でも理解しやすい講義や、質問に対する回答・レポートの講評の丁寧さなどが評判で、非対面でも着実に学ぶことができるでしょう。
各講座の講師についての紹介は、公式サイトにて読めます。
専門科目や、教えるうえで大切にしていることなども書いてあるため、相性の良い講師を見つけやすいでしょう。
学習サポートが手厚い
JTEXは通信講座でありながら、挫折したり置いていかれたりしづらい学習環境です。
ただ単に自分でテキストを読むだけでなく、動画講義の配信・レポートの提出・質問券を使っての質問などに対応しています。
レポートの提出回数は各講座で異なりますが、丁寧な添削+講評付きで返ってくるため、復習に役立つでしょう。
JTEXのデメリット(注意点)
割引制度がほとんどない
JTEXは、学生割引などの各種割引や、期間限定のキャンペーン、また教育訓練給付制度(厚生労働大臣が指定した教育訓練を修了した際、受講料の一部が支給される制度)などの制度に乏しいです。
今のところ、何らかの事情で講義を修了できなかった人が、在籍期限後1年以内なら割引料金で受講できる「再受講制度」くらいしかありません。
割引がほとんどないため、基本の受講料より安く受けられる機会は少ないと言えます。
ただ、元の受講料が他校と比べて安価なため、特別割引がなくてもそこまで困らないでしょう。
通学はできない
JTEXは通信教育をメインとしており、以下の講座を除いて会場での指導はしていません。
・機械保全実技試験対策セミナー
・機械検査実技試験(ペーパーテスト)対策セミナー
上記2つのセミナーのみ、決められた時期に会場受講が可能です。
基本的には、購入したテキストを自分で読む・動画講義を視聴する・問題演習を解く……などが中心のため、どちらかと言うと、自分の好きな時間・好きな場所で勉強したい方向けとなっています。
校舎での学習に興味のある方は、オンラインと通学どちらも選べるスクールを検討しましょう。
質問が郵送でしかできない
JTEXでは分からない問題があった際、質問や相談は郵送でのみ対応しています。
各講座で質問券が2枚同封されており、それに質問を書いて郵送するのです。
質問が増えそうな場合は、コピーしたうえで使用して構いません。
ただ、オンライン上の質問と違い、問い合わせフォームやLINEなどで24時間いつでも送れたり、瞬時に回答が来たりするわけではないので要注意です。
しかも郵送時の送料が自己負担のため、送料が気になる方は、
・まとめて質問する
・レポート提出時に同封する
などの工夫をし、できるだけ節約するのが望ましいでしょう。
また、レポート提出用の返信用封筒に質問券も同封する場合は、封筒の表面に「質問券在中」と書く必要があります。
JTEXのキャンペーン情報
JTEXには「再受講制度」があります。
何らかの事情で修了できなかった方が、在籍期限後1年以内なら割引料金で同じ講義を再受講できる制度です。
なお、再受講できるのは1回のみで、再受講の再受講はできません。
また、JTEXでは、特に目立ったキャンペーンや割引などは行っておらず、教育訓練給付制度も今のところ対象ではありません。
多くの講座があるため、今後何らかのキャンペーンや、クーポン配布などが行われる可能性に期待しましょう。
JTEXをおすすめしたい人
受講料を抑えたい人
JTEXには多方面のジャンルの資格が揃いますが、いずれもかなりリーズナブルです。
就職活動に役立つ国家資格を始め、ビジネスの基本的な教養やパソコンスキルなどを学べる講座が、10,000円~50,000円程度で受けられるので、数十万円かかる他社の通信講座と比べるとだいぶ親切でしょう。
あまり通信講座にお金をかけたくない人や、学生さん、経済面が心配な人におすすめです。
郵送でのやり取りが苦手でない人
JTEXは質問や相談などの際、郵送でやり取りすることになります。
1講座あたり2枚ずつ「質問券」が入っており、それに書いて送るのです。
メールやLINEでの質問はできませんが、それでも不便でないという人や、郵送が面倒でないという人のほうが向いているかもしれません。
技術系の国家資格がほしい人
JTEXにはさまざまな講座がありますが、中でも電験三種やエネルギー管理士など技術系の国家資格が多めに揃っています。
指導に定評のある講師もたくさんいて、「この先生に習えるなら」と勉強を始める人もいるほどです。
電気設計などに興味がある方や、工場やビルで働きたい人におすすめです。
JTEXについてよくある質問
Q:教材はいつ頃届きますか?
A:申し込み後、だいたい1週間~10日前後で発送しますが、長期休業などの際はそれ以上の日数がかかります。
申し込み受付時に、別途ご案内しています。
Q:海外にも教材を発送してもらえますか?
A:送付先は基本的に日本国内のみとなります。
ただ、「海外」⇔「国内の企業・自宅など」⇔「JTEX」というように、国内の企業や自宅を中継地点として利用することは可能です。
Q:各資格試験対策講座は、いつ始めたら良いですか?
A:個々の判断によるもののため、「始めよう」と思ったタイミングで構いません。
通信教育修了後~試験までの間にたくさん勉強できることが大切なので、意欲的に取り組めるときに開始するのが一番です。
始める時期よりも、勉強時間を多めに確保できるかどうかを重視したほうが良いでしょう。
Q:教材のみ購入することはできますか?
A:原則として教材のみの販売は行っていません。
通信講座も同時に受けていただくことになります。
Q:特別受講料と一般受講料の違いを教えてください。
A:特別受講料は、法人単位で申し込んだ場合、一般受講料は企業などを通さず個人で申し込んだ場合の料金です。
基本的に、特別受講料のほうが一般受講料と比べて2,000円ほど安くなっています。
Q:1名で申し込んでも法人受講の対象になりますか?
A:はい。人数が1名でも、勤め先の教育担当者さまを通しての申し込みであれば、法人受講が認められ、特別受講料にて受けられます。
まとめ
以上、JTEXで受けられる講座や料金、口コミなどについて簡単にご紹介しました。
JTEXには400種類以上の豊富な講座、特に電気工学やエネルギー管理と言った、技術・ものづくりに関係する専門的な資格が複数揃っていて、技術職に就きたい人から評判です。
ビジネス英会話やマナーの講座などもあるので、取得すればコミュニケーションの場でも活躍することができます。
初心者にも分かりやすいテキストや動画講義・過去問など、教材も充実しており、校舎に通わなくても挫折しづらく、学習が捗るでしょう。
また、他校と比べて受講料が安いのも大きな強みと言えます。
通信講座に興味があるのに高い受講料がネックで諦めた……という人でも、JTEXなら手軽に受講できるチャンスです。
気になる方はぜひお試しください。