FUJI Wi-Fiは、昨今評判の高いポケット型Wi-Fiサービスのひとつです。
対応エリアの広さ、容量のチャージの自由さ、契約した端末が海外でも利用できることなど、とにかくメリットが充実しています。
FUJI Wi-Fiはdocomo・au・SoftBank全ての回線に対応しておりサービスエリアがとても広いため、田舎でもかなりの通信速度が出ます。プランも30~310GBと幅広い容量から選べるうえ、容量が足りなくなった際も追加購入ですぐに増やせます。
また、FUJI Wi-Fi最大のポイントとして海外でも利用可能なことが挙げられます。空港での新たな手続きが不要で、電源を入れるだけで海外でもいつも通り使用可能なので大変評判です。
※記事内容は2023年9月15日時点のものとなります。値段やキャンペーンなどは閲覧日により変更されている場合があるため、公式サイトをご確認ください。
FUJI Wi-Fiの概要

FUJI Wi-Fi公式サイト:https://fuji-wifi.jp/
月額料金
◎年トクプラン
・30GB……2,480円(税込)
・50GB……2,990円(税込)
・100GB……3,480円(税込)
・1日10GB(月間最大310GB)……4,880円(税込)
年トクプランは、1年ごとに契約更新するタイプのプランです。
1年という契約の縛りがあるので、どの容量を選んでも楽ラクプランより少しお得に利用することができます。
何もせずに1年経つとそのまま自動更新となるため、解約希望の際は契約更新月である12か月目か13か月目に手続きを行いましょう。
それ以外の月に解約しようとすると、月額料金1か月分相当の違約金が発生します。
◎楽ラクプラン
・30GB……3,480円(税込)
・50GB……3,979円(税込)
・100GB……4,980円(税込)
・1日10GB(月間最大310GB)……5,990円(税込)
楽ラクプランは、選べる容量の種類は年トクプランと変わりません。
しかし契約期間の縛りがなく、いつ解約しても違約金が0円なので、その分少し割高になっています。
月間1,000円ほど高くなりますが、違約金なしにこだわりたい方は、こちらを選びましょう。
通信速度
◎H01(ルーター)
受信……最大150Mbps
送信……最大50Mbps
◎Trip Wi-Fi(ルーター)
受信……最大150Mbps
送信……最大50Mbps
発表されている数値は常に一定というわけではなく、その時の場所や天候に大きく影響されます。
ただ、メールやLINEの送受信や動画視聴など基本の操作をする時の一般的な基準はクリアしていると言って良いでしょう。
キャッシュバック
現在、FUJI Wi-Fiではキャッシュバックは開催されていません。
過去には乗り換えによるキャッシュバックなどが行われていた時期もあったたようです。
こういったキャンペーンは突如発表され、1~2か月ほどで終わってしまうこともあるので、キャッシュバック開催の時期に申し込みたい方は、チェックを入念に行いましょう。
スマホセット割
キャッシュバックと同様、FUJI Wi-Fiではスマホとのセット割も今は行われていません。
これからの動向は不明なので、今は気長に待ちましょう。
参考:FUJI Wi-Fi公式サイト(2023年9月15日時点)
FUJI Wi-Fiのメリット・強み
FUJI Wi-Fiのメリット・強みは以下の5つです。
- 容量の異なるプランが4つある
- 不足に応じて容量を都度チャージできる
- 海外で利用できる
- 初月が日割り計算になる
- 電波の届く範囲が広い
それでは、各メリットについて詳しく解説していきます。
1.容量の異なるプランが4つある
FUJI Wi-Fiには容量別で、4つのプランがあります。
30GB・50GB・100GB・1日10GB(月間最大310GBまで)です。
それぞれ契約期間を、縛りなしにするか1年の縛りありにするかで月額料金が異なります。
他社では無制限プランのみの提供で、ほとんど使用しなかった月は無駄に感じてしまうことも多いですが、FUJI Wi-Fiは自分に必要な使用量から自由に選択できる点が評判です。
2.不足に応じて容量を都度チャージできる
万が一契約したプランで容量が足りなくなりそうな場合も、都度チャージができます。
2GB……550円(税込)
5GB……1,100円(税込)
10GB……1,980円(税込)
上記の3つからデータチャージ量を選択できるます。
月末にデータ容量がピンチになった時は、心強いこと間違いありません。
3.海外で利用できる
FUJI Wi-Fiは、海外データプランを取り入れています。国内で使用中の端末と全く同じものを、そのまま海外でも利用できるのです。
出発前に空港でわざわざ海外専用ルーターを借りる必要がないので、旅行や急な出張時でも心配無用です。
対応する国は現在約106か国で、アジア・ヨーロッパ・北(南)アメリカ・アフリカ・オセアニアまで全方位網羅されており、どこへ行くにもほぼ問題ありません。
使用方法は、マイページの「海外データプランの購入」から、行き先・データ容量などを選んで購入し、あとは現地で電源を入れるのみなので非常に手軽です。
また、データ残量が少なくなった場合も、都度チャージができるため、更に安心して利用できます。
4.初月が日割り計算になる
嬉しいことに、FUJI Wi-Fiでは登録した初月の月額料金は日割り計算されます。
初月が日割り計算にならない場合1か月分の料金を支払うことになるので、入会日をよく考える必要があるのですが、FUJI Wi-Fiではその心配は皆無です。
月末近くに申し込んでも料金は日割りのため、気にせず自分の都合の良い日に利用開始できます。
5.電波の届く範囲が広い
FUJI Wi-Fiの提供エリア はdocomo・au・SoftBankと同じです。
エリア内であっても、例えば地下や離島、山間部など一部電波の届きにくい場所はありますが、3大キャリア全てに対応しているとあって北は北海道、南は沖縄まで広く網羅されており、どこにいても全く繋がらないことはないと言って良いでしょう。
実際、田舎でもかなりの速度が確認できたと言うクチコミも見つかっているため、普段通り生活していればほぼ問題ありません。
FUJI Wi-Fiのデメリット・弱み
FUJI Wi-Fiのデメリット・弱みは以下の5つです。
- 端末の当日発送ができない
- 通信容量を使い切ると一時的に低速になる
- atone 翌月払いでは不足分容量のチャージや海外利用が不可能
- 余った容量は繰り越されない
- 5Gの利用ができない
それでは、各デメリットについて詳しく解説していきます。
1.端末の当日発送ができない
FUJI Wi-Fiは強みとして、端末の配送が最短翌日であることを挙げています。
これでも充分早いので全く問題はないのですが、他社では12時までに申し込めば当日中に配送してもらえる所もあり、流石にそれらには負けてしまいます。
ただ、遅いと言ってもたった1日の差なので、待ちきれないというほどでもないでしょう。
配送日は短くできませんが、配送時間は具体的に指定でき(午前中、12時~14時までなど)、時間選びは比較的自由です。
家にいることの多い時間帯を選択し、少しでもスムーズに受け取れるよう心がけてください。
2.通信容量を使い切ると一時的に低速になる
FUJI Wi-Fiでは契約中の月間容量を超えてしまった場合、低速での通信に切り替わります。
下りで最大128kbpsなので、速度制限がかかった時のごく一般的な数値です。
LINEの送受信などの基本操作はまあまあ行えますが、明らかに速度が「落ちた」と感じられるほどの差は出てしまいます。
毎月1日の0時にリセットされるまでは低速で耐えるしかありませんので、一度に大量の通信をするなど派手な使い方は避けましょう。
3. atone 翌月払いでは不足分容量のチャージや海外利用が不可能
FUJI Wi-Fiは2種類の支払方法を導入しています。
クレジットカードと、atone(アトネ)翌月払いです。
atoneはネットショップで買い物した際に後払い決済ができるサービスで、NPポイントと呼ばれる独自のポイントを貯めることもできます。
FUJI Wi-Fiでは、月額の利用料金を翌月にコンビニか口座振替にて支払うことになり、NPポイントを集めている方には向いている支払方法です。
ただ、このatone翌月払いでは、容量が不足した際のチャージと海外プランの利用ができません。
現在準備中とのことなので、近い将来atone翌月払いでも全サービスに対応できるでしょうが、今の段階ではチャージと海外渡航の時はクレジットカード払いに変更する必要があります。
4.余った容量は繰り越されない
細かく容量を選べるFUJI Wi-Fiですが、残念ながら月内に使い切れなかった容量を翌月に繰り越すことはできません。
データ容量の繰り越しサービス自体どこでも当たり前に行っているわけではないため、決してFUJI Wi-Fiだけのデメリットではありません。しかし、データ容量選択やチャージが自由な分、もう一声欲しいと思う方もいるかもしれません。
どうしても余った容量に未練が残ってしまう場合は最も少ない30GBのプランを契約し、不足すれば都度チャージするなど、細かい使い方を計画して乗り切ることもできるでしょう。
5.5Gの利用ができない
現在のFUJI Wi-Fiは全て4G対応の端末で、5Gは非対応です。
理論値では、5Gの最大通信速度は4Gの20倍にもなると言われており、今あちこちで一般化されつつあります。
超高速通信が自慢の5Gがないとあっては不安な方もいるかもしれませんが、4Gが利用できなくなる・使いものにならないと言ったことはないです。今後FUJI Wi-Fiでも導入の可能性はあるため、5Gでないからと言って端から登録を諦める必要はありません。
ただ、どうしても今すぐ5Gを利用したいという人は、既に5G導入済みの他社の契約を検討した方が賢明でしょう。
FUJI Wi-Fiの評判
良いクチコミ
とにかく安い!コスパ最強
モバイルwifiはこれまでいくつか試してきましたが、こちらが一番安くて使いやすかったです。プランが豊富にあり、自分に合った容量で契約できるので無駄な費用を削減できます。また、モバイルWi-Fiで心配なインターネット速度ですが、田舎の方で利用した時でも十分な速度が出ていました。これだけ安くて通信速度も速いので十分満足です!
FUJI Wifiの口コミ・評判 | みん評
申し込みから利用開始までの手順もスムーズで、クレジットカードさえ用意しておけばすぐに利用を始められます。短期間での契約もできるので、必要な時だけレンタルするといったこともでき、とても便利です。
スマホの通信量節約になりました
南に2部屋、北に1部屋の3LDKで、南側の部屋にルーターを設置しました。
FUJI Wifiの口コミ・評判 | みん評
ルーターはコンセントに挿しておくだけですぐにWi-Fiを使用することができ、電波も家の中であればどこでも拾ってくれたので良かったです。
試しに海外ドラマを1話見てみたのですが、特に途中で回線が遅くなることもなく問題なく見ることができました。
ルーターの画面に残りの通信量が表示されるので、あとどれくらいインターネットを使うことができるのか分かりやすかったです。
光回線に比べれば当然質は落ちますが、ルータを持ち運びできるのでスマホで通信量をガバガバ使うなら便利だと思いました。
3大キャリアの回線に対応していることで、基本的には田舎や旅先でもしっかり速度が出るため、その使いやすさが絶賛されています。
今はどの端末も4G対応ですが、今後5Gに代替わりすることがあれば、速度面でますます頼られることになるでしょう。
悪いクチコミ
時々、低速に悩んだ・速度制限が入ったというクチコミは上がります。
通常、何をするにも問題のない速度が確認できるFUJI Wi-Fiですが、電波の入りにくい場所(離島や地下など)はどうしてもあります。
他にも繋がりにくい理由として、同時に何台も接続している・電子レンジやテレビなど干渉しやすいものが付近にあるなどが挙げられるので、電波の不安定を感じたらまず、これらの環境を見直してみてください。
また、一度に大量のデータを通信したり、月間の使用容量を超えたりした場合は速度が128kbpsになってしまいます。
大容量プランを契約していても、行き過ぎた通信量にならないように心がけましょう。
FUJI Wi-Fiはこんな人におすすめ
海外出張や旅行が多めな人
FUJI Wi-Fiは海外用のプランが設けられていて、同じ端末をそのまま海外で利用できるのが最大の売りです。
海外旅行が好きな方や急な海外出張がある方は、空港での手続きを省けるため、いざという時に便利です。
エリアや行き先によって利用金額は異なるので、具体的な料金は公式サイトの「海外データプランのご利用料金」をお調べください。
自由に容量を選びたい人
最近では元々100GBや無制限などの大容量プランひとつしか設けておらず、毎月等しく5,000円前後かかる会社も珍しくありません。
選択肢がない分シンプルで分かりやすいのは良いのですが、毎月然程使わない人にとっては容量の繰り越しがなければやはり勿体ないです。
FUJI Wi-Fiでは、310GB(※1日10GBまで)・30GB・50GB・100GBから幅広く選べるので、少ない容量で安く契約したい人にも安心して選んでいただくことができます。
余った容量の繰り越しはありませんが、最も少ない30GBでかつ年トクプランなら2,480円(税込)のため、かなりリーズナブルです。
FUJI Wi-Fiはこんな人には向いていない
1日に10GB以上使う可能性がある人
使い方次第では、10GBには結構あっという間に到達してしまいます。
例えば、高画質の動画視聴です。
YouTubeなどで高画質を利用した場合、約1時間で1GBになるため、休日や移動中もずっと動画を観る習慣が付いている人は気を付ける必要があります。
FUJI Wi-Fiにある4つのプランは、月間30GB・50GB・100GB、および310GB(※1日10GBまで)です。
ほぼ無制限に近いほど沢山使える月間310GBプランでも、1日10GBまでの制限を設けています。
使用量が1日10GBを超えるようだと一番容量が多い310GBプランでもオーバーしてしまうかもしれません。
足りない容量を都度チャージする仕組みなどはあるものの、頻繁に使うと速度制限の対象にもなりますし、まずはどのプランを選んでも1日10GB未満の使用に落ち着かせることをおすすめします。
その使い方がなかなか難しい場合は、元から無制限プランを設けている他社の方が、相性が良いかもしれません。
5Gにこだわりたい人
FUJI Wi-Fiで提供する端末は今のところ、全て4Gです。
5Gはまだ対応していません。
4Gでも充分な速度は確認できていますし、使用に何ら問題はありませんが、最大速度としては当然5Gの方が優秀な数値が出ます。
現在、様々な所で5Gが一般化されつつあるため、FUJI Wi-Fiでも今後4Gから5Gへ転換する可能性もありますが、どうしても5Gに慣れてしまっている人は、今はFUJI Wi-Fiにこだわらず、他社で5G搭載済みの所を探した方が早く使い始められます。
FUJI Wi-Fiの新規契約・乗り換え手順
STEP1:FUJI Wi-Fi公式サイトの「お申し込み」をタップします。
STEP2:好きなプラン・容量、付けたいオプションを選択します。
STEP3: STEP2で選択した内容時点での合計金額が表示されます。確認が済んだら次へ進んでください。
STEP4:お客様情報の入力画面に切り替わります。氏名、電話番号、住所など漏れなく記入しましょう。
STEP5:配送希望時間を選んでください。選択範囲は「指定なし」「午前中」、それ以降は12時~21時まで細かく指定できます。
STEP6:同画面にて、パスワードを設定します。
STEP7:パスワードまで設定し終えたら、契約内容の確認画面に移ります。今までの入力内容に間違いがないかどうか慎重に確認しましょう。
STEP8:確認後、支払方法の選択画面へ進みます。クレジットカードかatone翌月払い(コンビニ/口座振替)のどちらかから選んでください。
クレジットカードの場合は、カード情報の入力まで済ませましょう。
STEP9:全ての項目を入力し終えたら、申し込みを確定してください。
以上で手続きは完了です。
悩ましい質問や難しい工程も一切ないので、あっという間に済ませられます。
FUJI Wi-Fiに関するよくある質問
Q.同時に何台まで接続可能ですか?
A.一応、最大で10台までは可能です。ただ、処理スピードや端末への負担などから、おすすめは5台までとしています。
Q.海外に持って行きたいですが、容量プランはどうなっていますか?
A. 1日プラン(300MB)、7日プラン(1GB)、30日プラン(3GB)の3つに分かれています。
渡航日数と相談し、お決めください。
各プランに対する金額は、行き先によって異なります。
海外データプランについての詳細は、公式サイトに全て載っていますので、随時確認しましょう。
Q.解約したら、端末はどうすれば良いですか?
A.返却していただく必要があります。
解約手続き終了後、指定住所へ端末本体・個装箱・付属品(USBケーブルや取扱説明書)をお返しください。
また、返却期限は解約月の翌月14日までの必着です。
期日を過ぎたり端末の破損が見られたりした場合は、19,800円(税込)の損害金が発生することがあるので、扱いには充分気を付けてください。
まとめ
FUJI Wi-Fiは、メリットが沢山あり、立場や年齢を問わずおすすめできるサービスです。
メリットで述べたことを再度推すことにはなりますが、容量選びやチャージの自由度が高い点が素晴らしいです。
最近では、元々100GBや無制限などの大容量プランで、固定の月額料金を支払うサービスが多いです。FUJI Wi-Fiは30~310GBと幅広い中から自分の使用量と近いものを選択できます。
しかも、万が一少ない容量プランで足りなくなった際は2GBから都度チャージができるため、この点も大助かりです。
また、docomo・au・SoftBankの回線と広い通信エリアに対応していることや、登録月の料金は日割りにしてくれることなど、初めてポケット型Wi-Fiを使う方に嬉しいシステムが揃っていて、「初心者だからこそ契約してみよう!」、と思わせてくれます。
そして、一番の強みは海外利用に対応していることです。
行き先が決まり次第、海外版のデータプランを購入すれば、あとは現地で電源を入れるだけなので手順が簡単ですし、別途空港での手続きも一切必要ないのでとても楽です。
対象となる国もアジアからヨーロッパまで106か国と多いので、ほとんど網羅されていると言って良く、出張や旅行の強い味方になるでしょう。
これらのメリットの中の、どれかひとつでも希望通りという方はかなり多いのではないでしょうか。
月額料金も比較的優しく、あちこちで使い勝手の良さが評判なので、気に入った方は是非初めてのポケット型Wi-Fi契約でFUJI Wi-Fiを選んでみてください。