南海放送のロゴマーク

雨時々くもり

21/19 80%

愛媛の情報&番組をカテゴライズ

Press

プレスリリース

2022年日本民間放送連盟賞 4部門で南海放送が全国優秀を受賞!!

2022年日本民間放送連盟賞の全国審査がこのほど行われ、南海放送は「番組部門ラジオ報道」「番組部門テレビエンターテインメント」「技術部門」「特別表彰部門 放送と公共性」の4部門で優秀を受賞しました。

日本民間放送連盟賞は、質の高い番組がより多く制作・放送されることを促すとともに放送による社会貢献活動等のより一層の発展を図ることを目的としているもので、放送業界の中で最も権威の高いコンクールの一つです。表彰は11月8日(火)開催の民放大会で行われます。

受賞作品一覧(全4作品)

■番組部門「ラジオ報道」優秀
【受賞番組名】ドキュメント「加害者家族」
【放送日時】2022年5月30日(月)24時30分~25時07分

■番組部門「テレビエンターテインメント」優秀
【受賞番組名】「ハイスクールは水族館? ~第3土曜日のしあわせ」
【放送日時】2022年5月28日(土)10時30分~11時24分
この番組は「優秀のうち最優秀に次ぐ番組」として、グランプリ・準グランプリの審査に進みます

■技術部門優秀
【受賞事績】「IP方式ラジオAPSの開発」
放送業界で初めてとなるIP ラジオマスターの開発です

■特別表彰部門「放送と公共性」優秀
【受賞事績】「"ハイク"はみんなのもの?俳人・夏井いつきと歩いた25年」

=====================================

2022年日本民間放送連盟賞 番組部門中央審査 ラジオ報道番組で南海放送が「優秀」受賞

南海放送が制作した『ドキュメント「加害者家族」』が、2022年日本民間放送連盟賞中央審査会で番組部門ラジオ報道「優秀」を受賞しました。この番組は、夫が事件で逮捕されたことで社会から分断されていった家族などを取材した報道番組で、事件の記事がネットで拡散され、自殺する人もいるという加害者家族にどう向き合うべきかを問題提起しています。

審査員からは「罪なき加害者家族が背負うもの、向き合わなければならない現実に迫るとともに、加害者報道のあり方を提起する。事件を伝える立場の放送局として、加害者家族の問題に正面から向き合う姿勢を評価するとともに、実名報道の課題を提起した意義は大きい。」「加害者家族へのインタビューは貴重で、社会から分断され、追い詰められていく状況が浮かび上がる。」など高い評価を受けました。

【受賞番組名】 ドキュメント「加害者家族」

【放送日時】 2022年5月30日(月)24時30分~25時07分

【スタッフ】
 企画・統括:木原 悟
 ディレクター・企画・取材:植田 竜一
 編集:古茂田 圭
 ナレーション:松岡 宏忠

【番組概要】
夫が特殊詐欺事件で逮捕された。夫の逮捕を境に、周囲から冷たい目が向けられるようになり、娘に対するいじめも始まっていた。そして社会からの分断...。罪なき加害者家族が背負うものは、取材した記者の想像を超えていた。毎日消費されていく実名報道のニュース。
加害者家族という存在への社会の関心は薄い。加害者家族は徐々に社会から追い詰められていく。かけがえのない夫をこの先も支えていくことができるのか。
多くの加害者が、家族や親戚から縁を切られているのが実態。"繋がり"が切れた時、加害者を待ち受ける末路はあまりにも切ない。加害者家族に思いを巡らせたドキュメント。

=====================================

2022年日本民間放送連盟賞 番組部門中央審査 テレビエンターテインメント番組で南海放送が「優秀」受賞

南海放送が制作したテレビ番組『ハイスクールは水族館!!~第3土曜日のしあわせ~』が2022年日本民間放送連盟賞の番組部門中央審査会でテレビエンターテインメント「優秀」を受賞しました。

南海放送では、県立長浜高校水族館部の活動を長年に渡って取材。月に一度の一般公開に向けて多くの困難に立ち向かい、懸命に活動する部員たちの奮闘をドキュメンタリー番組として今年5月28日(土)に放送しました。審査では「水族館が地域にとって欠かせない様子が伝わる。長期にわたる取材の中でさまざまな課題に取り組む生徒たちの姿に感銘を受ける心温まる番組」と高い評価を受けました。またこの番組は「優秀のうち最優秀に次ぐ番組」として、グランプリ・準グランプリの審査に進みます。

【受賞番組名】ハイスクールは水族館!! ~第3土曜日のしあわせ~

【放送日時】 2022年5月28日(土)10:30~11:24

【スタッフ】
 プロデューサー:寺尾隆
 ディレクター:荻山雄一
 撮影:山本貴洋
 ナレーター:武田雛歩

【番組概要】
小さな町にはかつて、町営の水族館がありました。できたのは今から87年も前、四国で初めての水族館です。その町営水族館が閉館したあと、町の人々が復活を願って始まったのが「長高水族館」。校舎の中にある水族館です。愛媛県立長浜高校。全国で唯一の水族館部があり、2000匹の魚たちが学校の中で泳いでいます。毎月第3土曜日に一般公開。その人気イベントが「トミーのハマチショー」です。ハマチトレーナーと呼ばれる高校生がハマチを調教し、世界初!?のハマチショーを生み出しました。ショーを見るお客さんはみんな笑顔。ここに流れているのは〝しあわせ"な時間。
南海放送では、この長高水族館の様子を一般公開がスタートした1999年から記録しています。中でも「ハマチショー」の生みの親"トミー"入学からの濃密な6年間を番組にしました。水族館部員たちは思いを受け継ぎ、危機を乗り越え、懸命に日々を生きています。魚たちと一緒に。

=====================================

2022年日本民間放送連盟賞 技術部門 南海放送が「優秀」受賞

南海放送の開発事績「IP 方式ラジオAPS の開発」が、2022年日本民間放送連盟賞技術部門において「優秀」を受賞しました。技術部門は、放送技術に関する開発・改良等によって民放事業に貢献し、その発展に寄与したと認められる事績が対象となります。

この開発事績は、IP信号であるオーディオネットワーク「Dante」の将来性や拡張性に着目し、ラジオ番組やCMの音声をIP信号のまま切り替えるAPS(自動番組制御装置)を開発するとともに、国内初のIPラジオマスターを構築したことが評価されました。開発したAPS装置は従来のような専用のハードウェアは必要とせず、市販機器を採用し、制御ソフトウェアの開発との組み合わせによって構築されたIP方式のラジオAPSです。

これにより、ソフトウェア制御と市販機器を組み合わせたラジオマスターの将来像を示すことができ、設備費用の低廉化とラジオ送出技術の高度化に貢献しました。

本装置は(株)モアソンジャパンと共同で設計と開発を行っており、今後製品化も予定しています。

【事績名】「IP方式ラジオAPSの開発」

【担当】
 吉川 大貴(ビジネス戦略局 コンテンツビジネスセンター)
 鴨頭 宏臣(技術局 技術センター)
 城下 雄大(技術局 技術戦略部)
 乗松 義弘(技術局)

=====================================

2022年日本民間放送連盟賞 特別表彰部門 放送と公共性で南海放送が「優秀」受賞

南海放送が俳人・夏井いつきさんと共に取り組んできた俳句の種まき運動『"ハイク"はみんなのもの~俳人・夏井いつきと歩いた25年~』が、2022年日本民間放送連盟賞特別表彰部門「放送と公共性」で優秀を受賞しました。

【受賞事績】
南海放送では1997年、当時若手俳人だった夏井いつきさんを夕方ローカルニュース番組の企画コーナー「夏井いつきのぶらっと季語の旅」に起用し、7年間で計249回にわたり放送しました。2001年には、夏井さんをパーソナリティにラジオ番組『夏井いつきの一句一遊』をスタートさせます。夏井さんの歯に衣着せぬ批評と、初心者の句を紹介するという手法で年々投句を増やし、21年目を迎えた今も多くの句が番組に寄せられています。また「俳句甲子園」などを題材にテレビの全国放送にも積極的に取り組み、俳句文化の若者への普及を図るなど俳句の種まき運動に努めてきました。審査では、「地元に根差しながら現代の俳句文化を展開させた。投句という放送との関わりがリスナーの生活に与える影響力の大きさ、継続することで化学反応が起きるという信念を結実させた」と高く評価されました。
特別表彰部門「放送と公共性」は、単に営利目的ではなく、放送の公共性を強く意識し、「放送の社会に対する貢献」において顕著な成果をあげた事績を顕彰するものです。放送と公共性部門の入賞は昨年の『故郷と生きる。南海放送36 本のラジオドラマが伝えてきたもの』以来、5回目となります。

【受賞名】『"ハイク"はみんなのもの~俳人・夏井いつきと歩いた25年~』

【事績概要】
ラジオ番組 『夏井いつきの一句一遊』(毎週月~金、午前10時~10時10分放送)2001年7月スタート。2022年7月から22年目に突入した。テレビ番組 ニュース企画「夏井いつきのぶらっと季語の旅」1997年~2004年、249回放送。「俳句甲子園」を題材とした全国放送を5回放送(ズームイン?朝!、NNN ドキュメントなど)