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江戸時代から親しまれてきた「二之丸薪能」松山城で470人が幽玄の世界を堪能

昨夜、松山城で「二之丸薪能」が開催され、観客は幻想的な能の世界を楽しみました。 松山城の二之丸史跡庭園がかがり火の明かりで照らされます。 「二之丸薪能」は、江戸時代から親しまれてきた松山の伝統芸能の魅力を知ってもらおうと松山市文化協会が主催していて、今年で31回目となります。 薪の明かりで浮かび上がる幻想的な雰囲気のなかで演じられたのは、宝生流の能「竹生島」。物語は、醍醐天皇につかえる臣下が、琵琶湖の北に浮かぶ竹生島にある弁財天の社にお参りするために湖畔を訪れるところから始まります。 松山城の石垣を背にした会場には笛や鼓の音色が響き渡り、訪れたおよそ470人の観客らは幽玄の世界を堪能していました。

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